相談者Aさんのお悩み
コンビニの夜勤って楽と聞きますが、どうなのでしょうか?
現在大学に通っているのですが、週1,2程度でコンビニの夜勤のアルバイトをしようと思っているのですが、コンビニで働いたことがないので、イメージがわかず…。
忙しさなどは地域や立地にもよるとは思うのですが、どんな仕事をするのかもイメージがわいていない状況なので応募するか悩んでいます。
ぜひ、コンビニの夜勤で働いたことがある人のお話を聞きたいです。
コンビニの夜勤と聞くと、
「仕事も少なそうだし楽そう」
「覚えることが多くて大変そう」
「寝ずに働くなんて耐えられるの?」
このように色々なイメージを持つ方がいると思います。
実際に私もコンビニの夜勤に入っていましたが、たしかに「コンビニは楽」という意見と「コンビニはきつい」という意見の両方が出るのは納得できます。
この記事ではコンビニの夜勤で働いた実際の体験談を基にその実態を解説していきます。
Table of Contents
コンビニの夜勤の楽なポイント
さて、ここからが本題ですが、コンビニの夜勤なんてお客さんが来ないから楽だという意見も多く聞きますね。
この意見についてはあながち間違ってはいないと考えて頂いて大丈夫です。
実際よほど特別な場所でない限り夜間帯はお客さんが激減するため、その事情特有の楽さはあります。
そこで、まずはコンビニの夜勤が楽だという理由を1つずつ確認していきましょう。
コンビニの夜勤が楽な理由①お客さんが少ないので落ち着いて仕事ができる
- 住宅街のようなところにあるコンビニだったので、お客さんは数えるくらいしか来なくて非常に楽でした。
納品の時間まではやることもないので、裏でスマホをいじってたなんてこともしょっちゅうでした。 - 業務量もそこまで多くなくて、検品や品出し、食品の廃棄以外は、お客さんが来ない限りやることもないので、一つ一つの作業を集中して取り組めました。
忙しい時間のコンビニやファストフード店などは、常にお客さんが待っているような状態で、次から次へと仕事が入って来るため、プレッシャーに弱い人や、ビシビシと働くのが苦手という人には向きません。
ですが、コンビニの夜勤ならば、お客様の数は日中に比べて少ないため、他の仕事に追われるようなことや、時間に追われるようなことはほぼありません。
コンビニの夜勤が楽な理由②夜食や飲み物がいつでも買える
- クーラーが効いていて、意外と喉が渇くので飲み物などをすぐに買えるのは本当に助かりました。
- 昔からコンビニで暮らしたらどんな感じなんだろうを体感できました。
新商品などをすぐに買えるのはコンビニ店員の特権です。
コンビニの最大の魅力と言えばその豊富な品数です。
工場や警備員などの夜勤の場合、空腹や喉の渇きがあっても、持ち場があるため中々買い物に行けません。
ですが、コンビニの場合はいつでも商品を購入することができます。
なんでも買えるからと言って楽しくなってばかばか買っていると、せっかくの給料が減ってしまうので、ある程度我慢も大切ですね。
コンビニの夜勤が楽な理由③ルーティンワークなので一度覚えてしまえば簡単
- 仕事自体は正直そこまで難しいこともないですし、基本的にはマニュアル通りに動くだけなので、仕事が難しいと感じたことはありませんでした。
- 覚えることが多いと聞いていて、最初はたしかに大変でしたが、2,3回出勤する頃には基本的な仕事は問題なく覚えられていました。
仕事自体は、基本的には手順の決まったルーティンワークです。
そのため、業務の幅は広いですが、一度仕事を覚えてしまえばあとは簡単に業務をこなすだけです。
そのため、難しい仕事や臨機応変に動く必要はそこまでないため、仕事のハードル自体は低いと言えるでしょう。
コンビニの夜勤が楽な理由④自宅から近い場所で働ける
- 夜勤の仕事がしたかったのですが、コンビニ以外の仕事は電車通勤が必要な場所にしかなかったので、近所のコンビニにしたのですが、仕事が終わってからも徒歩で帰れるのでこの仕事にして良かったと思います。
夜勤の場合、日中と比べて選べる仕事の幅はグッと少なくなります。
しかし、コンビニは非常に店舗数が多く、求人数も多くあります。
他の夜勤の仕事の場合、工場や警備員などは勤務地が遠かったりする点がデメリットになりますが、コンビニならば自分の自宅から歩いて通えるような場所も選択することもできます。
夜勤でクタクタで一秒でも早く休みたいときに、電車に乗って帰宅すると考えるとうんざりしますが、コンビニならば歩いてすぐに帰れるような場所で働くことも可能です。
夜勤で働けて、交通の便まで追い求めるとやはりコンビニのアルバイトは夜勤の仕事の中でもダントツで選びやすい仕事ですね。
コンビニの夜勤のきついポイント
さて、ここまではコンビニの夜勤の楽な理由について解説してきました。
しかし、ただ楽なだけでなく、夜勤特有のきつさも色々とあります。
ここまで解説してきたコンビニの夜勤の楽なポイントと比較しながら見て行きましょう。
関連記事
夜勤のきついポイント①夜に働くため、身体がしんどい
- 常に身体がだるいような感覚になり、ボーっとした状態が仕事中続いています。
今は大丈夫ですが、長くは続けられないなと思っています。 - 帰ってからも眠いはずなのに寝ることができず、夜勤の翌日もなんだか頭がぼんやりするような感じが続きます。
夜勤の最大のデメリットですが、本来睡眠を取るべき時間に働くため、睡眠の質は悪くなります。
そのため、仕事中はもちろん、起きた後も常にボーっとしたような感覚に陥るという人がとても多いです。
夜勤に慣れて来る人もいますが、どうしても体質的にそれが合わずに辞めてしまうという人もいます。
夜勤のきついポイント②面倒な客が多い
- タバコの銘柄を指定してくれなかったり、雑な扱いをされることも多くてうんざりします。
- 駅前のコンビニで働いていますが、酔っ払いやガラの悪いお客さんが来ると非常に嫌な思いをすることがあります。
やはり、日中と比較して少し変わったお客様も多いです。
意地でもタバコを指定してくれない方や、お金を投げるようにして渡してくる方、
とにかく挙動不審で強盗かと思ったなんてこともありました。
夜勤のきついポイント③ワンオペをさせられることもある
- 夜勤の時間を一人で回していました。トイレにも落ち着いていけないですし、お客さんが立て込んだときなどはかなり大変です。
- 単純に業務量が2倍になるので、もう一人スタッフが欲しかった。
コンビニの夜勤を考える人がよく不安に感じることの一つに、一人で店を任せられる「ワンオペ」をさせられるのではないかと不安を抱える方も多いです。
たしかにワンオペの場合、トラブル時の対処や、お客さんが立て込んだときに大変な思いをするなど負担も大きくなるため不安を感じる気持ちは分かります。
しかし、残念ながら実際にワンオペで行っているコンビニはあります。
コンビニ業界は人手不足に悩まされているところも多く、夜勤に入れる人がいなかったり、人件費削減などで一人で夜勤の時間帯を回させるオーナーもいるでしょう。
もちろん、バイトを始めたばかりの頃は先輩や店長が付いてくれるよう配慮をしてくれるところも多いですが、それでも慣れて来た頃にワンオペにシフトしていくという店舗もあります。
ワンオペがどうしても嫌だという方は、思い切って面接時に聞いてしまうのも1つの手ですね。
夜勤のきついポイント④強盗に会う危険もある
- 最初に入ったころはいつ強盗に襲われるのかとヒヤヒヤしながら仕事をしていました。
しばらくすると慣れてしまい、最後まで強盗に会うことはありませんでしたが。
私がコンビニで働く際に最も気になったのはここでした。
やはりコンビニの夜勤と言うと強盗を連想してしまいますよね。
強盗に会う確率なんて本当に稀だと思いますし、私が働いている間は最終的には強盗には合いませんでしたし、夜勤をやっている友人でも強盗に会ったことがあるという人はいません。
ただし、もちろん可能性は0だとは言い切れません。
近くに警察がある場所や、人通りが多い場所の方が強盗などは入りにくいと言われているため、このような基準で選ぶのも一つの手です。
コンビニの夜勤の仕事内容は?
コンビニの夜勤について、楽と言う意見もあればきついと言う意見も様々です。
そもそもコンビニの夜勤の仕事とは、どのような仕事をするのか気になるという人も多いと思います。
そこで、コンビニ夜勤の仕事内容を一覧形式でご紹介していきましょう。
コンビニの業務内容
- お客様対応
- フライヤーやホットフードの容器の洗浄・片付け
- 品出し
- 補充商品の検品
- 掃除
- 商品の廃棄
- 商品の発注
コンビニによって行う業務に多少の差はありますが、基本的にはこのような仕事内容になります。
ちなみに、コンビニの夜勤と言っても、基本的には日中のコンビニでの業務内容とやることに大差はありません。
強いてあげるならば、ホットフードを作らないため、揚げ物を作るフライヤーや容器の片づけがある点や、書籍や雑誌の検品と品出しがあるくらいです。
ただし、お客さんの数が夜間帯は圧倒的に少なくなるため、接客よりも品出しや掃除が主な仕事になる場合も多いです。
ちなみに、よく誤発注などのニュースも流れているため、あまりやりたくないという人も多い商品の発注ですが、
どこまで携わるかはコンビニの方針次第です。
私の働いていたところでは、店長とバイトリーダーの人のみが担当する業務だったので、下っ端の私は最後まで発注をすることはありませんでした。
しかし、友人の場合は出勤初日から発注の業務を任されたというパターンもあるので、気になるならば面接の際に聞いてみるのもアリですね。
女性でもコンビニの夜勤はできる?
コンビニの女性の夜勤スタッフというのは男性よりも圧倒的に少ない傾向にあります。
その理由としては、夜間帯の接客業は危険もあり、不安に感じる人も多く女性の応募自体が少ないというのが大きな理由でしょう。
実際に夜勤で働いていると、女性相手ということをいいことにつけ入ってくるお客さんもいますし、女性目当てにやってくるお客さんがいたりと危険も多いです。
そのため、コンビニのオーナーなども女性は雇わない方針のところもあるようです。
ですが、実際は女性がコンビニの夜勤に入っているところもありますし、決して女性だからできないと言う訳ではありませんが、防犯意識は強く持つことを心がけましょう。
また、働くならば必ず二人以上で働ける体制は用意して貰いましょう。
もしワンオペで入るように言われたならばすぐに辞めることをオススメします。
コンビニの夜勤だけで一人暮らしはできる?
将来の夢のために日中の時間を使いたい人や、学校に行くために夜勤に入る人など目的は様々ですが、
コンビニの夜勤で生活費を稼ぎながら一人暮らしをする人は意外と多くいます。
しかし、アルバイトだけで家賃や生活費などすべてを賄うのは想像以上に大変です。
遊ぶお金や趣味に使うお金がかなり制限される他、日常の生活費などについてもかなり節約してやっと暮らしていけるなんて人も多くいます。
なかにはそれでも生活が難しく一人暮らしを諦めたなんて人もいることでしょう。
そのため、もしコンビニのバイトを生活の柱にしたいと考えているならば、
事前に生活費や収入などをある程度計算して目安を出しておくことをおすすめします。
上記のようなお悩みを抱えている人のなかには一人暮らしそのものに不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
そんな方は一人暮らしをしたことがない人が実際に一人暮らしをした時の体験談が書かれた、
一人暮らしのすすめに掲載している「【一人暮らしも意外となんとかなる?】家事をやってこなかった私の一人暮らし体験談」の記事もぜひ参考にしてください。
コンビニの夜勤でワンオペをやらされることはありえる?
コンビニの夜勤と聞くと、二人ぐらいで営業しているようなイメージを持つ方も多いのではないかと思います。
しかし、実際にワンオペで夜勤を回している店舗があるのは事実です。
もちろん、コンビニ全体を見れば夜勤を2人以上で回しているコンビニが多いですが、
人件費削減や、人手不足などからワンオペで夜勤を回している店舗もあります。
または、通常は二人だけれど相方の休みにより急遽ワンオペで回すことになるという可能性もあります。
ワンオペの場合、当然二人以上で勤務するよりも仕事は大変になりますし、様々な不安を感じることになるでしょう。
もしも、絶対にワンオペだけは嫌だという方は、面接時に聞いてみるのも一つの手です。
コンビ二のワンオペがきつい理由
では、実際にコンビニのワンオペをしたときはどんなところが大変と感じるのでしょうか。
一つずつ解説していきます。
お客さんが大勢来たときは手が回らない
- 産業道路沿いのコンビニだったので、あるタイミングでトラックの運転手がドッと来る店だったので、そこで毎回一人でレジを捌くのはかなりきつかった。
- トラブルとレジ打ちが同時に発生したときは泣きたくなりました。
ワンオペである以上お客様は自分一人で対応しなければなりません。
夜勤の時間帯なので、日中に比べてそこまでお客さんの出入りは少ないところが多いですが、それでもドライバーさんや、夜間の仕事終わりの方がどっと来るタイミングがある店舗もあります。
レジの前に4,5人と行列ができてしまったときなどは、非常に焦ることでしょう。
トイレに自由に行けない
- 繁華街で夜勤でもある程度お客さんの来るコンビニで、相方の休みでワンオペになってしまった際にトイレに行きたくてもレジから離れられないという状況があり、本当にあの日のしんどさは忘れません。
業務中自分がいなくなると店の中に誰もいない状態になってしまいます。
そのため落ち着いてトイレに行くこともできません。
余裕があるときはまだいいですが、お客さんが途絶えないけれど、トイレに行きたくて仕方ないときなどは非常に困ることになります。
孤独感が強い
- 深夜の誰もいないコンビニに一人でいると、なんとも言えない寂しさがあってメンタルをやられました。
- 元々二人で夜勤に入っていたのですが、相方の退職によりしばらくワンオペが続く期間があったのですが、本当に孤独感が強すぎて辞めようかと考えたくらいです。
夜間の時間帯はただでさえ、孤独感や寂しさを感じやすい時間にも関わらず、たった一人で店番をしなければならないため、特に孤独感を感じるという人も多いですね。
寂しさのあまりお客さんの来店が嬉しくて仕方ないという人もいるくらいです。
トラブル時に自分だけで対応しなければならない
- 誤発注をしてしまい、非常にテンパっていたのを一人で解決しなければいけないのが辛かった。
- 何かトラブルが合った際に誰も頼れないと思うと、常に緊張感のある時間だった。
何かしらのトラブルがあった際は誰にも頼らず、一人で対処しなければならないのもワンオペの辛いところです。
もちろん、店長やオーナーなどトラブル時の連絡先やマニュアルは用意されていると思いますが、それでも今回が連絡するべきなのか、マニュアル通りで大丈夫かなど、一人だと判断が難しい場面もあり、かなり焦るはめになるはずです。
コンビニのワンオペで休憩する時間はある?
労働基準法で6時間以上の勤務をするときは休憩を挟まなければいけないというルールがあります。
ですが、当然一人でコンビニを回している以上、店員さんの休憩に関係なくお客さんは来ます。
そうなった場合は無視するわけにもいかず、結局対応せざるを得なくなるため、休憩は形式上となっている店舗が多いのも事実です。
ワンオペ自体は法律上問題ありませんが、この休憩のルールには触れる場合が多くなるため、やはり二人以上で回せるコンビニのバイトを探すべきでしょう。
コンビニのワンオペに手当は付く?
2人いれば半分になる業務を1人で頑張るのだから手当は付くんでしょう?
そう考えるのは自然の考え方ですよね。
しかし、この点については正直なところ店舗によるというのが正直なところです。
夜勤の場合は22:00~5:00で働く従業員に深夜手当を付ける必要があります。
これが夜勤の時給が高い理由なのですが、これは法律で決まっているので守らなければなりません。
しかし、ワンオペに対して手当を付ける決まりはないため、ワンオペでも通常と同じ時給というのはありえてしまうのです。
一方で、ワンオペに対して理解のあるオーナーさんの場合だと一回に数千円程度の手当を付けてくれたり、時給を割増にしてくれるところもあるそうです。
手当が付くならワンオペでもいいよという人もいるため、この辺りも事前に確認してみてもいいかもしれませんね。
コンビニの夜勤のまとめ
最後にコンビニのきついポイントと楽なポイントをまとめます。
コンビニのきついポイント | コンビニの楽なポイント |
---|---|
|
|
これからコンビニで働きたいという方はぜひメリットとデメリットを比較しつつ、自分に向いているか向いていないかなどを判断しながら考えてみましょう。
これからコンビニの面接に挑戦するという方は「コンビニの面接で落ちる理由と対策」で面接の注意点などを解説しているので参考にしてください。
-
コンビニバイトの面接で落ちる理由と対策を元面接官が解説します
続きを見る