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保育士資格は「学校に行って取得する方法」と「保育士試験を合格して取得する方法」の二つの方法があります。
学校に行って取得する場合はカリキュラムをすべて修了することで卒業と同時に保育士資格を取得することができるため、誰でも取得できるメリットがあります。
しかし、学校に入って勉強するというのは、なかなかハードルが高く、現実的に難しいという方が多いです。
その場合は保育士試験を合格して取得する方法があります。
今回はこの保育士試験にフォーカスして独学でも合格できるコツについて解説していきます。
目次
保育士試験を知ってコツを掴もう
まず初めに保育士試験について簡単に解説していきます。
試験日程 | 4月(前期)・10月(後期) 全2回 |
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試験科目 | 筆記 |
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実技 |
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合格点 | 筆記 | 各科目6割以上 ※教育原理と社会的用語は各科目50点ずつの出題となります。 この二つの科目は二つで一つの科目として扱われ、どちらかが6割取れなければどちらも不合格となります。 |
実技 | 上記3科目の内から2科目を選び、選択した各科目を50点満点中30点で合格 |
保育士試験は年に2回実施され、毎回7万人前後が受験する人気試験です。
また、保育士試験の最大の特徴として「科目合格制」が導入されている点があります。
科目合格制とは、筆記試験の9科目の内で一度合格点まで達した科目については、試験で合格できなかったとしても、3年の間の保育士試験では合格点を取った科目について免除される制度です。
こう聞くと簡単な試験に聞こえる気もします。
しかし、一方で保育士試験の合格率は20%前後と低い水準を維持しており、決して簡単な試験とは言えない難易度です。
この20%という合格率や実技試験の存在から、受験すら諦めてしまう方も多くいます。
ですが、実は保育士試験は独学で十分合格が狙える試験でもあります。
まず、受験生の中には科目合格制に期待して、一発合格を狙っていない受験生も多く、受験生の数が増える割に合格率は上がらないという数字のトリックも含まれます。
そのため、20%と言う数字が試験の難易度を表しているわけではないことは理解しておきましょう。
それでも、筆記試験が9科目と聞くと圧倒されますが、保育士試験で問われる内容は基礎的な内容が多いのも特徴です。
独学の場合は「一人での勉強だと理解できない箇所があるかもしれない」という不安があるかもしれません。
ですが、独学であったとしてもそこまで理解に難しい内容が問われることはなく、テキストを読み込むことで十分合格点レベルまで理解できる内容です。
そして、保育士試験が難しいと言われるもう一つの理由に「実技試験」の存在があります。
今までこれらの実技に関わる機会がなかった方は抵抗を感じやすいですが、これらはそこまで高度な技術が求められる訳ではなく、一人前のレベルでピアノが弾けたり、展示できるレベルで絵がうまい必要はありません。
また、実技に限って言えば合格率は80%前後と、基礎的なものができているかが見られる試験です。
ただし、独学で合格は狙える=簡単に合格できるわけではないことは理解しておかなければなりません。
次に保育士試験に挑戦するためのコツを解説していきます。
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保育士試験の勉強のコツとは?
保育士資格の難易度を把握しよう
保育士試験の科目の中でも、比較的得点が取りやすい科目と、合格点を取るのが難しい科目というのが存在します。
そのため、全科目を平等に勉強するのではなく、勉強の配分も重要となってきます。
そこで、管理者が勉強してみての感想も込みですが、各科目の難易度を分類したので、目安としてご利用ください。
易しい | 子どもの保険、保育実習理論 |
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普通 | 保育原理、子どもの食と栄養、保育の心理学 |
少し難しい | 子ども家庭福祉、子どもの食と栄養 |
難しい | 社会福祉、教育原理、社会的養護 |
簡単な科目ほど、問われる内容が基礎的で、過去問をしっかりと勉強することで得点がしやすく、
難しい科目ほど問われる内容の幅が広く、細かい理解と暗記が必要な傾向にあります。
また、難しいに分類される教育原理と社会的養護はニコイチと呼ばれ、二つの科目で一つとされます。
そのため、両方の科目で6割を取らないと合格点とはみなされません。
ただでさえ難しい分野のこの二つの科目が合格できずに泣く受験生も多いため、しっかりとした対策が必要になります。
独学ならば一発合格を目指そう
保育士試験は科目合格制を導入しているため、一度の試験ですべてを合格する必要はありません。
そのため、3年かけて少しずつ合格すればいいと考える人が多くいますが、実はここが大きな落とし穴なのです。
なぜなら、3年間かけてずっと勉強し続けるというのは想像以上にモチベーションの維持が大変であり、挫折者がとても多いという特徴があります。
ある程度合格科目を取っているのに諦めてしまう人の多くは、時間が経つにつれて気持ちが薄れてしまい諦めてしまう場合が多いです。
保育士試験はまったく勉強せずに合格できるような試験ではありませんが、税理士試験のように一発合格が難しい試験でもありません。
問われる内容も基礎的なものばかりです。
保育士資格を取得したいという気持ちがあるならば、一発合格を目指す気持ちで取り組むことをオススメします。
参考書は自分に合ったものを選ぼう
保育士試験は全部で9科目と、試験範囲がとても広いことでも有名です。
また、他の科目同士関連している箇所も多くあるため、整理して覚えなければ内容がごっちゃになることは間違いありません。
そのため、テキストは「分かりやすく」「イメージしやすい」ものが理想です。
おすすめのテキストについては下記でもご紹介いたしますのでぜひ参考にしてください。
実技試験は試験のねらいをよく考えて練習しよう
保育士試験では筆記試験を合格した後に実技を試験管の前で披露する実技試験が実施されます。
一般的な試験では行わない実技試験に不安を感じるという方も多いですね。
実技試験と聞くとハードルが高く感じますが、この実技試験は合格率も高く、そこまで高度な技術は求められません。
たまに「ピアノを完璧に弾けるようになってやろう」「相手が驚くぐらい精細な絵を描いてやろう」と練習する人がいますが正直そこまでのレベルは求められません。
もちろん技術力が高いにこしたことはありませんが、実技試験の評価ポイントは技術よりも「子どもに接する能力」が重要視されているためです。
つまり「芸術的な能力」ではなく、「子どもたちが聴いていて、観ていて楽しいか」が評価されます。
例えば音楽表現で言えば、伴奏よりも「大きな声で楽しそうに歌う」方が評価される傾向にあります。
技術面の練習ももちろん大事ですが、この辺りもしっかりと意識して練習に取り組みましょう。
保育士資格を独学で勉強するためのおすすめのテキストは?
上記でも説明した通り、保育士試験の勉強で最も大事なのは「分かりやすく」「イメージしやすい」テキストを使用することです。
そのため初学者や独学者の場合は、なるべく癖が少なく、イラストや図形を豊富に使用していてパッと見て頭に入りやすいテキストが理想です。
このことを踏まえて当サイトでは以下の3つのテキストをおすすめさせて頂いております。
以下のリンクから飛べるAmazonなどのページならば試し読みなどもできるため、ぜひ参考にしてみてください。
【ユーキャン】 ユーキャンの保育士速習テキスト |
リンク
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特徴:フルカラー+豊富な図解で分かりやすさバツグン! 内容も良く分析されていてクオリティが高い |
こんな方におススメ:保育士試験初挑戦の方 図解やイラストが豊富なテキストが良い方 |
【成美堂出版】 いちばんわかりやすい保育士合格テキスト |
リンク
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特徴:内容の掘り下げも十分でシンプルなテキストのため読みやすい |
こんな方にオススメ:イラストが豊富なテキストより教科書のようなシンプルなテキストが良い方 |
リンク
特徴 桜子先生の丁寧な解説があるため知識がスムーズに頭に入れられる。
内容も要点がよくまとまっていて理解しやすい。
【TAC】 この1冊で合格!桜子先生の保育士必修テキスト |
リンク
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このテキストがおすすめの人 テキストを淡々と読み解くのではなく講義形式で学びたい方 |
上記の3冊ならばどれを選んでも非常に分かりやすく学習できるため、あとは試し読みなどをしてみて自分の好みで選んで構いません。
保育士試験を独学で合格できるおすすめテキスト3選の記事でさらに詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
保育士を独学で勉強するのにおすすめの過去問は?
テキストとあわせて必ず購入して頂きたのが過去問題集です。
インプットとアウトプットを繰り返すことで記憶が定着していくためテキストの効力を十分に発揮するには問題集は欠かせません。
保育士試験は過去問と同じ形式で出題される問題も多く、重要な過去問をマスターできれば、本試験でも十分対応することができるようになるでしょう。
過去問を選ぶコツは何よりも「使いやすさ」と「試験の分析力が高い」問題集です。
当サイトではこの基準を基に以下の2冊をおすすめしており、よほどの理由がなければこのどちらか一冊をとことんやりこめば十分本試験でも対応できます。
書籍名 | ユーキャンの保育士過去&予想問題集 | 保育士完全合格問題集2021 |
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表紙 | ![]() |
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特徴 | 鉄板とも言えるユーキャンの過去問題集。 大手ならではの分析力で重要な過去問と予想問題が豊富に出題される。 |
解説も丁寧で分かりやすく、 本試験が丸々収録されているため、自分の実力が合格レベルかの判断もできる。 |
保育士資格は独学・通学通信のどれで取得するのが良い?
さて、保育士資格は独学でも十分取得が可能であることを説明してきました。
ですが、やはり独学は不安という方は通信講座を利用する方法を検討してみてもいいかもしれません。
通信講座の場合、受講料がかかってしまいますが、質の高い学習をすることができます。
どちらを選ぶか悩んでいる方のために独学と通信講座のメリット・デメリットをまとめてみました。
どの勉強法が良いか悩んでいる方は両者を比較して選んでみましょう。
独学のメリット・デメリット
メリット
- 費用が安くおさえられる
- 自分のペースで学習することができる。
デメリット
- 分からない箇所を聞くことができない
- 自分の理解度を把握しにくい
通信・通学講座で学習するメリット
メリット
- 分からない箇所の解説を聞くことができる。
- テキストは用意されたものが送られてくるため選ぶのに悩む必要がない
デメリット
- 費用が高くなる
講座で学習する最大のデメリットはやはり受講料が高額になることでしょう。
しかし、最近は通信講座が流行っていることもあり、比較的安く受講することもできます。
保育士資格におすすめの通信講座は?
通信講座は多くの会社が開講しており、会社によって内容も料金も異なります。
ぜひ以下の評判などを参考にして自分に合った講座を探してみてください。
会社名 | 各講座の評判 | 公式ホームページ |
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ユーキャン | ユーキャンの評判を見る | ユーキャン |
キャリカレ | キャリカレの評判を見る | キャリカレ |
たのまな | たのまなの評判を見る | たのまな |
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