IT業界に将来性を見出し、IT営業に興味を持つ人も増えていますね。
ですが、実際にIT営業を経験した人からは、他の営業よりもきつい・大変という声が上がることが多々あります。
なぜ、IT営業がそのように言われるのか、
この記事ではその理由に迫っていきたいと思います。
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Table of Contents
IT営業とは?
まず始めに、IT営業について簡単にご説明していきます。
IT営業とはシステム開発や、システムの運用。
WEBサイトの制作やリニューアルなどのWEB制作。
このようにIT関連のサービスや商品の営業を行う仕事です。
IT業界は今や最も成長が著しい業界と言っても過言ではないため、将来性も高く注目の職種と言えるかもしれませんね。
IT営業のきついところ
さて、それではなぜIT営業がきついと言われるのでしょうか。
実際にIT営業の経験者から理由を聞いてまとめたところ、以下のような理由が多いことが分かりました。
- 専門性が高い
- ノルマがきつい
- メンタル的にきつい場面が多い
一つずつ解説していきます。
専門性が高い
IT営業が他の営業職と異なる点として、扱うサービスが非常に専門性が高い点にあります。
営業としてやっていくならば、提供するサービスや商品の知識は必要ですが、
そこまで専門的な知識がなくとも営業トークをすることもできますし、提供するものについて勉強しておけば質問に対する受け答えも問題ない程度にはできるでしょう。
ですが、IT営業の場合、そもそも扱う商品やサービス自体が非常に高度な知識の上に成り立っているものも多いです。
必ずしもIT営業の人間がIT関係の知識に強い必要はありませんが、
やはりその辺に強い知識があるかないかで商品の魅力の伝え方はまったく変わってきます。
また、意外と内容を理解していないお客様も多く、細かいところまで突っ込んでくるお客様も多いため、その辺りの応対も知識が問われます。
そのため、この専門性の高いジャンルを扱うという点だけでもきついと感じる部分になるようです。
また、IT営業の場合、他の業種の営業のように実際にお客様に見せる現物がなく、
理解を得にくいデータや口頭での説明が主になるため、お客様からの信用を得にくいというのをデメリットに感じるという意見もありました。
ノルマがきつい
営業につきものであるノルマはIT営業の世界でも存在します。
決して簡単に達成できる訳ではないノルマに毎月頭を抱える日々に、メンタル的に追い詰められる人も少なくありません。
他の職種と違い、自分の成果や出来栄えがしっかりと数字で見えてしまうため、自分自身への情けなさもさることながら、
上司からの叱責や周りからの目も辛い日々に耐えなければいけない時がくるかもしれません。
また、IT営業と言う他とは少し異なる分野で、今まで営業として活躍していた人でも、
IT営業の分野では苦労しているなんて人も少なくないようですね。
メンタル的にきつい場面が多い
営業と言えば、メンタル的に病んでしまい退職していく人が多い職種です。
その理由としては、上述したようにノルマに追い詰められたり、お客様からクレームを受けたり暴言を吐かれたりすることも多いこと、
さらに体育会系の人間も多い職場ですので、職場の上司や先輩からきつく当たられるようなことも多いです。
昔からメンタルを病んでしまい退職をする営業が絶えない理由は、このIT営業という分野でも変わらないですね。
IT営業がいらない時代は来る?
IT業界の発展を先取りして、これからのIT営業に将来性を感じると言う人も少なくないと思います。
ですが一方でIT営業はいらない時代が来るかもしれないと言われているのをご存知でしょうか。
そもそも営業という職種の需要自体がAIの発達による営業支援ツールが有用性が高まったり、
アマゾンなどのネット販売が主流になりつつある現代において将来的に廃れていくと言われており、
実際に昔ながらの足で稼ぐタイプの営業はすでに数自体も減少傾向にあります。
特にIT営業が扱う分野は、AIの発達により代替できる部分も多く、将来的にいらなくなるのではないかと言われることもあります。
ですが、私の意見としてはIT営業のあり方や数が減ることはあっても、なくなることは当分ないと考えます。
やはり、ITの分野に抵抗を感じる人や上手く扱えないという人はまだまだ多く、
人のサポートの需要というのは、今後とも一定数は存在し続けるはずです。
ITでは補えない部分を人の手で行う部分がある以上は、IT営業という分野も存在し続けるでしょう。
ただし、今後発展していくIT業界に就いていけるだけの知識は必要であるため、
昔ながらの方法から抜け出せない営業マンだと将来的には厳しいかもしれませんね。