一度は退職を宣言したけれど、後になって段々とやっぱり残りたいなんて気持ちになっていった経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
退職をやめるべきか、そのまま退職をするべきか。
ある意味人生の分岐点となる悩みですよね。
この記事では、そんな悩みを抱える方のために、退職を撤回した人はその後どうなるのかを、実際の体験談とともに解説していきたいと思います。
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退職撤回の末路とは?
末路なんて言うとちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、実際に退職を撤回してそれほど後悔した人もいれば、
退職を撤回して良かったと思いながらその後も仕事を続ける人もいます。
退職を撤回して良かった人と悪かった人の違いとはどのようなものがあるのでしょうか。
ここからは実際に退職を撤回して良かった人と後悔した人の体験談をご紹介していきたいと思います。
退職撤回して良かったAさんのパターン
まずご紹介したいのは退職撤回をして良かったと感じているAさんのパターンです。
Aさんは長年今の会社に勤めていましたが、段々とベテランと言う地位として扱われるようになってきましたが、
ベテランとは名ばかりで、実際は給与は大してあがらないのに、後輩の面倒を見たり、責任の多い仕事を任されたりといいように扱われるような立場になりつつありました。
この扱いにうんざりしたAさんはついに退職を上司に申し出たところ、
辞めるとは思っていなかったAさんの辞表にかなり驚き、慌てて引き止めました。
最初はAさんの辞める意思も固かったですが、
ですが、退職を撤回したことにより、いままで良いように扱われていたものが、適切な評価を受けれるようになり、
しっかりと見返りを受けれるようになりました。
今までおざなりに扱ってしまっていたAさんに対して、上司の方も考えを改めるきっかけになったのでしょう。
退職撤回して後悔したBさんのパターン
次にご紹介したいのが退職を撤回したことを後悔しているBさんです。
Bさんは向上心もあり、今の仕事や職場も嫌いではないけれど、更なるキャリアアップを目指して転職を決意しました。
既に次の転職先も決まっていましたが、会社から強い引き留めにあい、結局今の会社に残ることになります。
ですが、一度退職を宣言した手前、周りに対して気まずさを感じながら仕事をすることになり、以前のような居心地の良さは感じられず、
さらに一度退職を撤回した手前辞めにくくなってしまい、そのまま仕事を続けてしまったために、
段々と年齢も重ねて次の仕事に転職しようにも年齢的に厳しくなってしまい、結局「あのとき転職していたら」とモヤモヤしたままその仕事を続けることになってしまいました。
退職撤回はデメリットも大きい?
さて、退職を撤回することでどのようなデメリットがあるのでしょうか。
出戻りならともかく、正式な退職前に撤回しているのであれば、給与や待遇面でペナルティを受けると言ったケースは少ないと思います。
むしろ、上司から引き止めにあい、退職を留まってくれる見返りに給与を上げるなどのメリットを受けるケースなどは意外とあるようです。
そう聞くと、退職を試しに一度切り出してみるのもいいかもしれないなんて考える人もいますが、やはりデメリットもあります。
最も問題となりやすいのが職場の人間関係の問題です。
今までの職場での人間関係によるところも大きいですが、多かれ少なかれ人間関係には影響が出ることになるでしょう。
退職の宣言というのは想像以上に周りに衝撃を与えます。
そのため、どうしても周りに与える影響は少なくなく、「辞めると言ったりやっぱり残ると言ったり人騒がせな人」なんて印象を周りに与えかねません。
このように周りからの信頼を失ってしまう可能性もあるため、退職を撤回する際はなるべく周囲に配慮して立ち回ることが大切です。