保育士

保育士とは?

                     
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保育士とは?

子どもと関わる資格と言われて一番に思い浮かべるのは保育士という人も多いですね。

保育士はその名前の通り子どもの保育の専門家として幅広く活躍することができる名実ともに保育のプロです。

今回は保育士に興味のある方に向けて、保育士の仕事や保育士になるための方法などを解説していきます。

保育士とは?

保育士とは児童福祉施設において幅広く子どもの保育に携わることができる児童の専門家です
保育士と言うと保育園のイメージが強く、乳児から小学校未就学児のみを対象とするイメージが強いかもしれませんが、実際は保育園以外にも様々な児童施設で働くことができます。
例えば小学生を対象とする学童保育や児童養護施設、さらに障がいを持つ児童を対象とした放課後等デイサービス等、保育士は児童に関わる施設ならば幅広く活躍することができるため、子どもと関わる仕事をしたいならば保育士を取得すれば間違いないと言えます。

保育士の仕事

保育士の仕事は勤務する施設により異なりますが、共通して以下のような業務を行います。

子どもの身の回りのお世話

子どもを預かっている間、子どもの身の回りのお世話をすることはもちろん、集団生活の中で様々な生活習慣やコミュニケーションを身につけさせて自立した行動ができるようになるためのサポートをします
また、子どもたちはまだまだ危機管理能力も低く、保育の最中は転倒や子ども同士のケンカ、遊具での接触などにより様々な危険が伴います
そのため子どもたちの身の回りに危険がないかを常に意識する危機管理や具合の悪そうな子どもがいないかの体調管理も保育士の重要な役割です。

保護者対応

保護者は施設に預けている間の子どもの姿を知ることができません。
「保育園ではどんなことをしていたのか」「他の子と仲良くできていたか」など家にいる時よりよほど心配に感じる保護者も多いため、保育の様子をなるべく分かりやすく伝えてあげることで保護者も安心して預けることができます。
また、伝えにくいことかもしれませんが子どもがケガをした時はケガの様子やその時の状況を伝える必要があります。
この報告をおざなりにしてしまい、子どもが家でお風呂に入った時に服の下にあざがあるのを見つけて、保護者から虐待を疑われたなんてケースもあります。
このようなことが起きないために、保護者への報告は分かりやすく正確に伝えてあげましょう。

関係機関との連携

保育園から小学校に上がる時や、地域の相談機関を活用している場合など、子どもの保育を行う上で一か所では完結しない状況が多くあります。
そのような場合は、スムーズな保育を行うために各関係機関との連携や情報共有が大切になります。
そのためカンファレスや会議などの場を設けて担当者同士の会議を行うことがあります。
このような関係機関との連携も保育を行う上では重要な業務の1つです。
また、日誌などにより日々の記録を残しておくと情報共有もしやすくなるため記録も大切に取るようにしましょう。

活動の準備

各施設では季節ごとに様々なイベントを実施しています。
子どもたちと一緒に活動中に準備することもありますが、できる準備にも限界があるため児童が帰った後や手の空いている時間を使って準備することも多いです。
活動の準備には飾りの準備や衣装の仕立てなど手先を使う準備も多いため、手先の器用さは強い武器になります。

事務作業

保育業務を行うためには、活動の目安を立てる日案や月案、業務日誌の作成、各種報告書や施設によっては経理などを任されることもあるなど様々な事務作業が伴います。
施設によって保育士が担う事務の範囲は様々ですが、基本的にはこれらの事務作業を行うために一定のPCスキルが求められることも多いです。

保育士の一日(保育園)

保育園の場合、家庭の事情により早ければ7時前後、遅くは20時過ぎまで子どもを預かることもあります。
そのため、保育士も早番・中番・遅番と分かれて出勤することで対応するのが一般的です。

7時 出勤 業務・引き継ぎ事項の確認、受け入れの準備をします
7:30 子どもの受け入れ 登園してくる児童の体調チェックや荷物の管理、保護者対応をします。
9:30 はじまりの会 朝の会など呼び方は様々ですが、子どもたちにとって一日のメリハリをつけるために大切なのがはじまりの会です。
10:00 クラス別保育 各年クラスに分かれた保育を行います。
保育園では0歳児からはじまり様々な年齢の子どもが過ごしているため、各クラスの目的に沿った保育を行いましょう。
11:00 昼食準備 各クラスに給食が配られるため、配膳のための準備を行います。
11:30 昼食 子どもたちの様子を見ながら一緒に給食を取ります。
13:00 お昼寝 年齢の高い子はお昼寝に代わって散歩などを行うこともあります。
また、お昼寝の時間を使って日誌を書いたり休憩を回す施設も多いです。
14:00 起床・自由時間 お昼寝から覚めた子どもを起こしてあげて、おやつに向けておむつ交換などを行います。
15:00 おやつ おやつの配膳や食べ終わった後の片づけを行います。
16:00 帰りの会 歌を歌ったり絵本の読み聞かせをしてから帰りの挨拶をします。
16:00 降園 保護者のお迎えが順次始まります。
子どものお迎えに来た保護者に対して今日の様子を伝えて、子どもたちのお見送りを行います。
保護者が仕事で迎えに来るのが難しい場合などは延長保育を行う場合もあるため、残っている児童を見ながら各教室の掃除や後片付けも手分けして初めていきます。
18:00 明日の準備 子どもたちが帰った後は掃除、明日の準備やイベントが近い場合はその準備、また会議などを行うこともあります。
19:00 退勤

 

保育士になるには

保育士は国家資格として定められるため、保育士になるためには保育士資格を得る必要があります。

保育士資格の取得方法は主に以下の二つの方法が存在します。

①保育士を養成する学校を卒業する

②保育士試験を合格する

 

保育士を養成する学校を卒業する

保育士を養成するための課程がある大学や短期大学、専門学校などで必要な課程を修了して卒業することで保育士資格を取得することができます。
実習や課題など大変なことも多く時間もかかりますが、卒業と同時に確実に保育士資格を取得できるメリットがあります。
また、最近では夜間や通信制の学校も増えているため、日中は仕事をしながら夜は学校に通って保育士の資格を得る方も増えているようです。

保育士試験を合格する

保育士試験を合格することで保育士資格を取得することができます。
以前までは年に1回で合格のハードルが高かったこともあり学校に通う人も多かったですが、数年前より年に2回と試験回数も増え、科目合格制のため一度合格した科目は3年間は免除されるという制度もあり、回数をかけて試験を合格して保育士の取得を目指すという人も増えて来ました。

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保育士が働く場所

保育士は児童福祉施設であれば幅広く活躍ができるため、保育園だけでなく様々な場所で施設で働くことができます。

保育園

乳児から小学校未就学児までが通所する施設で、保育士の勤務先では最も有名ですね。
保育園は公立と私立があり、どちらであっても仕事内容に差はありませんが、公立保育園で働く場合は公務員として働くことになるため公務員試験を合格する必要があります
しかし、公務員保育士であれば待遇や福利厚生もしっかりとしているため人気も高いですが近年は保育園の民営化も進んでいるため求人も少なくなって来ています。
私立の場合は運営母体が民間団体になるため保育園の規模や待遇は各運営団体により大幅に異なります。
保育園で働く保育士の退職理由は給与や休日などの待遇が理由となることが多く、入社して数か月で辞めてしまうなんてことも珍しくありません。
そのようなミスマッチが起きないため、きちんと下調べを行うようにしましょう。

学童保育

学童保育は小学校以上の児童が学校が終わった放課後に通ってくる施設です。
保育園とは違い対象児童が小学生になるのが特徴です。
そのため自立して活動できることも多いですが、身体も大きく力も強いためよりタフな体力が求められます。
学童保育の場合、子どもたちは学校が終わる13時以降から保育業務がスタートするため、午前中は事務作業や活動・おやつの準備に使うことが多く、ゆとりを持って準備することができる場合が多いため比較的事務作業のための残業や持ち帰り仕事は少なく済みます。

関連記事:学童保育の仕事内容

児童養護施設

児童養護施設では様々な事情を持つ幼児から18歳までの児童が生活しています。
他の施設とは違い、子どもたちは通所ではなく施設内で生活しているため、子どもたちの身の回りのサポートに加えて洗濯や食事の準備など一般的な家事に近いサポートも必要になります。
また、施設自体が家庭としての役割も担っており、年齢も幅広く様々な悩みを抱える児童も多いため、時には児童の相談に乗ってあげばがら児童が一般的な家庭環境と変わらず過ごせるようにサポートを行います。

放課後等デイサービス

放課後等デイサービスは、障がいを持つ小学生から高校生までの児童が放課後に通ってくる、まさに障がい児のための学童保育です。
学童保育のように大人数を一度に見ることは少ないですが、身体的な障がいから知的な障がいを持つ児童まで一人一人が様々な特性を持っているため、それぞれの児童の特性に合わせた支援を行うことが大切になってきます。
また、学童などとは違い基本的には学校から一人で施設まで来ることは難しいため、送迎業務を併せて行う場合が多く運転免許が必須となる場合も多いです。
障がいを持つ未就学児を対象とした児童発達支援事業で働く人も多いです。

幼稚園教諭との違いは?

保育士資格と幼稚園教諭の資格は対象とする児童の年齢が重なるため同一視されやすいですが、保育士資格は児童福祉法に定められる資格であり保育園等で働くことができるのに対し、幼稚園教諭は学校教育法に定められる資格で幼稚園で働くことができます
そのため保育士が幼稚園で働くことはできませんし、幼稚園教諭が保育園で働くこともできません。
しかし、最近では学校の課程でどちらの資格も取得できるコースを実施しているところも多いため、どちらの資格も取得している場合も多いです。

地域限定保育士とは

近年、保育士をめぐる問題として保育士不足がよく問題視されています。
そこで国は保育士を増やすための制度として地域限定保育士の資格が成立されました。
地域限定保育士とは、定められた地域ごとに地域限定保育士試験を実施し、その一定の地域でのみ保育士として活動できる新しい資格です。
地域限定保育士資格は、保育士試験と並行して受験できたり、取得後一定期間経過で一般の保育士資格が取得できたりとメリットも多いため受験を希望する人も増えています。
ただし、地域限定保育士試験を実施するかは各地域ごとに異なるため限られた場所と期間でしか受験できないというハードルも存在します。

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