
・就職したい気持ちはあるけれど、社会に出るのがこわい
仕事や社会から離れていた期間が長いと、もう就職は無理なのではないか、社会に対して恐怖感があるなど、社会復帰を望んでも様々な弊害があると思います。
ですが、決して不可能ということではありません。
この記事ではニートで就職をしたいという方に向けて就職のコツなどを解説していきます。
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ニートに就職は無理なのか?
職歴や社会復帰への不安など、現在ニートをしている人にとっていつか就職をしたいと思ったときにそれができるのかというのは不安の種ですよね。
自分には無理なんだと就職したい気持ちに蓋をして諦めてしまう人もいますが、お待ち下さい。
もし今ニートだったことを気にしている方であっても就職は全然可能です。
実際に今までに何人もニートから社会復帰をしていった人を見て来ました。
もちろん、それには所持している資格や学歴、今の年齢なども大きく関わっています。
そのため、まずは自分に合った仕事をピックアップすることが大切です。
ここで一発逆転でハードルの高い会社に応募したり、自分の思い通りの職種にいきなり就けると期待するのはやめましょう。
もちろん、成功する可能性がないとは言いませんが、成功率は低く、選考落ちを繰り返している内に気持ちが落ちてしまい、せっかく芽生えていた社会復帰の気持ちが削がれてしまうというパターンも多いです。
もしも、将来的に少しでも自分の理想の場所で働きたいという気持ちがあるならば、なおさらまずは確実に職歴を積み重ねつつ、他と差を付けられる資格などを取得して、一歩ずつ進んでいきましょう。
遠回りに見えるかもしれませんが、間違いなくそれが最も近道となるはずです。
ニート期間の周りの平均はまずは気にしないのが大切
ニート期間が長く続いてしまうと、どうしても周りの人の社会復帰までの平均的な期間が気になってしまうと思います。
ですが、自分のニートだった期間を気にするのはやめましょう。
周りを見れば、自分よりもニート期間が短い人ばかりが目についてしまい、「他と比べてこんなに空白期間ができてしまった自分なんかに就職ができるわけがない」と自分に負い目を感じて気持ちが落ちてしまうばかりです。
何年以上ニート期間があったら就職が無理になるなんて決まりはどこにもありません。
仮にニート期間が1年未満だったとしても、10年以上の期間があったとしても、社会復帰を果たした人は多くいます。
それならば、まずは自分のニートだった期間を気にしたり、周りと比較するのはやめましょう。
もちろん、面接の際は空白期間に対しての理由を聞かれるかもしれません。
その辺りの受け答えだけは準備しておきましょう。
空白期間はなぜダメだと言われるのか
上述した通り、ニートだった期間を変に負い目を感じる必要はありませんが、履歴書の空白期間については面接では聞かれることも多いです。
そのため、この期間について説明するために、なぜ空白期間はダメだと言われるのかだけは理解しておきましょう。
ちなみに、なぜ空白期間がダメと言われるのかについて、正しい答えはありません。
面接官によって空白期間をどのように受け取るかは異なりますが、やはり空白期間が長い方に面接官が抱く印象としては、
「すぐに辞めてしまうのではないか」と感じる人が多いようです。
企業側としては、長く勤めて欲しいと思っているため、
逆に、面接でこのあたりに気を使った回答をすることができたり、空白期間で何が努力したことがあれば、それをきちんと説明することで、空白期間に対する悪印象を少なくすることもできます。
ニートだった人におすすめの仕事
ニートであったとしても、その原因や、就職に対して不安を感じる理由というのは様々なものがあります。
ここからは、ニートだった人が就職に対して抱える不安の内容に応じたおすすめの仕事をご紹介していきます。
コミュニケーションに不安がある場合
人と関わる機会が少なく、仕事をするうえで上手にコミュニケーションを取るのが不安という人は、
人と接する機会の少ない仕事や、お客さんを相手にする上である程度テンプレートが決まっているような仕事を選択しましょう。
新聞配達や宅配などのドライバーは、周りのスタッフと協力して作業をすることや、お客さんに対してそこまで接客をする機会が少ないのでおすすめです。
また、クラウドワークスなど、在宅でできる仕事から始めてみるのもアリです。
仕事ができるか不安と言う方
職歴が少ない、前職で仕事が失敗続きで仕事が嫌になってしまったという人は、単純作業や、応用があまり必要のない仕事を選びましょう。
警備員や製造業の仕事は、経験や年齢が問われにくく、毎回やることが変わることもないため、やりやすい仕事です。
とくに警備員の仕事は、人付き合いもそこまで多くなく、業務上のミスをして周りから白い目で見られるような場面も少ないため、少しずつ自信をつけたいという方にはおすすめです。
昼夜逆転の生活が続いていて、夜の方が働きやすいという方は夜勤から始めてみるのもアリです。
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職歴に不安がある場合
今までの職歴が少なく、雇って貰える場所なんてないと思っているならば、職歴やスキルが必要なくて済む仕事から始めてみましょう。
上記でもご紹介した製造業や警備員などは比較的未経験者歓迎で年齢制限がない求人も多いのでおすすめです。
また、手に職を付けたいならば、資格を取ってみるのも一つの手です。
特に介護系の資格や福祉系の資格などは、現在資格者が不足している施設も多いため、未経験でも資格があれば歓迎としているところも多いです。
最もおすすめなのは介護職員初任者研修と言う元々はヘルパー2級と呼ばれていた資格で、これがあれば介護の仕事ではまず困らないと言える程の資格です。
他だとフォークリフト免許や危険物取扱者などは、活かせる業種では非常に重宝されやすい資格と言われています。
資格に意味はないなんて話を聞くこともありますが、決してそんなことはありません。
資格は正しく活かせば職歴や学歴もひっくり返す最大の武器です。
資格を取得するメリットやおすすめの資格は以下の記事を参考にしてください。
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ニート期間が長くて社会復帰が怖いというなら、単発のバイトから始めるのもアリ
もし、あなたが無職の期間や、人と関わる機会が少ない期間が長く、社会復帰が怖いと言うならば、
まずは、なるべく短期間で完結する簡単な仕事から始めてみてはいかがでしょうか?
社会復帰が怖いという気持ちがある状態で、いきなり正職員や、すでに輪ができあがっているところに飛び込むのは非常にハードルが高く、最初の一歩でつまづいてしまうと、せっかく仕事に向いていたモチベーションが一気に失われる可能性もあります。
そのため、単発でなるべく人付き合いが少ない仕事に挑戦して感覚を少しずつ取り戻すのも、一つの手です。
今は単発バイトや短期間でできるバイトが非常に豊富にあります。
特に軽作業などの募集は、箱詰めや検品など単純作業での募集も多い上に、周りのスタッフと深く関わることもないためおすすめです。
たった1日だったとしても、仕事が怖いものではないという体験をすることができれば、それはきっと自信に繋がり、どうすれば社会復帰ができるのかのヒントにもなります。
ニートだった人の社会復帰の体験談
Aさんの体験談
新卒で入った会社で、上司からのパワハラがあり退職し、なかなか社会復帰ができずにニートとして数年間過ごしていました。
仕事をしなければという焦りと、社会への恐怖で焦る中で、まずはアルバイトから始めてみようと思いました。
正社員へのこだわりがあったので、最初は抵抗がありましたが、アルバイトという身分だとかなり気が楽に仕事ができて、周りのスタッフも優しく接してくれました。
そのため、仕事に対する抵抗感が少なくなっていき、1年間のアルバイトを経て、自信をつけて挑んだ面接で採用して貰い、今では社会復帰をしています。
Bさんの体験談
就活がうまくいかないまま、少しアルバイトをしては辞めてを繰り返している内に、もうすぐ40代という年齢まで来てしまっていました。
就職をしようにも年齢的にも厳しく、八方ふさがりかと思っていましたが、親から教わった介護職員初任者研修という介護の資格を思い切って取得したところ、すんなり就職することができました。
最初は全然仕事の感覚が分からず、周りに迷惑をかけっぱなしでしたが、次第に慣れて行き、今では少しは役に立つようになったかと思います。
今の目標は介護の仕事を続けて介護福祉士を取ることです。