仕事柄、証券外務員という資格に興味を持ち始める方も多いのではないでしょうか。
しかし、仕事や学生生活などの忙しさから勉強時間がまったく取れないなんて人も少なくありません。
証券外務員は平日であればほぼ毎日実施しているため、ダメ元で一夜漬けで挑んでしまうなんて人もいます。
この一夜漬け作戦は果たしてうまくいくことはあるのでしょうか。
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証券外務員一種は一夜漬けでも合格できる?
証券外務員一種は合格率は6割から7割程度とそこそこ高い合格率ということもあり、一夜漬けでも合格できるのでは?なんて期待を持つ人も多いようです。
さて、証券外務員一種を一夜漬けで合格できるのかという点ですが、知識がまったくない状態から一夜漬けで合格は非常に難しいためおすすめしません。
私の周りでも似たように一夜漬けか、せいぜい2,3日前に勉強を初めてダメ元と言いながら挑んだ結果不合格になる人は後を絶ちません。
一方で、一夜漬けで合格した人がまったくいないかと聞かれれば、そんなことはありません。
たとえば二種をすでに取得していたり、すでに学生時代や他の資格試験である程度証券外務員に関する知識があれば、
多少可能性は出て来るかもしれませんし、一夜漬けで合格している人の多くはそういった人たちです。
ただ、それでも一夜漬けでの挑戦は非常に険しい道のりです。
証券外務員の試験は一度落ちるとペナルティもあるため、正直一夜漬けでの挑戦はおすすめしません。
証券外務員一種の試験に落ちると?
さて、証券外務員の試験に落ちるとどのようなペナルティがあるのでしょうか。
それは証券外務員は一度試験に落ちると、30日の待期期間が発生することです。
とりあえずダメ元で一夜漬けで挑戦してみようとして、不合格になればその期間は再受験すらできなくなります。
仕事ですぐに必要な場合は、一夜漬けでのダメ元挑戦は非常に大きなリスクとなりますね。
それならば一夜漬けで挑むのではなく、半月でも徹底して勉強してから受験する方が賢明と言えるでしょう。
証券外務員に受かる気がしないという方は
さて、なかには証券外務員の勉強をどれだけしても受かる気がしないという方も少なくありません。
合格率も高いため簡単な試験に見えますが、数字などに苦手意識がある人にとっては非常に難関な試験に感じるはずです。
受かる気がしないという人の多くに共通するのが「計算問題への苦手意識」です。
計算問題は配点の中でも4分の1近くを占めているためここを落としてしまうと、ギリギリ合格点に届かず合格を逃し続ける結果になります。
専門的な用語が多く、どうしても苦手意識が強くなり対策を怠ってしまいがちです。
証券外務員の試験は決して難関試験ではありません。
出題される問題も過去問からの応用的な問題ばかりです。
完璧にこなさなくても過去問に対応できるだけの実力が身につけば充分合格を目指せるはずですので、そこまで抵抗を感じる必要はありません。
また文章問題をしっかりと対策をして、ある程度慣れることができれば計算問題にも入っていきやすいため、文章問題から勉強を始めて、最後に計算問題を学習するというのも一つの手です。
また、計算問題が苦手というパターンの他に、参考書だけ読んで過去問を解いた数が不足しているという方も多く見かけます。
上述したとおり、証券外務員の試験は過去問からの応用問題が非常に多いため、過去問こそ重点的に勉強するべきなのです。
計算問題と過去問。この2つをものにするだけで、得点がグッと伸びたという人も多いため、ぜひこの2点の対策を意識してみてくださいね。