Aさんのお悩み
もう仕事に行きたくないです。
残業は当然のように毎日あって、業務量もとても一人では捌けない量を任されていて納期に間に合わせるために必死で、常に苦しい日々です。
この前、いつもどおり出社しようと準備しようとしていたら、自然と涙が出て来てみっともないくらい泣いてしまいました。
上司にも相談しましたが、そんなの皆同じだと取り合ってくれませんでした。
私の考え方が甘いのでしょうか?
仕事が辛いというのは多くの人が抱える悩みです。
しかし、理不尽な辛さを周りも頑張っていることだと耐えるのははっきり言って間違っています。
私自身も、人間関係や仕事のプレッシャーが本当に辛くて、日曜日の夜に泣いてしまったことがあります。
自分でも限界だと感じつつ、誰にも相談せず、自分の努力が足りないだけだと、仕事に生き続けた結果、最後は体調を崩して最悪の形で退職をすることになりました。
そうならないためにも、ぜひこの記事を参考にしながら、自分と向かい合って、あなたにとってベストな選択をしていただけたらと思います。
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仕事に行きたくないあまり朝に泣くのは決して甘えではない
朝起きて、仕事に行きたくないあまり、泣いてしまった自分に対して「社会人にもなって何をしているんだろう」。
なんて自分を追い詰めてしまっていませんか?
仕事なんて辛いのは当然だからと、泣いてしまったことを甘えだと感じて自分の気持ちに蓋をしてしまっていませんか?
そんな風に考えてしまっている方の心理状況は危険信号かもしれません。
自分の責任感や、から辛い原因に蓋をして、無理をし続ければいつか必ず限界が来ます。
もちろん、頑張り続けて解決できそうな問題と、頑張ってもどうにもならない問題はあります。
後者も割り切れる人と割り切れない人がいます。
しかし、人間は全員そこまで強くはできていません。
仕事に行きたくないと泣くのは決して恥ずかしいことでも甘えでもありません。
最もやってはいけないのがその辛いことに目を背けて頑張り続けてしまうことです。
まずは、何が辛いのかをじっくりと分析してみて、本当にそこで頑張り続けるべきなのかを考えてみることが大切です。
仕事に行きたくないと感じる理由は?
このように仕事に行きたくないと感じる人は多いですが、その理由は様々です。
なぜ自分が仕事に行きたくないのか、その理由を正しく分析して理解することで今後どうするか見えてくることもあります。
そこで仕事に行きたくないと感じる理由としてあげられることが多い理由を幾つかご紹介していくので自分に当てはまるものがないかぜひ確認してみてください。
仕事に行きたくないと感じる理由①人間関係が辛い
仕事に行きたくないと感じる理由として最も多いものはこれだと思います。
上司との関係や同僚との関係など、仕事をしていると多くの問題やトラブルが生じます。
中にはパワハラやモラハラなどに苦しむ人もいます。
一度会ったら終わりの関係ではなく、今後も長く付き合い続けていかないといけないため、どんなに酷い扱いを受けても我慢しなければいけない立場の人も多く人間関係に悩む社会人の方は非常に多いです。
仕事に行きたくないと感じる理由②やりがいを感じない
同じ日々の繰り返しや、仕事にやりがいを感じなくて仕事に行く意味が分からなくなるという人もいますね。
これから先もこの日常が続くのかと思うと、急に仕事に行くのが嫌になるという経験は少なからず誰でもあるのではないでしょうか。
仕事に行きたくないと感じる理由③仕事へのプレッシャーがきつい
常に仕事を失敗したらどうしようかや、自分のミスがばれないかと不安やプレッシャーを必要以上に感じてしまい、胸を締め付けられるような気持ちになることはありませんか?
社会人ならば責任感を持って取り組まなければいけないとは言っても、自分の身の丈に合わない責任を押し付けられている人も多くいます。
常にそんなプレッシャーを感じながら仕事をしていれば、いつかメンタルがおかしくなり仕事に行きたくないと感じるのは当然のことかもしれませんね。
仕事に行きたくないと感じる理由④業務量の多さ
なかには自分の限界を超えた業務量を抱えている人もいます。
頑張れば頑張るだけ仕事を押し付けられてしまうのに、
給料や待遇は変わらないどころか、周りからもそれが当然と思われてしまい、その膨大な業務量をこなしても誰にも評価されない状況というのは本当に辛いですよね。
仕事に行きたくない理由が分からないときは?
涙が出るほど辛いのに、なぜ自分が仕事に行きたくないのかいまいち分からないという方もいます。
そんな方はまず自分の気持ちに整理をつけてその原因を見つけ出すところから始めてみましょう。
なぜ辛いのか分からないというのは本当に苦しい状況の一つですし、解決もできなくなります。
私自身の経験も踏まえて自分の気持ちの整理の仕方を1つずつ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
自分の感情をノートに書き出してみよう
まず手元に1冊ノートを用意しましょう。
ノートでなくても、メモ帳やチラシの裏でもなんでも構いません。
そこに自分の気持ちを箇条書きでも構わないので書き出してみましょう。
不思議なことに、頭では
実際に目で見てみると、意外な発見というのも多く見つかるはずです。
また、なるべくスマホのメモ帳や、Wordなのでの文書作成でなく、紙に書く方法をおすすめします。
自分の気持ちを正直に書けば、どうしても一般的に
こうていされにくい文章となってしまうことがありますが、電子文書の場合はそれを簡単に消して、自分の感情とは違う見栄えのいいものに書き換えられてしまうためです。
どれだけ醜い文章でも、初めに書き出したそれがあなたの正直なきもちなのです。
日記をつけてみる
上述した通り、書き出すというのは気持ちの整理をすることにおいて非常に重要な価値を持ちます。
時間をかけてゆっくりと自分を理解したいという方は、毎日寝る前に日記を付けてみるのもおすすめです。
そうすることで、日々の自分の心境の変化をじっくりと理解することもできます。
家族・友人にはどんどん相談しよう
こんな自分を周りに知られたくないと、気持ちを隠して頑張っていませんか?
客観的になっているつもりでも、絶対に自分では気づけないことは存在します。
人から言われて「なんでこんな当たり前のことに気付かなかったんだろう」なんて感じることはしょっちゅうあります。
こんなこと相談したら、嫌われてしまうかもと、言いにくいこともあるかもしれませんが、周りの人から見れば大したことではなく、言った本人しか気にしてない場合がほとんどです。
思い切ってあなたの信用できる人に胸の内を明かして話を聞いてみてもらいましょう。
休日ですら何もしたくない状態が続くなら危険信号
もし、仕事が休みであっても、休日に何もしたくないとなってしまったらそれはもう危険信号かもしれません。
もちろん、誰にだってなにもしたくない日が1日くらいあるでしょう。
しかし、仕事と家の往復になっており、休日なのに何もやる気も気力も起きない無気力な日が続いているのならば、今すぐにでも対処した方がいい状態である可能性が高いです。
なぜなら、何もしたくないというのはストレスが限界に近い状態を表しているSOSのサインと言われているためです。
これは気持ちや身体が限界を感じていると、これ以上新しい刺激を取り入れたくないと、身体が活動することを拒んでいる可能性があるためです。
この状態が続いているのに無理を続ければ、うつ病や身体の不調などを引き起こす可能性もあります。
少しでも思い当たる節があり、危険と感じたならば、長めの休暇を取ったり、周りの知人やお医者さんに相談することをおすすめします。