今までおとなしく目立たない同僚がある日突然辞めてしまったなんて経験はありませんか?
辞めるなんて思っていなかったので周りも驚きますし、なにか嫌なことをしてしまったのかと不安に感じる人もいると思います。
もちろん、本当の気持ちは本人にしか分かりませんが、この記事ではおとなしい人が突然辞めるのときに共通する特徴を解説していきたいと思います。
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おとなしい人ほど突然辞める!?
職場でも目立った印象がなく、不満も言わずに仕事をこなしていたのにある日突然辞めてしまったなんて経験はありませんか?
まったく辞める気配なんてなかったのになんでと思った方も多いと思います。
ですが、実はおとなしい人だからこそ突然辞めることが多いのをご存知でしょうか。
辞めた理由は本人の中でしか分かりませんが、おとなしい人が突然辞める理由として多く共通する特徴としては以下のようなものがあります。
- 実は一番周りの目を気にしていた
- 前々から不満を溜めていた
- 周りに言い出せなかった
- すでに辞める前提で働いていた
このような理由が意外とあるようです。
具体的にはどういうことなのかを一つずつ解説していきます。
おとなしい人が突然辞める理由①実は一番周りの目を気にしてる
おとなしくて目立たない人は、周りの目なんかも気にならなそうと誤解されることも多いです。
しかし、実はおとなしい人こそ最も周りの目を気にしてるのかもしれません。
周りの目が気になり、「自分が悪く見られてないか」、「うまくやれているか」などが常に気になるような性格だからこそ、
段々とおとなしい性格になっていったのかもしれません。
周りの目が気になる人は、特に周りはなんとも思ってないのに自分で自分を追い詰めてしまい、ずっとかかっていたプレッシャーが爆発してしまい突然辞めるというのは意外と多いですね。
また、おとなしい人ほどこのように胸の内にストレスを抱えてしまうことも多く、ある日突然ぷつっと糸が切れたように仕事への気持ちが切れてしまう人もいます。
それがきっかけで退職を考える人もいるようです。
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おとなしい人が突然辞める理由②不満を溜めていた
周りに愚痴や悩みを相談せず黙々と仕事をするタイプの人は周りに一人はいますよね。
ですが、そういう人は相談したくなかったり、悩みがないという訳ではなく、相談したり話すのが苦手なだけという人も多いです。
文句などを言わないのをいいことに、面倒事や仕事を押し付けてしまうというのはどこの職場でも見かける光景ですが、やられる本人としてはたまったものではありませんね。
そのため、実は内心不満が爆発寸前だったということもよくあります。
その人の人柄だけではなく、実際の業務量や負担を見極めてあげて、周りが助けてあげることが大切です。
おとなしい人が突然辞める理由③周りに言い出せなかった
おとなしい人ほど、目立つことを嫌うという人も多いですね。
そのため周りから注目されたり余計な心配をされることを嫌って、
今まで辛い気持ちや辞めたいという気持ちを言い出せず突然辞めると言い出す形になってしまったと言う人もいます。
本人なりの周りへの気遣いだったつもりが、周りをかえって驚かせる結果に繋がってしまったなんてこともあるようですね。
おとなしい人が突然辞める理由④すでに辞める前提で働いていた
なかには、もともと今の職場で長く続けるつもりはなく、良い会社や本来やりたいことを始める目処がついたら今の会社は辞めようという前提で入社する人もいます。
そのため、周りと仲良くなったり、頼られるような目立つ存在になると辞めづらいため、計算的におとなしいキャラを演じて仕事をしているという人もいるくらいです。
当然そういう人は、そういう計算をしていることを周りの同僚には話さないため突然辞めるように見えますが、
実は突然どころか最初から辞めるつもりだったという人もいます。
まともな人ほど突然辞めることが多いのはなぜ?
おとなしい人と同じく突然辞めることが多いのが「まともな人」と言われることがあります。
なぜまともな人ほど突然辞めることが多いのかと言うと、周りとの協調性を大切にしているからかもしれません。
どういった人がまともな人かという決まった定義はありませんが、一般常識のある人ほど周りとの協調性は高くなる場合が多いです。
一方で辞めることを周りに臭わせる行為というのは、多かれ少なかれ周りに波紋を呼びます。
それにより輪が乱れる可能性だって十分ある輪を乱す行為と言えるでしょう。
そう言った迷惑行為をなるべく慎んだ結果、突然辞めるように周りには見える結果になってしまっているということもあります。
一方で注目を集めたがる人や少し困った人ほど周りに対して愚痴を言いふらしたり、辞めることをに負わせる行動が多いため、
なるべく周りに迷惑をかけないように工夫するまともな人ほど突然辞めるように見られがちなのかもしれませんね。
まともな人ほど辞める会社って大丈夫?
まともだと思っていた人や、優しい人が突然辞めるとなると、自分まで不安に感じることはありますよね。
さらに、ここまで解説して来たとおり、突然辞めたとなると、そんな人に見限られるような会社にいて大丈夫なのだろうかと疑心暗鬼になった経験がある人もいると思います。
ですが、そんなときに大切なのは辞めた人ではなくあくまでその会社の待遇や現状を見て判断するようことが大切です。
上述してきたように、おとなしいと思っていたのに突然辞めた人は、会社が嫌になって辞めたとは限りません。
周りからは突然辞めたように見えて、本人としては前から考えていたパターンや、やむを得ない事情があった可能性もあります。
そのため、その会社が嫌で見限ったとは限りません。
おとなしい人やまともな人が辞めるくらいだからこの会社は大丈夫なのだろうかと不安に感じてしまう気持ちは分かりますが、
それに引っ張られず、自分は自分と割り切って考えることが大切です。
おとなしい人が仕事を辞める前兆とは
さて、ここまで解説してきたようにおとなしい人やまともな人ほど意外とあっさり仕事を辞めたりすることがあります。
突然辞めてしまったと思われがちですが、実は意外と辞める前兆があったりします。
ここからは実際に退職を経験した人から聞いた、退職前によくやる行動を一つずつ確認していきましょう。
荷物の整理を始める
デスクの上がやたら綺麗になっていたり、自分の私用のマグカップやデスク上の文具などが段々となくなっていっているなど、
少しずつ身辺整理のようなことを始めたら、それは辞める前の準備を進めているからかもしれません。
逆に新しい私物を持ち込んでいたり、マグカップなどを新しいモノに買い替えていたりすると、
まだ頑張る気があるというサインかもしれませんね。
愚痴が減る
今までは仕事に熱意があったからこそ出ていた愚痴だったけど、
もうすぐ辞めるから関係なくなると吹っ切れると、自然と愚痴は減っていくことがあります。
前までは話せば必ず会社に対する文句や不満が止まらない人が、ある日ぱったりと何も言わなくなったと思ったら、辞表を提出したなんてことも少なくないようです。
一方で、どうせ辞めるんだからと突然愚痴が増えるなんて人もいるようなので、一概には言えませんが、会社に対する対応には多かれ少なかれ差が出て来るという人は多いようですね。
有給の頻度が増える
仕事を辞める際に悩みの種となるのが有給ですね。
今まで全然使ってこなかったなんて人は何十日も有給が残っているなんてことも少なくありません。
辞める前に一気に消化すると、さすがに周りに悪いからと、辞める予定の数か月前から月に2,3回程度こまめに取り始めて有給を消化する人も多いです。
一方で、辞めるんだから関係ないと、残りの期間をすべて有給に充てて堂々と退職していく人もいます。
もちろん、どちらも正しい権利の使い方なので、性格が出やすいところではありますね。
マニュアルを作り出す
頼まれてもないのに、突然マニュアルを作りだしたり、自分の業務のコツなどを周りに伝えだしたりします。
いわゆる引き継ぎ業務の一環ですね。
もうすぐ辞める可能性は非常に高い行動と言えますが、引き継ぎもなく辞められるよりかは遥かにマシですし、本人なりに辞めた後の周りのことを気遣っての行為ですので、ありがたいと受け取っておきましょう。
マニュアルを作成しだしたりする行為は、辞める前の前兆としては非常に可能性の高い行為ですので、
そんなことをしたら周りからは辞めることがバレバレのように見えますが、
実は本人なりの「周りにもうすぐ辞めるよ」という合図としての行為なんて人もいます。
状況次第ですが、あまり詮索せずに察してあげるのも大事かもしれませんね。
定時での退勤が増える
辞めると決まってからは、残業をせずにしっかりと定時で退勤していくという人も多いです。
今までは明日に伸ばしてしまうと大変だったり、周りに迷惑がかかるという理由から、定時を過ぎても残業で頑張っていたけれど、
それも関係なくなるとなれば、当然定時であがりたいと考えるようになるでしょう。
そもそも辞める原因となったのが、この残業が多いことだという人なりの最後の抗議として定時あがりを徹底しだすなんて人もいるようですね。
明るくなる
辞める前になると、まるで別人のように明るくなるなんて人もいます。
今までは仕事の悩みや人間関係の悩みで毎日思い詰めていたものから解放される喜びなのか、話し方がハキハキとし始めたり、笑顔が増えるということがあると、ひょっとしたらもうすぐ辞めると言うことを決意した証拠なのかもしれませんね。
なぜ優秀な人ほど突然辞めるのか
おとなしい人=優秀な人とは限りませんが、突然辞める人に優秀な人が多いと感じることはありませんか?
なぜ、優秀な人ほど突然辞めるのかと言うと、自分が辞めると決まったあとの光景を先読みしているからではないかと考えられます。
誰かが辞めるというのは、想像以上に周りに動揺や波紋を呼ぶことになります。
中途半端に周りに辞めることをにおわせたり、必要以上に早くに辞めると伝えてしまうと、
無駄な引き留めにあったり、気まずい思いをしたり、
辞めるから手を抜いてると濡れ衣をかぶせられたり、余計な仕事を押し付けられたりと基本的にその人に得はありません。
ならば、私の社会人の経験から言っても最も良い辞め方は、周りに辞める決意は黙っておきながらある程度辞めた後の準備をしておいて、
自分が辞めることでなるべく周りに波風を立たせないようにしてスッと辞めることではないかと思います。
このように先の展開を予想して、周りに辞めるアピールをする人よりも、「立つ鳥跡を濁さず」がサッとできるため優秀と呼べるのかもしれませんね。
おとなしい人ほど突然辞める!?まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にもう一度おとなしい人が突然辞めるときの心境をまとめていきます。
おとなしい人が突然辞める理由
- 実は一番周りの目を気にしていた
- 前々から不満を溜めていた
- すでに辞める前提で働いていた
このような心境からも分かる通り、実は意外とストレスを本人は抱えていたなんてケースも多くあります。
突然辞めると言い出してからケアに取り掛かっても、時すでに遅しです。
もしも周りに思い当たる同僚や部下がいる方は、そうなる前に心のケアをしてあげてみてはいかがでしょうか。