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医療ソーシャルワーカーの仕事はきつい?仕事内容や実態を解説します

                     
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医療ソーシャルワーカーの仕事はきつい?仕事内容や実態を解説します

医療ソーシャルワーカーの仕事はきつい?

19歳女性のお悩み

医療ソーシャルワーカーの仕事に興味があります。

今は社会福祉士の資格を目指して、福祉系の大学に通っています。
医療関係の仕事で働きたいと思っていたので医療ソーシャルワーカーの仕事を知ったとき自分にぴったりの仕事だと思いました。

でも、募集自体が少ないみたいで、周りでも医療ソーシャルワーカーとして働いている人もいないので話を聞くこともできません。

医療ソーシャルワーカーの仕事の具体的な話や、仕事をしていて大変なところなどをぜひ教えてください

 

病院などの医療機関で働く医療ソーシャルワーカーは、希望者が多い割に求人数がそこまで多くないため狭き門としても有名な仕事ですね。

そのため実際に働いている人も少なく、話を聞いてみたいと思っても身の回りに経験者がいないと言う人も多いのではないかと思います。

この記事では医療ソーシャルワーカーの仕事内容や実態を解説していきます。

 

 

医療ソーシャルワーカーの仕事内容とは?

ソーシャルワーカーとは、教育や福祉、介護などの分野で、様々な問題を抱える人に対して相談員として相談や援助などを行う人を意味しています。

相談員を担うことの多い社会福祉士と精神保健福祉士の総称のような扱いで呼ばれることもありますね。

 

その中で、医療機関で働くソーシャルワーカーを医療ソーシャルワーカー(MSW)と呼んでいます。

 

ちなみに、社会福祉士や精神保健福祉士は、その資格を所持している人しか名乗れないと法律で決まっています。

しかし、ソーシャルワーカーという職種は資格がなくても名乗ることができます。

社会福祉士などの資格を持っている人が就くことが多いため、こう総称されることが多いですが、
ソーシャルワーカーとして働くのには資格が必須ではないということは理解しておきましょう。

 

医療ソーシャルワーカーの仕事内容としては、患者さんのスムーズな社会復帰のための支援などを目的として、
入退院の調整関係機関との連携患者さんやご家族の方への相談支援などがあります。

 

医療ソーシャルワーカーの仕事のきついところ

 

医療ソーシャルワーカーとして活躍していく中で、どのようなときにきつい・大変と感じるのでしょうか。

医療ソーシャルワーカーがきついと感じる場面をご紹介していきます。

 

①医学的な知識を求められる

医療ソーシャルワーカーは病気に悩む方を相手にする場面が多いため、介護施設などで働くソーシャルワーカー以上に、医学的な知識が必要となる場面が多いです。

もちろん、医者や看護師ほどの知識量が求められる訳ではありませんが、それでも日常的に使える程度の知識は持っておかないと円滑な業務を行うためには苦労することになります。

 

医療ソーシャルワーカーとして働く人の多くは、他の医療職員と違って専門的な医学の勉強をしてきた訳ではないため、知識の習得にも最初は苦労しますし、休日やスキマの時間を使って自分から積極的に勉強していく必要があります。

もちろん、周りには看護師や医師の先生方がいるため、話を聞けたり勉強しやすい環境にはあるかもしれませんが、それでも1から勉強するというのは大変なことですね。

 

②人間関係の悩みも多い

医療ソーシャルワーカーは、患者さん以外にも院内のスタッフから院外の関係機関など様々な人と連携を取りながら業務を進めていくことになります。

多くの方たちと関われることは魅力ではありますが、ときには、多くの職種の方たちの間で板挟みになってしまうこともあります。

とくに、患者さんの気持ちと、病院側のスタッフの考えにはズレが生じることも多いため、どうしてもその辺りの理解が得られず、間にいる医療ソーシャルワーカーが頭を抱えるなんて場面はまさにあるあるです。

 

このように純粋なコミュニケーションの上手さだけではない能力も多く求められ、多くの人や幅広い職種の人と関わるからこその大変さがありますね。

 

③メンタル的にきつい

医療ソーシャルワーカーの仕事は病気に悩む患者さんや、そのご家族を相手にします。

そのため、辛い環境にいたり、悲しい思いをしているご家族の方とも正面から向き合う必要があります。

ときには辛い思いをしている患者さんやご家族から行き場のない思いを、クレームに近い形でぶつけられたり、理不尽な扱いを受けることもあります。

 

そのため、慣れない内や、あまり入れ込みすぎてしまうとメンタル的にこちらまで苦しくなってしまうという人も少なくありません。

相手に寄り添う支援というのは、医療ソーシャルワーカーとして大切なことですが、ある程度の距離感をもって考えられるというのも大切なことの一つです。

 

④仕事が激務のときも多い

医療ソーシャルワーカーは、仕事内容がコレと決まっている訳ではなく、幅広い状況に合わせて臨機応変に業務をこなしていく必要があります。

そのため、業務範囲が広すぎて「なんでも屋」のような立ち位置になってしまっている医療ソーシャルワーカーの方もいます。

そうなってくると、業務量もどんどんと増えていくことがあり、気づけばかなりの業務量を任せられて激務になっていたなんてこともあります。

 

医療ソーシャルワーカーに向いてる人は?

 

医療ソーシャルワーカーに向いている人とはどのような人でしょうか。

ここからは医療ソーシャルワーカーに向いてる人の特徴を解説していきます。

 

①人と関わることが好きな人

やはり一番は人と関わることが好きな人です。

医療ソーシャルワーカーは、本当に多くの人と交流を取る必要があります。

そのため人と関わること自体が苦痛という人にはかなり辛い仕事といえます。

 

②仕事だとある程度割り切れる人

人と関わることが好きというのは大切ですが、

患者さんやそのご家族、今の病院や業界の現状などに入れ込み過ぎず、ある程度割り切れる力も重要です。

患者さんの中には、かなり辛い境遇の人もいるため、あまり入れ込み過ぎてしまうと、自分も辛くなってしまいますし、
業務にも支障が出る可能性があります。

この辺りを上手に切り替えられる人が向いていると言えるでしょう。

 

③仕事の優先順位をつけるのが上手い人

業務内容は非常に多岐に渡ります。

そのため、来たものを片っ端からさばくのではなく、ある程度仕事の優先順位を付けて業務をこなしていかないと立ち回らなくなってしまいます。

優先すべき業務と後回しにするべき業務を区別して取り組む能力も必要でしょう。

 

医療ソーシャルワーカーの離職率は高い?

 

医療ソーシャルワーカーの離職率について、正確なデータなどがある訳ではありませんが、比較的高いと言われることが多いです。

その理由としては、やはりここまで解説してきた通り業務としてきついと感じる場面が多いこともさることながら、収入面での不満を抱える人が多いことも理由だと考えられます。

 

医療ソーシャルワーカーの平均的な年収は専門職の割に決して高いとは言えない待遇であることも多く、問題視されることも多いです。

そのため、待遇と業務内容が割に合ってないと感じる人も多いのが原因の一つかもしれません。

離職率は高いと言っても、医療ソーシャルワーカーはそもそもの求人数が少ないため、就くのは難しく、辞めるのは多い現状になっています。

需要自体は高いはずなので、今後待遇の改善や、求人数の増加が期待されますね。

 

医療ソーシャルワーカーの将来性は?

ここまで、医療ソーシャルワーカーの仕事の実態について解説してきました。

では医療ソーシャルワーカーの仕事の将来性はどうでしょうか?

 

結論としましては将来性については非常に高いと言っていいでしょう。

仕事の将来性を計る基準として「将来的な需要」と「ITで代わりになれる仕事か」の2点が重要だと思われます。

その理由として、将来的な需要はもちろんのこと、IT技術やロボットでも替えが利く仕事は、将来的にITに奪われていくと言われる時代になってきています。

 

ですが、医療ソーシャルワーカーの仕事はこの2点はまったく問題ないと言えます。

 

なぜなら、現在、少子高齢化が進み、様々な社会問題の壁が増えて来ています。

医療に求められる役割と需要は今後ますます広がっていくことが予想され、治療だけでは済まない社会的な問題がますます増えていくでしょう。

そこを調整する医療ソーシャルワーカーの知識やノウハウは今後ますます需要として高まっていくことが予想されますし、
人に寄り添う必要のある仕事だからこそ、ITなどでは替えられない仕事です。

そう言った意味でも今後医療ソーシャルワーカーの将来性はますます高くなっていくのではないでしょうか。

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