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児童発達支援管理責任者の将来性って?年収や大変なところを解説します

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児童発達支援管理責任者の将来性って?年収や大変なところを解説します

放デイで働くAさんのお悩み

長年、放課後等デイサービスで勤めています。
先日のことですが、児童発達支援管理責任者の研修を受けれるだけの実務経験を積めていることに気が付きました。

会社からも挑戦してみないかと言われて、前向きに考えているところです。

ですが、私が働いている児童発達支援管理責任者の方はいつもとても大変そうで、資格を取ってしまうとこの役回りを私がやらなければいけないのかと不安もあります。

今の施設以外の児童発達支援管理責任者の働き方を知らないので、どんな雰囲気か知りません。

それに、正直なところ児童発達支援管理責任者の資格がなんなのかいまいち分かっていなくて、資格を取って将来役に立つのかなど、児童発達支援管理責任者のことについて色々教えていただきたいです。

 

放課後等デイサービスなどで馴染みも深い児童発達支援管理責任者。

取得の要件も複雑なうえに大変で、憧れるもののなかなか取れない方も多いですね。

この記事では児童発達支援管理責任者を取りたい方やすでに取得している人に向けて、
将来性や仕事内容などを解説していきます。

児童発達支援管理責任者の将来性

 

児童発達支援管理責任者は2012年にできたばかりの比較的新しい資格です。

できた当初こそ、活躍が期待される、放課後等デイサービスや児童発達支援施設の数は少なく、認知度も低かったですが、
施設数は年々、右肩上がりに増加しており、施設に必ず必要な児童発達支援管理責任者の必要数は比例して上がっています。

厚生労働省の調査によると、放課後等デイサービスの数は平成30年が12,734から令和元年には13,980にまで増えています。

ちなみに、過去に遡っても毎年右肩上がりで事業所の数は増えています。

参考:令和元年社会福祉施設等調査の概況

 

放デイなどを利用する、障がい児の発達の専門家である児童発達支援管理責任者の需要は高く、社会的にも今後認知度はますます上がっていくのではないかと考えられます。

しかし、資格の取得難易度自体も、資格ができたばかりの頃と比べると要件は厳格になっています。

将来的にますます要件が厳しくなっていく可能性も十分あるため、悩んでいるならば要件が簡単な内に早めに取得することをおすすめします。

 

児童発達支援管理責任者が今不足している?

児童発達支援管理責任者の需要が高いと言う一方で、現場からは児童発達支援管理責任者が不足しているという声も多く上がっています。

地域にもよりますが、都心部に行くほど児童発達支援管理責任者が見つからずに苦労している事業所は多い印象です。

 

なぜ、児童発達支援管理責任者が見つからず不足しているなんて言われることになってしまっているのでしょうか。

それは、なれる資格があってもあえてならない人の多さが関わって来ているのではないかと思います

1事業所に1人いれば足りるため、なれる資格のある方がすべて児童発達支援管理責任者になってくれるならば、不足どころか供給の方が上回ることになるでしょう。

 

しかし、仕事の大変さや給料への見合わなさなどからあえて別の職種で働く人も非常に多くいます。

そのおかげか最近では児童発達支援管理責任者の待遇が上がっているところも多いようなので、今が狙い目という考えもあるかもしれませんね。

 

児童発達支援管理責任者の仕事内容は?

児童発達支援管理責任者の仕事内容は、
障がい児を支援する施設「放課後等デイサービス」や「児童発達支援施設」などで、支援計画を作成して支援の方針を立てるなど支援のリーダーとして活躍する役割を担います。

具体的な仕事内容をあげると、

  • 子どものモニタリングやアセスメントに基づいて個別支援計画の作成
  • 指導員の指導と助言
  • 関係機関や関係者との連携

などがあります。

最も重要な役割となる個別支援計画の作成の他にも、指導員の助言や育成なども担うため、実質的に管理者に近い役割を担っています。

管理者との兼務も認められるため、管理者兼児童発達支援管理責任者という立場で活躍する方も多いですね。

 

児童発達支援管理責任者の仕事って大変?

 

児童発達支援管理責任者の仕事は非常に多岐に渡るため、働いてみると想像していたよりずっと大変だったなんて声も多いですね。

実際に働いている方からはこんな理由で大変と言う声をよく聞きます。

  • 仕事量の多さ
  • 人間関係の悩み
  • 体力的なきつさ

個別支援計画の作成に加えて、児童の療育や雑務も多いため、担う業務量も多い場合があります。

また、中間管理職に近いポジションのため、職員のケアなども求められることもあって、人間関係の悩みも抱えやすいようですね。

 

児童発達支援管理責任者の平均年収や給料は?

児童発達支援管理責任者の平均年収は、児童指導員などの職員よりも高く設定されていることが多いです。

ちなみに、厚生労働省が調査して公表されているデータを基にまとめると、児童発達支援管理責任者の給料は以下のようになります。
参考までに他の職種の年収も掲載しています

【放課後等デイサービス】

職種 常勤の平均年収 非常勤の平均年収
児童指導員又は指導員 2,586,851円 1,917,193円
保育士 2,716,548円 1,925,708円
児童発達支援管理責任者 3,298,587円

 

【児童発達支援】

職種 常勤の平均年収 非常勤の平均年収
児童指導員又は指導員 2,828,776円 1,857,056円
保育士 3,252,114円 1,895,148円
児童発達支援管理責任者 3,990,877円 2,753,561円

参考サイト:平成29年障害福祉サービス等経営実態調査結果

 

このように、平均年収は意外と高く設定されています。

施設に必ず一人は必要な資格者であるため、給料を高くして長く続けて貰いたいというところも多いですね。

 

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