今の仕事に対して「責任が重すぎて耐えられない」と感じている人は少なくないのではないでしょうか。
必要な経験を積ませてもらえずに管理職を任されたり、そもそも本人の性格や能力に見合わない責任を負わされたりして悩んでいる人は後を絶ちません。
このように責任のある立場に耐えられなくなったときどうしたらいいのかを解説していきたいと思います。
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仕事の責任に耐えられない人が増えている?
最近、分不相応に責任のある仕事を任せられて、そのプレッシャーに耐えられないという人たちが多いようです。
「自分は責任のある立場なのだから、全部自分で解決しなければ」と気負い過ぎて抱え込んでしまい体を壊してしまう人も多いように感じます。
その背景には、昔よりも少子高齢化や、世代交代などにより人手不足の会社が増加し、順当なステップアップや経験を得ることができずに責任のある仕事を任されてしまったり、
自分には荷が重い仕事を任されてしまうケースも比例して増えているのではないかと思います。
このように不相応な責任を負わされてキャパオーバーに陥る人が増えている今、大切なのは自分ひとりで抱え込まないことです。
どんな立場であれ、あなた一人が抱え込まなければいけない責任なんて存在しません。
もしあなたが今、仕事の責任に耐えられないと感じているならば、
自分一人で解決しようとせず、周りや上の人間に頼ると言うことも大切なことです。
仕事のことしか考えられないとなった時は危険信号
重要な仕事を任されたり、責任のある立場に立って張り切っていたけれど、
だんだんと仕事終わりや休日まで常に仕事のことで頭がいっぱい、むしろ仕事中の方がその場で対応できるから気持ち的にも楽。
もしもそんな状態になってしまっていたら、それは危険信号かもしれません。
本来は仕事と休日でオンオフのスイッチを切り替えることで、息抜きをできるのが理想的ですが、そのスイッチが上手く切り替えられず、気持ちも体力も消費していく一方と言う状況は、決して健全とは言えません。
そのまま続ければいつかメンタル的に限界を迎える可能性もあるでしょう。
常に仕事のことで頭がいっぱいで、神経がすり減っているようならば、責任やプレッシャーの負荷が過剰にかかりすぎているのまもしれません。
大変だけど大丈夫だろうと安易に考えず、一度立ち止まって自分の現状を一度整理してみましょう。
責任者に向いてないと感じたときは?
責任者という立場は、実際に一度やってみないと自分に向いているのか判断が難しいものです。
実際にやってみた結果、責任者という立場が自分に向いてないと感じたならば、素直にその旨を上司に相談してみるのがおすすめです。
責任者という立場から周りに相談できずに自分ひとりで抱え込んでしまう人もいますが、
それは決してあなた一人で抱え込む問題ではなく、全体で解決すべき問題です。
自分の気持ちを溜め込まず周りに相談してみましょう。
ただし、このときに見栄を張って変な理由を無理にこじつけたり、部下のせいにするような伝え方をすると不信感を抱かれることもありえます。
責任者が向いてなかったなんて自分が情けないと、自分のプライドが邪魔してしまうこともあるかもしれませんが、
素直に今の自分の現状と気持ちを事実に沿って伝えた方が、危機感などはより相手に伝わるものです。
責任の重さに仕事を続けられる気がしないときは?
責任の重さに耐えられないと感じたときは、上述したように上司に相談してみるなどして今の環境を改善してみるのも良いですが、
残念ながらこれで解決するとは限りません。
なかには相談したけれど何も変わらなかったという人もいることでしょう。
もし、どうやっても解決しないようならば、いっそ転職してしまうのも一つの手です。
一度責任の重い立場についてしまうと、その後も責任のある立場が続き、楽な立場に戻るというのはなかなか難しいのが組織というものです。
それならば、別の職場でもう一度やり直すというのは何も間違っていませんし、自分の将来を見直す良いチャンスになるかもしれません。