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JKC公認トリマーのC級とB級などの違いは?

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JKC公認トリマーのC級とB級などの違いは?

・JKCのトリマーの資格を取りたいけどどうやって取ったらいいの?
・C級やB級とか色々あるけど、どれから取ったらいいか分からない

この記事ではこんなお悩みを解決いたします。

この記事で分かること

  • JKC公認トリマーの特徴や各級位ごとの特徴
  • JKC公認トリマーを取る方法

 

JKC公認トリマーとは?

一般社団法人ジャパンケンネルカレッジ(JKC)」は国際的愛犬団体であり、ペットなどに関するイベントや各種公認資格の認定を行っている団体です。

とくに今回ご紹介するJKC公認トリマーの資格は歴史も長く、トリミングに関する資格の中でも群を抜いて知名度が高いため、すでに活躍しているトリマーの方でも取得しているトリマーの方も多いですね。

取得をするためには、以下でも詳しく解説しますが、養成機関に入るか、独学で試験に合格できるスキルを身に付ける必要があるため取得の難易度も高く、資格の信用も高いため求人ではJKCの公認トリマーを応募条件としているものも多いですね。

ポイント

トリマーは国家資格が定められないため、とくに資格がなくても誰でもなることができる仕事です。
しかし、実際の現場では知識がなくいきなり始めるというのは中々むずかしいため、今までの経験やこのように信用のある団体が認定しているトリマーの資格が採用の際の大きな材料になることもあります。

JKC公認トリマーのC級やB級などの違いは?

JKC公認トリマーは「C級」「B級」「A級」「教士」「師範」とランク付けされています。

 

公表されている登録者数は以下の通りです。

・過去3年間のJKC公認トリマーの登録者数

年度 C級 B級 A級 教師 師範 合計
2017年 5,655人 8,104人 1,774人 97 13 15,643人
2018年 5,829人 7,992人 1,792人 97 13 15,723人
2019年 5,730人 7,857人 1,794人 96 13 15,490人

 

上記での表でも分かるように最も登録者数が多い「B級」が8,000人近い登録者数がいる一方で、最も難しい師範の資格登録者数は13人とランクごとの難易度の壁は非常に高いです。

基本的にはJKCの公認トリマーは最も低いC級を取得して順番に昇格していく仕組みのため、まずはC級の取得を目指す形になります。

JKCの公認トリマーの取得者を応募条件にしている求人が出ている場合も多いですが、B級以上の資格者を条件としていることも多いため、トリマーとして活躍していきたいのであれば、ぜひB級は目指してみましょう。

JKC公認トリマーになるには?

JKC公認トリマーは基本的には一番下のC級を取得して、順番に上の級位に昇格していく仕組みになっているため、まずはC級の取得を目指すことになります。

ではJKC公認トリマーC級を取るにはどうすれば良いかと言うと、主に以下の2つの方法があります。

①JKC公認の養成機関に入る

②独学で勉強して試験に合格する

 

1つずつ解説していきます。

 

①JKC公認の養成機関に入る

JKC公認の養成機関(専門学校等)で所定の課程を修了して卒業試験に合格することで公認トリマーの資格を得ることができます。

楽な道のりではありませんが、以下の独学とは違い、専門的な講師と環境の下で技術を学べる点や、資格取得試験を受験する必要がなく、卒業と同時に取得できる点などメリットも多いです。

働きながら学校に通ってJKC公認トリマーを取ることはできる?

忙しい社会人やすでに家庭のある方にとっては養成機関である専門学校に通うというのは容易なことではないと思います。

ただ、やはり専門的な養成機関に通ってトリマーの勉強をしたいという方もいることでしょう。

そんな方は「夜間コース」や「土日コース」での通学を検討してみましょう。

最近では専門学校でも仕事終わりの夜間コースで通学する方や、土日の休日を利用して働きながら学校に通い、資格を取得するという人も多くいます。

これらのコースの場合、ほとんどが社会人の同じような境遇の方の場合もあるため、同じ夢を持つ仲間と人脈を増やすこともできます。

JKC公認トリマーを取れる学校の探し方

トリマーに関する学科がある学校ならばどこでもいいわけではなく、JKC公認の養成機関である必要があります。

養成機関探しはスタディサプリの利用をオススメします。

私自身、養成機関の比較ができるサイトを探していたところ、スタディサプリならばJKC公認トリマーの養成機関の一覧が一発で検索できるうえに、学校ごとの比較や各学校のパンフレットの一括請求などが手軽に行えるため、最も探しやすい方法でした。

 

②独学で勉強してJKC公認トリマー資格取得試験に合格する

養成機関の修了を経ない場合、JKCが年に1回開催する「JKC公認トリマー資格取得試験」を合格する必要があります。

受験資格として「年齢満18歳以上で、2年間以上のJKCの会員歴」が必要です。

試験内容は筆記試験と実技試験で構成されており、学科に関しては「最新ドッググルーミングマニュアル」で勉強し、実科に関しては実際にカットを行うためペット美容院等で実務に就きながら勉強している方も多いようです。

資格取得試験は、毎年、JKCの全国 14ブロックで行われます。この試験に合格すれば、C級トリマーとなります。

試験の概要は以下の通りです。

試験の種類 制限時間 合格点
筆記試験 50分 70点以上
実技試験 2時間 70点以上

 

試験に挑戦したいけれど育児や仕事で学校に通うのが難しいという方はこちらの独学での試験突破を目指す人も多いみたいですね。

学校に通うのは難しいが、家で学習できる通信講座などを利用したいという方は「たのまな」や「ケンネルカレッジ」などでトリマー講座を扱っているためこちらの講座を利用してみるのもいいですね。

ジャパンケンネルカレッジと提携をしている訳ではないため、受講してもJKC公認トリマーの資格を得ることはできませんが、他の団体の認定するトリマー資格を得ることもできます。

 

JKC公認トリマーで動物取扱責任者になることはできる?

JKC公認トリマーの資格取得を目指す人の中には開業や管理者となるために動物取扱責任者が必要となる方も多いと思います。

現在動物取扱責任者になるためには、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。

①獣医師免許を取得すること

愛玩動物看護師を取得すること(こちらは将来的に取得できる資格であり、現在はまだ取得ができないため、事実上不可能となっています)

③種別に係る半年以上の実務経験又は実務経験と同等の1年間以上の飼養経験、
かつ、種別に係る知識及び技術について 1 年間以上教育する学校等を卒業

④種別に係る半年以上の実務経験又は実務経験と同等の1年間以上の飼養経験、
かつ、公平性、専門性のある団体が行った試験により資格等を得ていること

①~③までは獣医師の取得や学校の卒業などハードルが高く要件を満たしにくいため、これから開業を目指す人は④の公平性、専門性のある団体が行った試験による資格を取得することで動物取扱責任者を目指すという場合が多いです。

しかし、残念ながらJKC公認トリマーを上記の資格として認定している自治体はほぼないようです。
(自治体によって認定資格の要件は常に変わってくるため、念のため動物取扱責任者として活躍したい自治体にお問い合わせください)

JKCが認定している資格のなかでは「公認訓練士」と「愛犬飼育管理士」が資格の要件として該当している自治体は多いようです。

とくに愛犬飼育管理士は取得も比較的簡単に取得できるため、、動物取扱責任者の資格を得たいのであれば、このような資格と組み合わせて取得する必要があります。

動物取扱責任者について詳しく知りたい方は動物取扱責任者とは?の記事も参考にしてください。

 

その他のトリマーの資格の種類は?

 

ここまでJKCが認定するトリマーの資格について解説してきましたが、トリマーに関する資格はJKC公認トリマー以外にも多くあります。

例えば以下のような資格なども人気が高いです。

JPLA公認トリマー 日本ペット技能検定協会
AAV認定サロントリマー 一般社団法人全国動物専門学校協会
SAE認定トリマー 一般社団法人全日本動物専門協会
JCSA公認トリマー 日本キャリア教育技能検定協会

 

この他にもまだまだ調べれば多くの種類があります。

またトリマー以外にもペットに関する資格として「ペットシッター」の資格や、最近話題に出ることも多い「ペット介護士」なんて資格もあります。

トリマーの資格と併せて取得することで自分だけのトリマーとしての持ち味を出せるようになるかもしれません。

様々な資格を比較してみて自分に相応しい資格を探すのもいいですね。

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