社会福祉士と言えば、福祉業界の中でも知名度も高く数ある資格の中でも最高峰の資格と言ってもいいでしょう。
そのため、貰える給料もなかなかいい金額が貰えるのでは?なんて期待をしながら社会福祉士を目指す人も多いと思います。
この記事では、そんな社会福祉士の給料事情をご紹介していきたいと思います。
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社会福祉士は年収1,000万円を目指せる?
社会福祉士なんて難易度の高い資格を取得したならば、ひょっとして年収1,000円だって目指せるのではないかと夢を見る人もいることでしょう。
ですが、残念ながら結論からお話しますと、普通に働いていては社会福祉士では年収1000万を目指すことはまず不可能です。
まず社会福祉士の平均的な年収ですが、公益財団法人社会福祉振興・試験センターが公表した統計によると、社会福祉士の方の平均年収は403万円だとされています。
この統計データは年齢層・性別ごとに出した平均年収の全体平均から割り出された数字で、最も高給とされている50代男性でも564万円でした。
常勤と非常勤を併せた平均になるので、常勤の平均額よりも多少は低い数字だったことを加味したとしても1,000万円と言う数字には遠く及ばないことがよく分かると思います。
ちょっとガッカリしたなんて方もいるかもしれませんが、福祉業界全体を見るとこれでも他の福祉職と比べると高給取りな方で、
好待遇の求人も豊富にあります。
特に社会福祉士の資格を活かして公務員の職につくことができれば安定した待遇と、
年収1,000万とは言えませんが、十分な給料で働くことができるはずです。
民間企業で働く場合社会福祉士が活躍する施設の多くは、国からの報酬で運営されており、そこから給料が出ているため、報酬額に上限があるためなかなか公務員以上の待遇と言う訳にはいきませんが、
それでも社会福祉士があれば非常に豊富な選択肢から自分の興味のある分野に進んでいくこともできます。
また、それでもどうしても年収1000万円を目指したいというならば、民間企業に就職して役員クラスを目指すか、
社会福祉士の資格を活かして開業するという方法もあります。
私の知り合いに社会福祉士の資格に加えて行政書士の資格を取得し、ダブルライセンスで行政書士事務所を開業した人がいます。
社会福祉士と言う強みを活かして周りには真似ができない顧客層を開拓し、かなりの高給取りを達成したようです。
必ずしも社会福祉士の資格だけで頑張るのではなく、このように他の資格と組み合わせることで新しい道を開拓していくのも成功への一つの道ですね。
社会福祉士として年収を600万を目指す難易度は?
年収1,000万円よりは現実的な数字ですし、年収600万円を達成している社会福祉士の方も多くはないかもしれませんがある程度は間違いなく存在します。
ただ、600万と言っても決して簡単なことではありません。
どうしたら年収600万円を達成できるのかと言えば、やはり一番は公務員として働くことです。
先ほどの社会福祉士の平均年収403万と言う数字は社会福祉士全体の平均値でしたが、公務員に限定すれば平均年収は500万円程度だと言われることがあります。
500万円と600万円の違いというのは大きいですが、公務員として長年キャリアを積み、ある程度の役職に就けば十分目指すことができる数字と言えるでしょう。
ただし、公務員になるためには社会福祉士の国家試験だけではなく、公務員試験も突破しなければならないため、
決して簡単な道のりではないということだけは覚悟しておく必要がありますね。
社会福祉士は勝ち組なの?
さて、ここまで景気の良い年収1000万円や年収600万なんて話をしてきましたが、
決して社会福祉士になれば高給取りになれるという訳ではありません。
むしろ福祉業界によくある薄給で働かされるなんてケースも多くあります。
そういった意味では、社会福祉士を取ったから必ずしも勝ち組という訳ではありません。
しかし、社会福祉士の需要は非常に高く将来性のある資格であることは間違いありません。
また、活躍できる分野も非常に広いため、自分のやりたい仕事を切り開いていける可能性も十分あります。
勝ち組になれるかは本人の努力次第かもしれませんが、将来性や役割を考えれば非常に価値の高い資格であることは間違いないでしょう。