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介護の仕事は若い人はつかない方が良い?

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介護の仕事は若い人はつかない方が良い?

先日介護の仕事について調べていると、「介護の仕事には若い人はつかない方がいい」なんて意見を見かけました。

色々とネガティブなイメージも多い介護の業界ですが、なぜこのように言われてしまうのでしょうか。

この記事ではその理由を解説していきたいとおもいます。

 

介護は若い人はつかない方が良い?

介護の仕事は「若い人はつかない方が良い」なんて言われることがあります。

実際に働いたことがない人にとっては、なぜそのように言われるのか疑問を感じるのではないでしょうか。

 

もちろんこれが絶対の理由というものはありませんし、考えられる要因もいくつかあります。

なかでも私が実際に介護職を経験して感じた一番の理由は、
ある程度年齢を重ねてからでも働くことができるから」というのが大きいのではないかと思います。

 

多くの仕事は、歳を取れば取るほど就職先を見つけるのが難しくなりますよね。

一方で介護職はある程度歳を取ってもどこかしらで仕事を見つけることができます。

これは少子高齢化社会と呼ばれる今の日本において、需要の割に人の手が不足しているのが要因でしょう。

 

10年後、20年後がどうなっているかは分かりませんが、おそらく同じような需要よりも供給が不足している状況がしばらくは続くのではないかと思います。

このように、若いうちから経験を積んでおかなくてもある程度歳を重ねてからでも挑戦できる点がが、若い内から経験しておくことのメリットを薄くしてしまっているのではないでしょうか。

 

ただし、これはあくまで表面上の問題で実は介護職は若いうちから働いておくことでメリットはたくさんあります

どんなメリットがあるのかと言いますと、一番は実務経験を積めることです

 

実務経験と言っても、技術を磨けるという話ではありません。

介護業界は資格が非常に重要視される世界です。
未経験でも貴重な資格があれば高待遇で採用されることもあります。

ですが介護に関する資格を取るために介護業務の実務経験を求められることが多々あるのです。

 

例えば介護職で唯一の国家資格と言われる「介護福祉士」は誰でも国家試験を受験できるわけではありません。

指定された学校を卒業するか、介護業界で実務経験を3年以上働く必要があります

そのため、若いうちから介護職で働いておけばその分早く取得できるのです。

 

介護福祉士を持っているかどうかで貰える給料や待遇も大きく変わってるなどメリットも多くあります。

このように実務経験が大きくものを言う業界で、若いうちから経験を積んでおくというのは大きなアドバンテージになりますね。

 

私は介護関係の学校を出たわけではなかったので、資格を取得するためにはまずは実務経験を積まなければなりませんでした。

たかが3年と感じるかもしれませんが、資格を取りたいと思ってから3年かかるというのはかなり長く感じますし、
資格取得のためのモチベーションの維持も意外と大変です。

さらに実務経験の要件を満たすのが試験の申込み期日の直後だったので、実際に受験できるようになるまで4年近くかかることになりました。

そのときはもっと早くこの業界で働き始めれば良かったと何度も後悔しました。

なので私と同じ失敗を繰り返さないためにも、
若い内に介護の仕事を始めることがデメリットだけではないというのは是非理解して頂けたら幸いです。

 

介護職に若い人がいない理由とは?

上述した通り、若いうちに介護職を始めるメリットは十分あります。

しかし、介護業界に若い人が多いかと言われれば正直微妙なところです。

なぜ介護職に若い人が少ないのか、考えられる理由をいくつかご紹介していきたいと思います。

 

3Kやブラックのイメージが強い

SNSなどでも介護はやめたほうがいいなんて言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

「きつそう」、「ブラック企業が多そう」など、介護の仕事を経験したことがない人までもがそんなイメージを持っているくらい、
介護職に関してはすでにネガティブなイメージが広まってしまっているように感じます。

実際に働いてみると、思っていたよりも楽しい仕事なんて言ってくれる人もいますが、
ネガティブなイメージがこれほど広がってしまうと、興味のきっかけすら持って貰えないことも多いです。

介護職を希望する若い方が増えない要因の一つになってしまっているのではないでしょうか。

 

給料が低い

介護の仕事はハッキリ言って給料は低いです。

資格を取って手当を貰ったり、管理職に就いたりと給料を上げていくことはできますが、
それでも他の業種と比べればそこまで高額の給料は期待できません。

介護の仕事はしたいけれど、この給料では生活していくのが厳しい。そんな理由で介護の仕事を離れてしまった若い方は大勢います。

国側も介護職員の給料アップのために色々と対策をしてはいますが、それでも根本的な解決には至っていない印象です。

やはり給料面が安定しない限りは若い人の定着も難しいのかもしれませんね。

-介護・福祉