・仕事の大変なところとか楽しいポイントを教えて!
たくさんの本に囲まれて仕事ができる図書館のバイトは、人気も高く、応募者も多い仕事ですね。
ですが、どんな仕事をするのか分からない、興味はあるけど自分が応募していいのか不安という悩みを抱える方も多いようです。
この記事では図書館バイトの業務内容や、仕事のきついところなどを解説していきます。
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図書館のバイトの仕事内容は?
図書館の正職員となると、部下の管理や、全体の運営など高度なことを任されますが、
バイトの業務は基本的に簡単で責任性の低いものが中心になります。
仕事内容も職場により異なりますが、内容として多いものは以下のようなものがあります。
- 本の貸し出し、返却の手続き
- 返却された本を棚に戻す(配架)
- 蔵書の整理
- お客様へのご案内
他にもイベントの企画や、データ入力のように図書館の仕事からはイメージをしにくい仕事や、館内の巡回や設備の点検などを任されることもあります。
図書館のバイトのきついところ
周りから見ると楽しそうに見える図書館のバイトですが、実は意外と大変なことやきついと感じることも多いバイトというのはご存知でしたでしょうか?
いったい何がそこまできついと感じるのか、主に以下のような理由があげられます。
図書館のバイトがきつい理由
- 重い本を運ぶため体力が必要
- 接客業の要素も強い
- 大きな声は厳禁
- 給料は低いことが多い
一つずつ解説していきます。
図書館バイトのきついところ①体力が必要
図書館の仕事は楽なイメージがあるかもしれませんが、実は意外と体力が必要な仕事です。
立ち仕事も多い上に、本は重いものも多く、整理や棚に返却する作業は意外と力仕事な一面もあります。
特に大がかり書庫への移動や整理などは終わった後は筋肉痛間違いなしと言われるくらい重労働です。
また、大きな図書館だと、本を棚に戻す配架と呼ばれる作業だけでもかなり歩き回ることになります。
仕事中の歩行距離を図ってみたら、日常生活の何倍も歩いていたという話もありました。
このように仕事自体が意外とハードな内容のものも多いため、楽な仕事と思って始めると意外と苦労するかもしれませんね。
図書館バイトのきついところ②接客業の要素も強い
図書館のバイトと聞くと、接客とはまったく関係のないイメージを抱くかもしれませんが、
実は接客の要素が強い仕事でもあります。
本の貸し出しや返却で対応することはもちろん、お客様からは様々な質問や要望に応えなければなりません。
特に困るのが本があるか聞いてくる場合ですが、正しく書籍の名前を憶えていてくれたり、写真などがあればいいのですが、
うろ覚えのタイトルや、部分的なことしか分からない場合は検索をかけても引っかからず、対応に困るなんてこともしょっちゅうです。
図書館バイトのきついところ③大きな声は厳禁
これは当然と言えば当然なのですが、図書館では大きな声や物音は基本的にNGです。
まして職員の話し声や作業の音で周りの人の迷惑になってしまうなんてもっての他です。
当たり前に聞こえますが、普段部活動で大きな声を出していたり、接客業を経験していて大きな声でが基本になっている方の場合、静かに物事を進めるというのが意外と大変で、
自分では気づかない内に大きな音を出していて先輩に注意されたなんて経験がある人は思ったより多いようです。
この辺りは自分の意識と慣れですね。
図書館バイトのきついところ④給料は低いところも多い
図書館のような公的な施設は時給が低く設定されているところがほとんどです。
利益を追求するような場所でもないため、ある程度は仕方ないのですが、他の友人が時給の高いバイトなどをしているのを聞くと、効率的にも羨ましいと感じてしまうこともあるかもしれませんね。
図書館のバイトの楽しいところ
では逆に図書館バイトの楽なところとして、このような点があげられます。
図書館バイトの楽なポイント
- 落ち着いて仕事ができる
- 雰囲気が良い
- 見たことがない本を知れる
図書館バイトの楽しいところ①落ち着いて仕事ができる
大学生や高校生がよく働く飲食店などのバイトと違い、仕事の環境が非常に落ち着いており、騒ぐようなお客さんはいません。
また、接客業のように次から次へと注文が入るような、仕事に追われるような場面も少ないため、プレッシャーに追われることもなく落ち着いて仕事に取り組むことができます。
図書館バイトの楽しいところ②雰囲気が良い
サービス業などに特有の、ガヤガヤした雰囲気が苦手だという人もいます。
仕事は静かで雰囲気の良い場所でしたいと言う希望を持つ人は多く、図書館はそんな方にはピッタリの職場です。
上述した通り、意外と大変な作業も多いですが、そこまでガチャガチャするようなことはなく、静かな環境で働けるので、飲食業などと比べると雰囲気は良い環境で仕事ができるはずです。
図書館バイトの楽しいところ③見たことのない本を知れる
図書館は普段絶対に関わることがないような本と出会うことができるのが醍醐味です。
本屋では扱っていないような古い書籍や、日常では関わる機会のなく、手に取ることのない分野の書籍などと出会うことができます。
その出会いが人生を変えるきっかけにだってなるかもしれませんね。
図書館のバイトは資格なしでも働ける?
図書館で働くための資格としては「司書」と「司書補」が考えられます。
司書の資格は大学等で指定の科目などを履修するなどの方法で取得することができ、主に図書館などで活躍ができる資格になります。
司書補はその名の通り司書を助けるための資格で、司書補講習を受講することで取得ができます。
どちらも図書館で働くためには非常に役に立つ資格で、正職員として働きたいならば必須とも言える資格ですので、ぜひ取得しておきたいですね。
さて、上述で必須とは書きましたが、あくまで正職員で働くのには現在は司書の資格が必須となっていますが、
バイトに限って言えば資格は必須ではありません。
むしろバイトであれば資格を持たない人の方が多いかもしれません。
ですが、誰でも応募できるうえに、募集の数も決して多くはなく、
人気の高いバイトでもあり、夏休みなどの短期募集では倍率が何倍にもなるとまで言われています。
図書館のバイトは高校生や大学生でもできる?
求人の条件によるところもありますが、高校生や大学生などでも基本的には応募は可能です。
実際に図書館で働いている学生というのは多くいます。
また、夏休みなど図書館の利用時期が増える時期は短期のバイト募集などが行われることもあるため、学生からの応募が多く来ます。
注意ポイント
図書館のバイトは魅力的ですが、校則などでバイトが禁止されている学校もあります。
その決まりに反してバイトをすれば最悪だと退学なんてことも考えられるでしょう。
バレなければ大丈夫と思っていても、図書館は学校の関係者も多く利用するのでバイトをしていることは意外と簡単に知れ渡ります。
まずは、自分の学校がバイトが可能かどうかは一度調べてから応募することをおすすめします。
図書館バイトをした人の体験談
ここからは実際に図書館のバイトをしたことがある人の体験談をまとめていきます。
高校生Aさんの体験談
夏休みの短期バイトの募集があったので応募しました。
もともと本が好きだし向いているかなぐらいの気持ちで応募したのですが、仕事の内容は意外とハードで本の整理や棚に戻す作業は筋肉痛になるくらい大変な仕事でしたし、やることも多かったので覚えるまでには時間もかかってしまいました。
でも、仕事自体はとても楽しくて、お客様が探していた本を見つけてあげたときの感謝の言葉が本当にうれしかったです。
周りの職員の方も本当に優しい人たちばかりで、本が好きな人たちも多かったので、おすすめの本とかもたくさん教えてくれました。
バイトはこれが初めてだったので、本当に良い仕事を見つけられたと思います。
もし来年の夏も募集をしていたらぜひ応募してみたいと思います!
図書館バイトはきつい?まとめ
いかがでしたでしょうか。
図書館のバイトはここまで解説して来たとおりきつい点もありますが、楽しいことも多い意外と穴場のバイトと言えますね。
最後に図書館バイトのきついところと楽しいところを確認してみましょう。
図書館バイトのきついところ
- 体力が必要
- 接客業の要素も強い
- 大きな声は厳禁
- 給料は低いところも多い
図書館バイトの楽しいところ
- 落ち着いて仕事ができる
- 雰囲気が良い
- 見たことのない本を知れる
図書館バイトは人気も高く、募集にはいつも多くの人が応募してきます。
少しでも気になる方は図書館バイトの求人を見かけたらぜひ応募してみてくださいね。