子どものころによく通った児童館の先生の仕事に憧れたことってありませんか?
ですが、実際にはどんな仕事をしているのか。どんなところが大変でどんなところが楽しいのかって想像できませんよね。
この記事ではそんな児童館の仕事の実態を解説していきます。
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児童館の仕事の辛いところは?
児童館の仕事は一見楽しそうに見えるかもしれませんが、辛いと感じるところも多い仕事と言われることがあります。
では、実際に児童館で働いている人はどのようなところが辛いと感じるのでしょうか。
まずは児童館の仕事の辛いと感じるポイントを一つずつ解説していきます。
子どものケガが怖い
児童館の仕事をしていて最もヒヤッとするのが子どものケガです。
児童関係の仕事ならばこの悩みはつきものですが、児童館を利用する子どもはある程度身体も大きいため動きも激しく、遊びの途中で接触が合っただけでも大きな事故につながりかねません。
室内であるため密集することも多く、常に子どもたちのケガにひやひやしているのが辛いという人も少なくありません。
他の児童関係の仕事と比べて雰囲気が異なる
児童館の仕事の大きな特徴として、担当する児童やクラスのようなものがありません。
保育士が働くことが多い保育園や学童保育の場合は担当のクラスが割り当てられたり、同じ児童に長く関われるのが特徴です。
一方で児童館は学校が終わった時間帯に来る子どもたちの居場所という意味では学童に似ていますが、来る児童は毎回バラバラで年齢層も小学生から中学生くらいと幅も広いのも特徴です。
このように様々な児童と関わることになるため、他の児童関係の仕事とはまた異なる配慮や工夫が必要になります。
そのため、学童保育や保育園から転職して来たという人は、最初は雰囲気や児童との接し方の違いに難しさを感じるという人も少なくないようですね。
給料が少ない
児童館の給料は多くの場合、20万円いくかいかないか程度で設定されていることが多いです。
児童関係の仕事はどこも給料面と仕事の内容が見合ってないという意見が出やすいですが、児童館は他の児童関係の仕事と比較しても給料は安くなりがちです。
給料が20万では生活もろくにできないと辞めていってしまう人も多く、問題となることも多いようです。
なかには公営の児童館も存在し、そこで働く場合は公務員として扱われます。
公務員試験を突破しなければならないなどハードルも高いですが、待遇や福利厚生は一般的な児童館職員よりも優れていることも多いため、
もし狙えそうなら思い切って挑戦してみてもいいかもしれませんね。
人間関係が面倒
児童館は少人数の職員で運営することが多く、規模にもよりますが5人程度いれば多い方とも言われます。
そのため、人間関係が一度こじれたりすると逃げ場のない環境で働くことになるため非常に仕事がしにくくなります。
このように少人数ならではの人間関係が辛いという意見もあるようですね。
児童館の仕事の楽しいところは?
ここまでは児童館の仕事の辛いところをご紹介してきましたが、一方で児童館の仕事を楽しい、天職だと感じる人も多くいます。
児童館の仕事の楽しいところとはどのようなところなのでしょうか。
一つずつ解説していきます。
子どもとの関わり
児童館の仕事の最も楽しいところは。やはり一番は子どもとの関わりですね。
自分のクラスなどはないため、幅広い年齢層の子と、クラス担当のようなしがらみがなく関わることができます。
ときには一緒に遊んだり、勉強を教えたり、
児童館内のイベントを企画したりと、自由度の高い関わりができるため、保育園などで働くのは辛かったけど、児童館の仕事は楽しくて仕方ないという人もいます。
自分の時間を大切にしやすい
児童館で働く大きなメリットとして、残業や持ち帰りの仕事がほとんどないと言う点があげられます。
何度か解説してきたように、担当のクラスや児童がいる訳ではないため、業務内容自体がそこまでハードではないことや、
午前中の時間などは利用者も少ないため、事務などを落ち着いてさばくことができるため、残業してまでやらなければいけない仕事がそこまでないのが魅力です。
残業などをしなければならないのは、児童館が企画するイベントなどをする際など、閉館後に準備があったり、イベント後の後片付けなどがあります。
そこまで苦になるレベルの残業ではないので、残業などが嫌だという人にはおすすめですね。