運転免許の難しさを実際の免許取得者から聞くと、「難しすぎる」という意見もあれば「簡単すぎる」なんて意見まで様々なものが出てきますよね。
特にこれから運転免許を取ろうと考えている人にとっては、これからの心構えのためにもどの程度の難しさなのかは把握しておきたいという人も多いはずです。
この記事では、運転免許がなぜ簡単すぎると言われたり難しすぎるなどの様々な意見が出て来るのかを解説していきます。
Table of Contents
運転免許が簡単すぎる理由とは?
まず初めに、運転免許が簡単すぎると言われる理由を解説していきたいと思います。
そもそも運転免許を簡単すぎると言い切る人はどのような理由でそのような意見を持つのでしょうか。
調べてみると以下のような意見が多いことが分かりました。
- ダメなところが合っても直すポイントがすぐ分かる(実技)
- 合格のための対策が立てやすい(学科)
一つずつ解説していきます。
ダメなところがあっても直すポイントがすぐ分かる(実技)
多くの免許や資格試験の場合、不合格でも合格でも具体的に何がダメだったのかまでは教えてくれないものが多いため、
再受験の際は自分のダメなポイントを分析するところから始めることになります。
自分の弱点の克服というのは一人でやると想像以上に難しく、その後も同じ失敗を何度も繰り返してしまうと言う人も多いですね。
ですが、運転の技能を確認する修了検定や卒業検定では仮に落ちたとしても、1時間の補修教習が用意されており、
教官と一緒にそこで自分のダメだったポイントや直すべきポイントをおさらいすることが可能です。
実際に運転しながら、自分の弱点と対策法を教官から直に教えて貰えるというのは非常に助かりますよね。
しっかりと自分の弱点を克服することができる場が用意されているというのは、運転免許ならではの大きなメリットと言えるでしょう。
合格のための対策が立てやすい(学科)
運転免許で実施される学科試験は決して難しい試験ではありません。
まったくの勉強なしで受かるほど簡単とは言いませんが、
出題範囲もある程度は決まっており、テキストを読んで何回か問題を解いていれば出題傾向はつかめるはずです。
また、過去問からの出題も多いため、何度も繰り返し過去問を解いて覚えるだけでも十分な対策になります。
入試や資格試験のように、どこから出題されるのかすらいまいち分からないような不安というのはそこまで感じないでしょう。
ただし、普通免許の学科試験は独特な問題が多く、問題の言い回しや出題方法が厄介なものが含まれており、それに引っかかってしまう人も多いです。
しっかりと勉強をして試験に臨んだにも関わらず、自信をもって解答したら文章の言い回しがややこしく間違えた回答を選んでしまったなんてまさに学科試験あるあると言えるでしょう。
この辺りは人によって簡単と感じるか難しいと感じるか意見が分かれることが多いポイントなので、普通免許に対する意見が分かれる最大の理由のひとつだと考えられます。
下記でも解説しますが、運転免許の学科試験は合格点が非常に高いラインで設定されているので、たまたまでも1問でも落とせばグッと不合格が近づくことになるのも辛いところですね。
運転免許が難しすぎる
それでは、一方で運転免許が難しすぎるという人の意見はどのようなものがあるのでしょうか。
多かった意見をまとめると以下の要因が多いことが分かりました。
- 日常的な練習ができない(実技)
- 合格点が高すぎる(学科)
日常的な練習ができない(実技)
仮免の試験や卒業検定の前には実際に運転の練習をする技能講習が実施されます。
そこでは教官と一緒に一から運転技術を学ぶことができますが、その講習だけの練習でテストに挑むのは不安と感じる人も少なくありません。
家で自主練でもできれば違うのかもしれませんが、それも難しいため、限られた講習時間の中でしっかりとマスターしなければならず、
プレッシャーに弱い人や、もともと運転が苦手な人にとっては非常に難しい試験だと感じるようですね。
合格点が高すぎる(学科)
学科試験の合格点は100点満点中90点と意外とシビアに設定されています。
9割で合格と言うところを見ると、他の資格試験も真っ青の合格点と言えるでしょう。
しかし、上述したように出題範囲はある程度決められているうえに、すべて〇×問題で構成されているので、
テキストを読み込んで何度も過去問に挑戦して完璧に仕上げれば決して難しい試験ではありません。
しかし、暗記や勉強が苦手な人にとっては10点落としてしまったら不合格というのが高いハードルに感じる人もいるようで、
この学科試験が鬼門だと言う人も少なくないようですね。
運転免許は昔の方が簡単だったって本当?
よく運転免許は昔の方が簡単だったと言われることがあります。
もちろん、昔と今では法令の違いや時代の変化もあるため出題形式は異なりますし、
学科教習や免許の区分も変わっています。
やはり、どんな試験でも変わった後の方が難しいと感じる場合が多く、内容が変わる前に取っておいた方がよかったなんて意見も出るため、
昔の方が簡単だったという意見が出るのではないでしょうか。
しかし、そもそも昔と今では様々な制度自体が変わっているため、一概にどちらが難しいとは言い切れないのというのが正しいのだと思います。