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中卒・高卒でも保育士の資格を取る方法とは?

                     
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中卒・高卒でも保育士の資格を取る方法とは?

将来手に職をつけたい。昔から子どもに関わる仕事に興味があるなど保育士に興味を持つ理由は様々です。
しかし自分は中卒だから、自分は高卒だからと学歴を理由に最初から諦めてはいませんか。

この記事では「中卒・高卒の場合でも保育士になれるのか」について解説していきます。

中卒・高卒でも保育士の資格は取得できる?

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まず大前提として保育士の資格を取得するには主に以下の二つの方法があります。

①保育士の養成課程がある学校を卒業する

②保育士試験を合格する

 

①の学校を卒業して取得する方法では、国が指定する大学・短大・専門学校を卒業する必要があるため、現在既に社会人として働いている場合などは今から学校に通うというのは中々難しい条件のため、どうしても保育士試験を受験する方法に限られていきます。

しかし、保育士試験を受験するのにも、大学、短大などを卒業して一定の学歴を有していることが必要です。
なんだ結局学歴がなければ保育士にはなれないんだ、と諦めてしまうのは早いです!実は学歴以外にも受験資格を絵つことができます。

それは、児童福祉施設にて定められた実務経験を積む方法です。

 

中卒・高卒の場合は実務経験を積めば保育士試験を受験することができる

試験

学歴を持っていない場合でも児童福祉施設で一定の実務経験を積むことで保育士試験を受験できるようになります
中卒か高卒かによって必要な実務経験は以下のように変わって来ます。

高等学校卒業後、児童福祉施設にて2年以上かつ2880時間以上の実務経験を有すること
中学校卒業後、児童福祉施設にて5年以上かつ7200時間以上の実務経験を有すること

この実務経験の期間を、職員として働くことで保育士試験を受験することができるようになります。

ポイント

働くと言っても保育園での事務員など児童と関係のない職種では実務経験と満たされません。
児童等の保護又は援護をする業務に従事している必要があります。

高卒認定があれば高卒と同じ実務経験で保育士試験を受験が可能!

上記の実務経験で述べた通り、高卒ならば2年間で済む実務経験も中卒の場合は5年間の実務経験が必要と実務要件のハードルが異常に高くなってしまいます。

中学校卒業が最終学歴の場合、これから5年以上の実務経験を積むというのは中々大変な要件ですよね。

もし、どうしても5年の実務経験が長いと感じる場合は、高等学校卒業程度認定試験を受験するという方法もあります。

仮に中学卒業が最終学歴だったとしても高卒認定を合格することで高校卒業として扱われるため、実務経験は高卒と同じ2年間まで短縮されます。

高卒認定試験は、実は意外と簡単な試験としても知られています。

中卒で3年間実務経験を多く積むくらいならば、高卒認定試験に挑戦してみたほうが圧倒的に早いくらいです。

高卒認定試験については「高卒認定試験は簡単すぎ?」の記事も参考にしてください。

 

実務経験の児童福祉施設の具体例

では児童福祉施設とは具体的にはどのような施設なのでしょうか。

保育士養成協議会が例示している施設は以下のようになります。

児童福祉法7条に基づく児童福祉施設

・保育所(利用定員20名以上)
・ 保育所型認定こども園
・ 幼保連携型認定こども園
・ 児童厚生施設(児童館)
・ 児童養護施設
・ 助産施設
・ 乳児院
・ 母子生活支援施設
・ 障害児入所施設
・ 児童発達支援センター
・ 児童心理治療施設
・ 児童自立支援施設
・ 児童家庭支援センター

 

上記の施設以外でも下記の施設で経験を積み、知事の認可を受ければ受験資格を得ることができます。

 ・認可外保育施設
(認証保育園、認定保育園 等を含む)
・ 小規模保育事業(小規模認可保育所 等)
・ 幼稚園型認定こども園
・ 地域裁量型認定こども園
・ 幼稚園(特別支援学校幼稚部を含む)
・ 家庭的保育事業(保育ママ 等)
・ 居宅訪問型保育事業
・ 事業所内保育事業
・ 放課後児童健全育成事業
(学童クラブ・放課後児童クラブ・学童保育 等)
・ 一時預かり事業
・ 障害児通所支援事業(保育所訪問支援事業を除く)
・ 一時保護施設・ 放課後等デイサービス(児童デイサービス)
・ 院内保育
・ 企業主導型保育事業 等

このような施設があげられます。
ただし、上記の例はあくまで一例にすぎません
リストの中にある施設で働いていたとしても、実は該当する施設ではなかったということもあります。
以前、学童保育で2年間働いた経験で保育士試験を受験しようとしたところ、その学童保育は条例で定められた特殊な施設のため、やっていることは学童保育と変わらないけど正式な学童ではないため実務経験としてカウントされず、また1から経験を積み直しになったという話を聞いたことがあります。

このようなことがないように、自分の働いている施設が保育士試験の実務経験に該当するのかを経験年数を満たす前でも必ず各自治体の保育主管課に一度確認をするようにしましょう。

実務経験を積むためにおススメの施設は?

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将来的に保育士を取って働きたい施設があるのならばその施設での求人を探してみるのが良いでしょう。

 

まだ漠然としたイメージだけれど、将来的には子どもと関わる仕事がしたい。

そのために保育士を目指したいと考えている方には『放課後等デイサービス』をオススメ致します。

放課後等デイサービスは障がい児の学童保育ともいわれる施設であまり馴染みのない方も多いと思います。

放課後等デイサービスがオススメのポイントは以下の2点です。

放課後等デイサービスがオススメの理由

  • 他の資格の実務経験も積める
  • 求人数が多く、無資格であっても可であることも多い

他の資格の実務経験も積める

福祉・介護の業界では実務経験を積むことで取得できる資格というのがとても多いです
しかし、資格に対応する業種でなければ実務経験とみなされないため、取得したいと考える施設で経験を積むという方法が一般的です。

しかし、業種のなかには複数の資格の実務経験の要件に該当する場合もあります
オススメにあげた放課後等デイサービスでは仕事の内容次第では保育士の実務経験となることはもちろん、福祉系三大国家資格と呼ばれる社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の受験資格を得るための実務経験になる可能性もあるのです。

例えば、社会福祉士は保育園でいくら仕事をしても保育士の受験資格は得ることができても社会福祉士の受験資格を満たすことはできません。

そのため保育士を取った後に社会福祉士に興味を持ったとしても、また新たに社会福祉士の実務経験を積み直さなければなりません。
このように放課後等デイサービスの実務経験は将来的なキャリアアップにも繋げることができます。

また、放課後等デイサービスで経験をしていけば自動的に児童指導員という資格も取得することもできるのもメリットの一つです。

無資格可の求人数が多い

最近注目を集めている放課後等デイサービスは現在数も増えて来ているため、求人が多いというのも魅力的です。

現在は無資格だったとしても無資格可の求人も多く出ているため、1から経験を積みたい場合はぜひ転職サイトなどを一度見てみましょう。

独学でも合格可能!保育士試験の効率の良い勉強方法は?

実務経験を満たしたとしても、肝心の保育士試験に合格しなければ保育士資格は取得できません。

保育士資格を最短で取得したいのならば、実務経験をクリアできる日を調べて、一番近い試験に挑戦できるように早めに勉強を始めておくのが一番です。

保育士試験は独学でも十分合格が可能な試験ですが、試験内容を正しく理解して効率的に学習する必要があります。

独学で合格するコツは「保育士資格を独学で合格する方法」の記事でも詳しく解説しているため参考にしてください。

保育士資格を独学で合格できるおすすめのテキスト

保育士試験を独学で挑戦する場合に最も重要となると言っても過言ではないテキスト選び。

保育士資格は人気の資格で受験者数も多いこともあり、多くの出版社が保育士試験のテキストを出版しています。

そのため初心者の場合はどのテキストを選べばいいかわからないという方も多いですね。

そこで当サイトでは独学で保育士試験に挑戦する方向けのテキストとして以下の3冊をおすすめしています。

テキスト名 ユーキャンの保育士速習テキスト いちばんわかりやすい
保育士合格テキスト
桜子先生の保育士必修テキスト
テキストの表紙 ユーキャン 保育士 テキスト 保育士合格テキスト 保育士必修テキスト
料金 2,090円 1,980円 2,200円
テキストの販売形式 上下巻 上下巻 上下巻

どのテキストも初心者でもわかりやすく、かつ試験への対応力も高いテキストなのでおすすめです。

これらのテキストの詳細は「保育士試験におすすめのテキストは?」でも紹介しており、記事内の商品ページからは試し読みもできるテキストもあるため参考にしてください。

保育士試験に強い通信講座は?

独学が不安という方は、保育士試験の通信講座を利用する手もあります。

独学と違って受講料がかかるデメリットはありますが、テキストに悩む必要もなく、効率の良い学習をすることもできるため一発合格を目指すならば通信講座を利用するのもおすすめです。

保育士講座は各社が開講しており、料金から講座の特徴まで様々のため、
ぜひ各社の評判や特徴、受講料を比較して自分に合った講座を探してみましょう。

会社名 料金 各講座の評判 公式ホームページ
ユーキャン 59,000円 ユーキャンの評判を見る ユーキャン
キャリカレ 31,900円 キャリカレの評判を見る キャリカレ
たのまな 46,000円〜 たのまなの評判を見る たのまな
フォーサイト 26,800円 フォーサイトの評判を見る フォーサイト

 

保育士だけではない!中卒・高卒でも取れるおすすめの福祉系の資格

さて、ここまでは中卒・高卒でも保育士になれる方法をご紹介してきました。

しかし、実は中卒・高卒でも取れる福祉系の資格は保育士以外にもたくさんあります。

そこで参考までに、中卒・高卒でも取ることができる福祉系の資格をご紹介していきます。

中卒・高卒でもなれる資格① 社会福祉士

福祉や医療に関する機関にて、日常生活を営むことに問題を持つ方への相談援助を行う「社会福祉士」。

社会福祉士と言えば、福祉系資格でも最難関資格と呼ばれる資格で、受験資格や試験の難易度から言っても保育士よりも難関資格と呼ばれる資格です。

しかし、だからこそ取得すれば、活躍の場も医療・児童福祉・高齢者福祉・障害福祉など、可能性をとても広げることができます

 

社会福祉士は保育士と同様に、受験資格を取得して社会福祉士試験を合格することで取得することができます

受験資格の取得方法は①学歴により取得する方法と、②実務経験により取得する方法があります。

受験資格をまとめると以下の図のようになります、

社会福祉士 受験資格
出典:社会福祉振興・試験センター

実務経験により受験資格を得たい場合は第11号に該当する、相談援助実務を4年間経験する方法を取る必要があります。

どのような業務が実務経験になるのかは社会福祉振興・試験センターの実務経験の範囲(外部リンク)を参考にしてください。

中卒・高卒でもなれる資格② 精神保健福祉士

社会福祉士と並んで福祉系三大国家資格の1つと呼ばれる精神保健福祉士。

精神的な障がいを持つ方が社会復帰できるように相談・サポートを行う資格です。

ストレス社会と呼ばれる現代において、需要も高まっており、活躍の場も病院や学校と広く活躍することができます。

 

受験資格は、社会福祉士と同じ社会福祉振興・試験センターが管轄であるため社会福祉士とよく似ており、以下の図のようになっています。

精神保健福祉士 受験資格
出典:社会福祉振興・試験センター

社会福祉士と同じく実務経験は4年と、大変ですが、仕事を経験しながら将来のキャリアアップとして目指してみるのもいいですね。

まとめ

中卒や高卒で保育士を取得する方法をまとめると以下のようになります。

  • 保育士は中卒・高卒あっても要件を満たせば取得は可能
  • 保育士試験を受験するためには実務経験が必要となるため、注意が必要

現在は保育士の数も足りなく、取得すれば転職などにも非常に強い資格です。

興味のある方はぜひ取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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