私も学童のバイトを始めたばかりの頃、他の指導員の言うことは聞いてくれるのに、私の話はまるで聞いてくれない、
いわゆるなめられてる状態でした。
そんな状態が自分でも情けなく、毎日のように一人で反省会をして色々と対策を考えてみたりしました。
時には威圧的な態度を取ればいいのかな。など間違った方向に進んでしまいそうになることもありました。
当然ですが子どもを威圧する形でなめられないようにする方法は、子どもたちとの信頼関係を壊すことにも繋がりますし、
何よりそんな形で築いた関係は子ども達のためになりません。
では、どうすれば児童からなめられず良好な関係を築けるのか。
実際の学童指導員としての経験を基に解説していきたいと思います。
学童のバイトでなめられる時はどうすればいい?
子ども達は大人の想像以上に周りや大人たちの動きをよく見ています。
そのため大人の間でも共通することですが、言うことを聞くべき人と聞く必要のない大人の区別もします。
そのため、児童から「この大人の言うことは聞く必要ないな」なんて思われてしまえば、指導員と児童の関係性はかなりいびつなものとなるでしょう。
それでは、どうすれば子どもたちから尊敬できる指導員として見て貰えるのかについてですが、
まず大前提として知っておいて頂きたいのが、正しい答えはない。ということです。
なぜなら、指導員の方の性格や児童との信頼関係によって、言葉一つ取っても児童からの受け取られ方は変わってきます。
ある指導員がやって上手く行ったことを別の指導員が同じことをしたとしても同じように行くとは限らないため、正解というものは存在しません。
そのため、どうしたら良いかは最後は自分で答えを導き出すしかありません。
ですが、手探りでそこまで辿り着くというのは簡単なことではありませんよね。
そこで参考にして頂くために私が実際にやって良かったことをご紹介させて頂きたいと思いますので、参考にしてください。
私も最初は児童と全然上手に関われず、周りの指導員の方から貰ったアドバイスをもとに、
以下のことを決めて取り組むようにしてから、少し上手に関われるようになりました。
それは「コロコロと意見を変えないこと」です。
例えば「10分したらオモチャを片づけること」と言う約束を児童としたとします。
約束の10分が経って児童に片づけを促す際に「お願いあと5分だけ」なんてお願いされて、
特別な理由もなくお願いされたから、可愛いからという理由で遊ぶ時間を延長していれば、
児童からも「あ、この人はお願いすれば言うことを聞いてくれる人だ」なんて評価をくだされます。
そうなれば後はどんどんとお願いがエスカレートしていき、
最後には「どうせ後から許して貰えるんだから、この人の言うことは最初から聞く必要はないな」なんて思われることにも繋がりかねません。
これがいわゆる舐められていると言われる状況の一つでしょう。
これは大人同士の関係性でも同じですが、
最初に口にしたことは最後まで責任を持ってやり遂げる。それが特に児童との間で交わした約束ならばなおさらです。
それができなければあなたの言葉はドンドンと軽いものとなっていくでしょう。
もちろん、常に有言実行すれば良いわけではなく、時には柔軟な対応も必要ですが、
この境界線はおそらく経験の中でしか養われないため、子どもとの関わりの中で是非学んでみてください。
ただ、そう言った態度を取ることで子どもたちから嫌われるのが怖いと感じる方もいるのではないでしょうか。
実際に私もそうでした。
子どもから好かれたい気持ちは誰にでもあるため、子どものお願いを聞いてあげたかったり、子どものご機嫌を取ってあげたくなる気持ちも分かります。
ですが、子どもから好かれることだけを最優先にしてしまえば、子どもたちからも強く出れば言うことを聞いてくれる大人だと思われてしまいます。
時にはキッパリとした態度や姿勢を見せることも大切です。
子どもたちのことを考えて取った行動であれば、きっと子どもたちに愛され慕われる良い指導員になることができるはずですね。
また、もう一つ大切なこととして、常に余裕を持った振る舞いを心がけることも大切です。
何かトラブルがあった時にあたふたしてしまったり、忙しさのあまり切羽詰まったような態度でいれば、
やはり子どもたちからも頼れない大人として見られてしまいます。
よく指導員は「常に毅然とした態度でいなさい」なんて言葉で表現されることがありますね。
感情的になったり、頭がいっぱいになったときこそ一度深呼吸をして、いつもと変わらない姿勢で対応することが大切です。
こう言った日々の立ち振る舞い一つで周りからの評価と言うのは大きく変わってきます。
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