「保育園の調理補助で働いてみたいけど、どんな仕事なの?」
「私でもできる仕事なのかな?」
保育園の調理補助に興味があるけど、イメージが分からなくて一歩が踏み出せないという悩みをお持ちではないですか?
この記事では保育園での調理補助の仕事内容から、実際に働いてみてきつかったこと、楽しかったことを比較して解説していきます。
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Table of Contents
保育園の調理補助の仕事とは?
保育園の調理補助とは、提供する昼食やおやつの調理の補助を行う仕事です。
補助と言う言葉の通り、火を使った調理や細かい味付けなど技術的な作業は専門の職員が行うため、調理補助の仕事は、以下のようなサポートがメインの業務になります。
このように業務内容はそこまで難しいものを求められる訳ではなく、
勤務時間も午前中からお昼にかけての時間帯などだけ働くなどもできるため、子育て中の主婦の方などに人気の仕事です。
また、調理補助の仕事は、社員食堂やホテルなど食事を提供する場所で幅広く募集しています。
今回ご紹介する保育園での調理補助の特徴としては、大勢の子どもに配る食事やおやつを時間までに仕上げて提供する点や、従業員の数は比較的少ない人数で回す点などがあげられます。
保育園の特徴である児童への提供する給食の数は、保育園の規模にもよりますが、児童の数に職員の分もあわせて100食程度であることが多いようです。
一方でよく比較される給食センターの場合は大きなところだと1,000食近く作ることもあるそうです。
数が多ければ作業の数も膨大になるため、どちらも経験したことがある人からすると給食センターの方が圧倒的に大変という意見が多いようですね。
保育園の調理補助のきついところ
では、保育園の調理補助として働くうえでどのようなところが大変と感じるのでしょうか?
実際に働いている人がきついと感じる瞬間としてこのような理由があるようです。
- 体力がもっていかれる
- 調理中の時間に追われる感覚
- 人間関係
- 給料が低い
1つずつ解説していきます。
①体力がもっていかれる
調理補助と聞くと経験がない方から見れば繊細な技術職のようなイメージを浮かべる人もいると思いますが、
味付けや火を使った調理は調理師の方が行い、食器の準備や盛り付けなど、調理の補助を行う仕事です。
専門的な技術などは必要ないですが、大きな鍋や食器を準備するため重い物を持ち運んだり、何十人分の洗い物だけで何時間と取られたりと、力仕事に近い仕事も多くとにかく体力が必要になります。
忙しい時間帯や行事などの特別な昼食の際は息つく暇さえないような忙しさに、仕事が終わったらグッタリなんてこともあります。
さらに、夏は熱がこもりやすいため、熱中症でダウンしたり、重い食器の持ち運びなどで腰や足を痛めたりなんて方もいます。
②調理中の時間に追われる感覚
保育園の昼食の時間は決まっており、その時間までに調理を終わらせて配膳する必要があります。
子どもたちは何よりもじっとしていることが苦手なため、ほんのわずかな遅れでも大荒れなんてことにも繋がりますし、
そのため、テキパキと作業をこなしつつ、時間に間に合うように調理を行わなければなりません。
保育園の場合は児童の数もそこまで多くない場合もあるため、給食センターなど何百人分と作るところと比べれば慣れれば余裕なんて感想を持つ方もいるみたいですね。
③人間関係がきつい
正直なところ調理補助の仕事がきついと感じる一番多い理由がこれかもしれません。
閉鎖的な空間であり、キビキビと働かないといけないため、ピリつく場面も多く、調理場という狭い空間で働くため人間関係が気まずくなっても逃げ場もありません。
ただでさえ時間のかかるプレッシャーの多い空間で人間関係が悪化すると非常に気まずい思いをします。
ただし、給食センターのような大規模なところとは違い、保育園の場合は規模にもよりますが、2~3人程度で回すところが多いため、派閥のようなものも少なく、雰囲気は良いと感じる人も多いようです。
こればかりは運の要素が大きいため、入る前に判断するのは中々難しいですね。
④給料が低い
調理補助の仕事はどうしても給料が安く設定されているところが多く、最低時給で計算されるところも少なくありません。
一般企業と違い、売り上げが極端に上がったりすることもない環境のため、ある程度は仕方ないのですが、これだけでしっかり稼ぎたいとなるとなるべく長い時間入れる場所を選んだりと努力が必要になりますね。
保育園の調理補助の楽しいところ
きついところをご紹介してきましたが、保育園の調理補助の楽しいところとはどんなところなのでしょうか?
このようなところにやりがいがあるようです。
- 仕事を次々にさばいていく感覚が楽しい
- 常にやることがあるため、時間を持て余すことがない
- 皆で連携してやり遂げる達成感
調理補助は目標とゴールとがしっかりと分かるため、そこに向かってテキパキと仕事をさばく感覚にやりがいがあると感じる方が多いようです。
しっかりと見えているものに向かっていくため、チームワークも生まれやすく、長く勤めていると居心地が良い自分の居場所と感じる人も多く、長いパートさんだと10年以上勤務している人も珍しくないですね。
保育園の調理補助の仕事が向いている人は?
さて、このような調理補助の仕事ですが、どのような人が向いているのでしょうか?
調理補助として働いたことがある人からは以下のような人が向いていると言われているようです。
- とにかく体を動かしていたい人
- 大人数よりかは少人数で働きたい
- 丁寧な作業が出来る人
- チームで活動するのが好きな人
保育園の調理補助の仕事は無資格でもできる?
保育園の調理補助に興味あるんだけど、無資格じゃ働けないの?
このように、これから調理補助の仕事を始めてみたいけれど資格がないからできないと思っている方も意外と多いようです。
しかし、実は調理補助の仕事は資格を持っていなくても働くことができます。
もちろん、栄養士や調理師を持つっていれば面接の際に有利になったり、補助以外の仕事を任されたりと可能性は広がりますが、大半の人は資格も経験もない状態からのスタートなので心配はいりません。
もし、働いている内に資格を取得したいと思い始めたら、調理補助の経験を2年積むことで、国家資格である「調理師」の受験資格を得ることもできるため、挑戦してみるのもいいですね。
保育園の調理補助の面接では何を聞かれる?
これから保育園の調理補助で働きたい!という方がまずやらなければならないのが求人探しと面接対策ですね。
調理補助と言うと学生時代に経験したという方も少なく、面接ではどのようなことを聞かれるかイメージがわかないという方も多いですよね。
そこで、実際に調理補助の面接を受けた方から面接での質問を聞いたところ以下のような質問が多いようでした。
- 志望動機
- 週何回勤務できるか
- 扶養内で働きたいか
- 子どもがこの保育園にいないか
やはり希望者には主婦の方が多いため、質問も主婦の方に合わせた内容が多いようです。
子どもがいる保育園で働きたいと希望する方も多いらしいですが、やはりそれは難しいようで、子どもが保育園にいるような場合は落とされることが多いようです。
できないことをできると言う必要はありませんが、ある程度頭の中で質問の回答を用意しておいて、スムーズに答えられるように準備しておくと、相手からも好印象を抱かれやすいですね。
もし保育園の調理補助を辞めたいと思うときが来たら?
仕事をしていればいつかは必ず退職するときが来ます。
それが1カ月後なのか10年後なのかは誰にも分かりません。
保育園の調理補助の退職理由としては以下のようなものがあります。
- 仕事がきつい
- 時給の良いパートを探したい
- 子どもが大きくなりこの仕事である必要がなくなった
- 夫の転勤
どんな理由であれ、優先すべきは自分とその家族です。
「長く続けられるか分からない」、「辞めたら迷惑がかかる」とネガティブに考えてしまうかもしれませんが、それは誰でも同じことです。
ぜひ積極的にチャレンジをして、悩んだら遠慮せずに現状を周りの方に相談してみましょう。
家事に育児も頑張り続けて疲れたという方は、無理に働くことにこだわらず少し仕事から距離を置いてみることも大切です。
たとえば、仕事を休んでいる間に資格を取ることで、結果的に自分に相応しい仕事を見つけることができたなんて人もいます。
以下の記事で主婦の方におすすめの資格をご紹介しているので、試しに参考にしてみれはいかがでしょうか。
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保育園の調理補助の体験談
Aさんの体験談
保育士さんの分を含めて70人程度の給食を作っていました。
調理場は基本3人で回すのですが、仲の良い職場だったので、毎日楽しく仕事をすることができました。
座って落ち着いてやる仕事より、とにかく仕事をさばきたいという性格だったので、この仕事は合っていて、配膳まで済んだあとの達成感はとても気持ちよく自分に合った仕事でした。
ただ、エアコンが弱かったのか、夏の暑さだけは本当にしんどくて、ペットボトルの水だけではとても足りなかったのが大変でした。
Bさんの体験談
以前までは給食センターで1,000人分近い給食を作っていて、人も多いし基本的には分業制に近い形で同じ作業を延々と繰り返すのでかなりしんどい仕事だと思っていました。
ですが、保育園の調理補助は少人数で協力しながら作るのが楽しく、
大変な給食センターを経験したからか作業もそこまでつらいとは感じず、和気あいあいとした職場に出会えてよかったです。