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楽な仕事がしたいのは甘えなの?

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楽な仕事がしたいのは甘えなの?

20代男性

楽な仕事がしたいです。

今の会社で5年近く働き続けていて、部下も増えてきて任される仕事も責任あるものが多くなってきました。
やりがいはあるかもしれませんが、正直しんどいことが多く、今の給料に見合ってないように感じます。

もともとプレッシャーにも弱く、出世などにも興味があるほうでもないので、どうせなら楽な仕事がしたいと思い、転職を考えています。

ですが楽な仕事がしたいという理由で転職というのはやっぱり甘えなのでしょうか。

 

楽な仕事がしたいのは甘えなのか?

まず結論から申しますと、楽な仕事がしたいというのは決して甘えなんかではありません。

 

楽な仕事をしていると将来のためにならないなんて誤解する人がいますが、
厳しい環境で手に入れたものに価値があるという考え自体がそもそも根拠のない話です。

仕事を通じて得る経験やスキルに楽な仕事かどうかなんて関係ありません。

例えば、楽な仕事を選べばストレスの少ない環境で、のびのびと自分を育てることが期待でき、
厳しい仕事を選んだ人ではストイックに頑張っていけることが期待できます。

このように、得るものや過程が違うというだけで、
どちらに優劣があるわけでもなくそれぞれの働き方に利点やデメリットがあるだけです。

それにも関わらず一方的に楽な仕事がしたいのは甘えだという意見があれば、それは間違っていると言えるでしょう。

 

一番大事なのは、楽な仕事であっても厳しい仕事であっても、自分がそこで何をしたかです

そのため、楽な仕事で生活できるだけの給料を得て、プライベートを充実して過ごしたいと言う考えの人もいますが、これも十分立派な選択肢です。

楽な仕事がしたいは甘えだ!なんて意見や風潮に流される必要はまったくありません。

自分がどうなりたいかをイメージし、それに相応しい環境を選択することが大切ですね。

 

なぜ楽な仕事がしたいのは甘えと言われるの?

ここまで解説してきたとおり、楽な仕事がしたいというのは決して甘えなどではありません。

ですが、世の中にはその考えを認めずに、楽な仕事=甘えだと一方的に決めつけて来る人もいます。

なぜ、楽な仕事がしたいというと甘えだという意見が出てくるのでしょうか。

楽な仕事がしたいのは甘えだと言う人の心理を解説していきます。

 

自分の成功体験がすべてだと思っている

初めて入った会社が非常に厳しい環境で、その中で成功してきたという人もきっと多いと思います。

それ自体は素晴らしいことですし、誇って良いことだと思います。

ですが、その自分の苦労や生き方が正しいと思い込み、厳しい環境や苦しい環境にいるべきという固定概念が固まってしまっている人もいます。

その経験を他人にも押し付けてしまい、楽な仕事がしたいなんて甘えだ!と言い張る人もいます。

 

その人が厳しい環境で成功したのは、その人の性格や人柄に合ったからであって、同じ環境で頑張ったからと言って他の人も同じように成功していくとは限りません。

あくまでその人にあった働き方を選ぶべきですね。

 

相手にマウントを取りたい

楽な仕事がしたいというのは、上述した通り甘いことを言っているととらえられやすい言葉です。

そのような発言はマウントが取りやすく、相手を見下したいや自己主張の激しい人からは鬼の首を取ったかのように説教ができるチャンスなのです。

つまり、本当に楽な仕事がしたいというのに対して強い思いがある訳ではなく、ただ相手に対して優位に立ちたいだけという人も少なからず存在します。

ある意味、このタイプが最もやっかいかもしれませんね。

 

楽な仕事をしてる人が羨ましい

心の中では楽な仕事がしたいという気持ちがあるけれど、今の厳しい環境から抜け出せず、
楽な仕事で同じくらいの給料を貰っている人が羨ましく、そんな自分を正当化するために楽な仕事がしたいのは甘えだと言う人もいます。

 

今つらい境遇に立たされて仕事をしている人から見ると、楽な仕事がしたいというのはどうしても神経を逆撫でしてしまうことがあります。

自分の境遇をわかって欲しい。こんなに頑張っているのに全然楽にならないなど、

自分だけが辛い状況で置いていかれるのが嫌なのです。

 

給料安くてもいいからとにかく精神的に楽な仕事をしたい人が増えている

最近では給料はそこまでいらないから、とにかく精神的に楽な仕事をしたいと言う人が増えているのをご存知でしょうか。

いくら給料が高くても常に精神的に追い詰められる環境にいて、何より大切な自分の体が壊れてしまってはもともこもありません。

 

なかには、それを甘い考えだと自分を追い詰めてしまう人もいます

とにかく大変な思いをして出世して稼ぎ続けることこそ美徳という風潮がまだうっすらと残っていることが原因かもしれませんが、そんなものはまったく気にする必要はありません。

やはり大変な仕事ほど給料は高い傾向にありますが、自分の生活が維持できればそれで十分というならば、
楽な仕事を選ぶというのも一つの選択肢です。

 

ただし、あなたにとって何が精神的に楽なのかという点をよく考えてから動き始めなければ後々再び後悔することになる点には注意しましょう。

 

たとえば、精神的に楽な仕事として工場のライン工を推す人がいます。

工場勤務は他の仕事ほど周りと連携して行う作業が少なく、人間関係で苦労することがないということが精神的に楽という意見が多いです。

一方でライン工は周りとコミュニケーションを取らずにずっと同じ作業を繰り返すことも多いため、この点が辛いと感じる人にとっては、むしろ精神的にきつい仕事となるでしょう。

人間関係がきついのか。仕事内容がきついのか。通勤がきついのか。
自分にとって何が精神的にきつい点なのかをしっかりと見極めてから行動することが大切ですね。

 

楽な仕事を辞めたいという人もいる

ここまでは楽な仕事がしたいという人は決して甘えではないということを解説してきました。

ですが一方で楽な仕事を辞めて厳しい環境で頑張りたいと希望する人もいます。

もちろん、この考えも十分立派な選択肢です。

上述した通り、楽な仕事と厳しい仕事の違いは得るものが違うだけであって、どちらに優劣があるわけでもありません。

厳しい環境であれば、周りと競い合い高めあっていけたり、自分を厳しい目で見てくれる人たちに囲まれて成長していけるなど様々な利点も考えられます。

 

もし、今の楽な環境を辞めて厳しい環境で頑張ってみたいという気持ちあるならば、一度経験してみるのも一つの選択肢です。

そのうえで、自分に合った働き方を探してみるのもいいですね。

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