仕事を辞める際、あなたは次の仕事を決めてから退職しますか?それとも次は決めずに退職しますか?
様々な考え方の人がいますが、最近では次を決めずに退職する20代というのが増えている傾向にあるようです。
この記事では、その理由を解説していきます。
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次を決めずに退職する20代が増えているってホント?
最近、次を決めずに退職する20代が増えて来ていると言われています。
次の仕事を決めずに辞めるなんて無計画と思われるかもしれませんし、「これだから最近の若者は」なんて年配の方には言われてしまうのかもしれません。
ですが、次を決めずに退職するのは、単純に無計画とは言い切れない様々な事情が関わっているのかもしれません。
なぜ、次を決めずに退職する20代が増えたのかその理由をご紹介していきたいと思います。
次を決めずに退職をする理由とは?
生活費が稼ぎやすくなった
次を決めずに仕事を辞めるときに最も問題となるのが生活費の問題です。
仕事を決めずに辞めてしまうと、次の仕事が決まるまでは無収入となってしまうため、生活費がなくなってしまうという問題が生まれます。
それもあり、次の仕事を決めずに辞めるのはやめたほうがいいと言われることも多かったです。
しかし、最近ではバイトアプリを通じて気軽に一日単位で働くことができたり、ある程度副業をして生活費程度は賄えるくらいには稼ぐ人が増えてきています。
そのため、仮に次の仕事を決めずに辞めても、次の仕事が見つかるまでくらいならば生活費は凌げる程度の稼ぎを出すことは簡単になったのが一つの理由かもしれませんね。
昔より転職が身近なものになっている
以前までは転職と言うと人生の一大決心のようなイベントという印象を持つ人も多くいました。
そのため、仕事を辞める際は慎重になり、次を決めてから辞めるという流れが当たり前のような雰囲気もありました。
しかし、最近では転職が誰に取っても身近なものに変わり、転職に対するハードルは下がっているようです。
それもあり、仕事を辞めるということがそこまで抵抗のあることではなくなっていると言うのも一つの原因です。
さらに、転職サイトや転職エージェントなどの普及により良い転職先を見つけやすくなったことも大きく影響しているのでしょう。
ブラック企業の増加
近年問題となることも多い「ブラック企業」。
世間的にも問題視する声が増えて来たり、SNSの普及などにより告発しやすい環境ができてきているため、以前より改善傾向にはあると言われていますが、
それでもまだまだ残業代の未払いや、長時間労働、パワハラやセクハラが横行しているような企業までが平気な顔でそこら中に存在しています。
そのような企業に勤めた結果、メンタルや身体を壊してしまうという人も少なくありません。
そのため、自分の身を守るために次の仕事を決めてる余裕すらない状況まで追いつめられる人も多くいます。
次を決めずに辞めることは、決して本人に原因があるとは限りませんね。
20代の転職ならどうにかなる?
20代の転職ならどうにかなるでしょ?なんて思っている人も少なくないのでしょうか。
実際のところどうにかなることが多いです。
業務経験や資格により見つかりやすさに違いはありますが、片っ端から求人に応募していけば20代ならば大体はどこかしら引っかかります。
そのため、本当に仕事が見つからないと言う人は意外と少ないと言えるでしょう。
しかし、希望の職種に就けるかは別の話です。
20代ならば未経験でも希望する業種でどこかしらで働けるだろうなんて考える人もいますが、現実はそこまで簡単ではありません。
上述した通り今や転職は誰にとっても非常に身近なものになりつつあり、競争も激しくなっていく一方です。
仮に希望の職種での仕事が見つかったとしても希望の待遇より遥かに低い条件だったり、前に働いていた会社より待遇が低いなんてケースはざらにあります。
そのため、20代の内ならある程度は希望の職種に就けるというような考え方で仕事を辞めてしまうと、想像と違う現実に思いのほか苦労することになるかもしれません。