大変な自動車整備士の仕事ですが、長く続けていると「このままでいいのだろうか」なんて不安が頭をよぎることってありませんか。
このまま自動車整備士の仕事を続けるべきか。それとも辞めるべきか。そんな悩みを抱えて働く人も少なくないと思います。
この記事では、そんな方のお悩みを解決するために実際に自動車整備士を辞めた方の意見やその後どう暮らしているのかなどをまとめていきたいと思います。
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自動車整備士を辞めて本当に良かったと言う人は多い?
自動車整備士を辞めて他の仕事に就くべきか。だけど長く経験を積んできたこの仕事を辞めて本当に良いのか。
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょう。
そんな方は実際に自動車整備士の仕事を辞めた人はどう思っているのかというのは気になるところですよね。
そこで自動車整備士を辞めた人たちから聞いた、辞めてよかったと感じる理由をいくつかご紹介させていただきたいと思います。
①体力的に楽になった
自動車整備士の仕事はかなりのハードワークです。
重いモノの持ち運びやきつい姿勢での作業も多く、身体を悪くする人も多くいます。
さらには熱のこもりやすい空間での仕事も多いため、夏の猛暑の時期なんかは本当にきつかったりと、
常にかなりの体力を求められます。
若いうちは気力でどうにかなってきたけれど、歳を重ねて体のあちこちにガタが出始めると段々と仕事をすること自体がしんどくなってくる人もいます。
さらに、自動車整備士の業界は若い人が中々定着せずに高齢化が問題となっていて、
歳を取っても体を張って頑張り続けなければならない部分も増えてきています。
②給料面が楽になった
自動車整備士として働いている人のなかにはどうしても「給料」での悩みを抱える人が多くいます
会社の規模などにもよりますが、決して高給取りが多いとは言い難い自動車整備士の仕事。
歳を取れば取るほど必要なお金も増える一方で、全然上がらない給料に頭を抱える人も少なくありません。
そんな環境に嫌気が差して、
自動車整備士の資格や経験を活かして別の仕事へ転職した結果、給料が信じられないくらい上がったという人もいます。
自動車整備士の仕事が必ずしも給料が低い訳ではありませんが、給料面を理由に退職する人はやはり多いようですね。
③家族との時間を作れるようになった
自動車整備として働くと、土日に働いて平日休みという働き方で仕事をする人も多いですね。
特に土日に忙しくなりがちなカーディーラーとして働いている場合は、ほとんどが平日休みとなるでしょう。
(工場勤務などの場合は土日休みを採用しているところも多いですが)
そのため、子どもの学校が休みになる土日にほとんど遊びにも連れていってあげられず、
思い出が作れないなんて悩みを抱える方も少なくありません。
それがイヤで土日休みの仕事に転職した結果、家族と過ごせる時間が増えたことが何よりも嬉しいという人もいます。
考え方は人それぞれかもしれませんが、家族との時間を何より優先したいと言う方はなかなか自動車整備士という仕事は厳しいのかもしれませんね。
自動車整備士を辞めて良かったと言う方の体験談
Aさんの体験談
以前まで地方の小さな整備工場で自動車整備士をしていました。
個人がやっているような小さな工場だったので、職場の人間関係も良くはた、給料が非常に安く手取りで18万円程度でした。
自動車整備士の仕事自体はやりがいを感じていましたが、やっぱり今後のことを考えると給料的にも体力的にもこのまま働き続けるのは難しいと思い転職を決意しました。
最初は経験を活かして待遇の良いディーラーとして働くことも考えましたが、
なんとなく自動車整備士以外の仕事で働きたいと考えていた私は地元の企業の営業職として働くことにしました。
こっちはこっちで大変な仕事ですし、未経験の仕事だったので苦労もありましたが、
体力的にも給料的にもずっと楽になったと感じます。
あのまま自動車整備士として働いていたらどんな人生だったんだろうなんてたまに考えたりしますが、
今の生活に十分満足しているので、やっぱり自動車整備士は辞めて正解だったと思うようにしています。