学童保育で働く学童指導員に憧れる人も多いと思います。
ですがなかなか周りで学童で働いている人もいなくて話も聞けず、自分でも学童で働けるか判断するのが難しいという人も少なくないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、学童指導員に向いている人を特徴と合わせてご紹介していきたいと思います。
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学童指導員に向いてる人とは?
学童保育での仕事は、一般的な企業勤めの仕事とは大きく異なります。
そのため、別の業種から転職してきた人の中でも学童の仕事が天職だと感じる人もいれば、思っていたものと違って自分には向いてなかったとすぐに辞めてしまう人など様々です。
このように向き不向きが出やすい仕事である割に、実際にやってみないと向いているか向いていないか判断が難しい職種でもありますね。
それでは学童指導員に向いてる人の特徴とはどのようなものがあるのでしょうか。
実際に学童指導員として働いて来た私の経験上、以下のような方が長く続いている印象があります。
- 人との関わりが好き
- 体力がある
- 気持ちの切り替えがうまい
一つずつ解説していきます。
人との関わりが好き
学童保育の仕事はとにかく人と関わることの多い仕事です。
子どもとの関わりはもちろん、保護者の方や職場の仲間など本当に多くの人とコミュニケーションを取る必要があります。
正直人との関わりがあまり好きではないと言う人にとってはかなりストレスのかかる仕事です。
もともと人と会話をしたり触れ合うのが好きという人でないと、仕事をしているだけで少しずつストレスが溜まってしまうなんてことにもなりかねませんね。
ある程度人とのコミュニケーションや会話が楽しいと感じる人の方が学童の仕事には向いていると言えるでしょう。
体力がある
学童の仕事は何よりも体力を求められる仕事です。
子どもの体力は大人からすれば本当に驚かされるほど凄まじいです。
それを何十人と相手にするわけですから、指導員は仕事が終わったあとはまさにクタクタになります。
特に体力が求められるのが夏休みです。
普段子どもは学校が終わった放課後から来るため、長くても3,4時間程度ですが、夏休みは朝から来所するうえに夏の暑さなので、
夏休み終盤なんかは見るからに職員の方が疲れ切ってたりします。
このように非常に体力が求められる仕事ですので、ある程度体力はつけておかないと、子どもたちのパワーに負けてしまうでしょう。
気持ちの切り替えがうまい
人と関わることが好きなことや、体力があることはもちろんですが、
個人的に学童指導員を長く続けられる人に一番共通することと言えば「気持ちの切り替えがうまいこと」ではないかと思っています。
学童の仕事をしているとメンタル的にきついと感じる場面が多くあります。
保護者の方からのクレームや、子どもを危険な目に合わせてしまったりと、常に想定外のことが起こる場所だからこそ、
切り替えが上手でないと、どんどんと辛い気持ちが積み重なっていってしまい、あっという間に追い込まれてしまいます。
失敗したときや辛いことがあったときに、ある程度は「次がんばろう」と思える人ほど学童の仕事に向いているのではないかと思います。
学童指導員はすぐ辞める人が多いってホント?
学童指導員を目指すにあたって一つ覚えておいて欲しいことがあります。
それは、「学童指導員の仕事は始めても辞める人が多い」という点です。
実際に仕事を始めて学童の仕事が天職だと感じている人であっても、かなりの頻度で退職していくため、
3年続けば長く続いた方なんて言われる業界でもあります。
上記でも解説してきましたが学童指導員の仕事は向き不向きが分かれやすい仕事だと思います。
しかし、この向き不向きが出やすいことが離職率の高さの原因かと言われれば決してそんなことはありません。
なぜこのように言われるのかと言えば、やはり学童という仕事の性質が大きく関わってきます。
仕事の内容自体が身体を使う仕事ですので大変ということもありますが、一番の理由は給料が安いところが多いというのが最大の原因ではないでしょうか。
どうしても学童という施設の都合上、給料は全体の平均的な年収額よりも少なくなることが多く、昇給や昇格とも結びつきづらいため、
続けていこうとしても現実問題なかなか難しいという問題があります。
そのため、保育士資格を取得して給料の良い保育園などへ転職してしまったり、そのまま他の職種に移ってしまう人も多いです。
学童保育の仕事自体は非常に楽しくやりがいのあるものですが、このようなミスマッチが起こらないためにも自分の将来像をしっかりと計画して就職することをおすすめします。