どの仕事でも使用するオフィスソフトを扱えることを証明するMOS(Microsoft Office Specialist)ですが、
実際に試験に挑戦した人からは「MOSは簡単すぎる」なんて言われることがあります。
なぜMOS試験が簡単すぎると言われるのか、その理由をご紹介していきたいと思います。
Table of Contents
MOSが簡単すぎると言われる理由とは?
さて、それではなぜMOSが簡単すぎると言われるのでしょうか。
簡単すぎると言われる理由として多いものを纏めると以下のような理由があげられました。
- 問われる知識は日常レベル
- 気軽に受け直しができる
- ある程度出題傾向が分かる
問われる知識は日常レベル
MOSの試験は一般レベルの知識が問われる「スペシャリストレベル」と高度な知識が問われる「エキスパートレベル」に分かれています。
一般レベルであるスペシャリストであれば、問われるレベルも普段日常的に扱っている知識に限られます。
メモ
ワードであれば文章の作成やグラフィックの挿入、
エクセルであれば簡単な関数やテーブルの作成程度です。
そのため、普段からオフィスソフトを使用している方ならば、少し勉強すれば十分合格できる知識を身に付けることができます。
気軽に受け直しができる
一般的な資格試験の場合、1年に1回という試験も少なくないため、ヤマを張っていた箇所から出題がずれてしまったり、
たまたま難易度の高い試験にあたってしまうと、合格レベルの知識があっても落ちてしまうこともあります。
そのため、一度落ちてしまうと次の試験まで待たなければならず、その間までのモチベーションと知識の維持というのが一つの課題となりますね。
しかしMOSは試験は随時試験というものが実施されており、指定された会場に行けばいつでもMOS試験を受験することができます。
もちろん、落ちたとしても一定期間(1日か2日程度)待てばすぐに再受験することが可能です。
そのため合格できる知識さえ持っていれば、何回か挑戦していけばその内一回くらいは合格できてしまったりします。
ある程度出題傾向が分かる
エクセルやワードは極めれば使い方は無限大と言えるほど自由度の高いソフトですが、
MOSで問われる内容はある程度傾向が決まっています。
そのため、しっかりと対策をすれば、ある程度知識があいまいでも意外と合格点を取ることができてしまったりします。
その傾向というのも、市販のテキストを購入すればその出題範囲に絞って解説してくれますし、
付属している模擬試験を何回かこなせば自然と掴むことができる程度です。
模擬試験では実際にエクセルやワードを打ち込んだものを採点してくれるので、実践に近い形で試験を経験することができるので、
普段からオフィスソフトを使用していれば、コツは簡単につかめるはずです。
MOSはノー勉でも合格できる?
一切勉強しないいわゆるノー勉で合格できるかできないかと言われれば、合格は可能です。
普段エクセルやワードを日常的に仕事などで使用しているならばある程度は対応できると思いますし、
実際にノー勉で合格した人の話はよく聞きます。
しかし、人並みにオフィスソフトを使えるからと言って、試験で得点ができるとは限りません。
MOSの試験では、普段ならば絶対に使わないような操作や知識を求められたり、
正式な手順に沿ったやり方でないと正解として判断されません。
オフィスソフトを使用している人の多くは、普段使う範囲も限られた部分のみだったり、自分独自のやり方になってしまったりしていて、
試験では思うように得点ができないという人も少なくありません。
一発で確実に合格したいならば、面倒だったとしても一度で良いので参考書などに目を通して自分のやり方がMOSの回答に合っているのかを試してみるのがいいでしょう。
MOSで不合格になる確率は?
簡単な試験とは言っても、もちろん不合格はありえます。
MOSの合格率は公式に発表されている訳ではありませんが、スペシャリスト試験で80%程度と言われています。
合格率こそ高い試験ですが、それでも落ちる人は少なからずいる試験です。
試験は何回でも受けなおすことができるため、不合格になったからと言ってそこまで気落ちする必要はありませんが、
受験する度に受験費用は10,000円程度かかってしまうため、大きな負担になります。
もし落ちてしまったのならばそこには何かしらの理由がある場合が多いです。
簡単な試験だからと闇雲に再チャレンジするのではなく、
多少費用がかかろうとしっかりと試験対策をしたうえで再受験するようにしましょう。
MOSは簡単すぎて履歴書に書くのは恥ずかしい?
ここまでご紹介して来たとおり、MOSの試験は比較的簡単な試験に分類されます。
そのため、なかには「MOSを履歴書に書くなんて恥ずかしい」という意見を耳にすることもあります。
実際のところ、MOSの合格した結果は履歴書に書くべきなのでしょうか。
これについては正しい答えがある訳ではありませんが、個人的には書くべきだと考えています。
なぜなら資格欄などに空白があるよりかは、埋めておいた方が見栄えが出ますし、
MOSをしっかりと取るくらい、転職や就職などに真剣に取り組んでいるんだと言う熱意をアピースすることにも繋がります。
また、事務職などの場合はエクセルやワードのスキルは必須であるため、面接で使えるかどうかを聞くよりも、MOSのように目に見える形で証明してくれた方が助かると言うところも多いですね。
MOSを持っていることを履歴書に書いて恥をかくことなんてほぼないため、迷うくらいならば書くことをおすすめいたします。