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老人ホームの調理補助で働くAさんのお悩み
私は老人ホームの調理補助で働いていますが、この仕事を辞めようか悩んでいます。
初めは子どもが学校に行っている間にできるため選んだのですが、子どもも中学生になってわざわざこの仕事を選ぶ必要がなくなったのが大きな理由です。
大変なことも多いのですが、仕事自体は楽しく、新しい仕事をしてみたいと言う気持ちで悩んでいます。
この仕事はどういう理由で皆様は辞められるのでしょうか?
人気の高い調理補助の仕事ですが、続けていけば様々な悩みにぶつかりますよね。
特に辞めるべきかという悩みはある意味人生の分岐点ともなるため慎重になると思います。
この記事では、そんな老人ホームで働く調理補助の方のためのお悩みを解決していきます。
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Table of Contents
老人ホームの調理補助の仕事内容は?
調理補助とはその名の通り、調理の補助を行う仕事です。
実際に料理を作るところや、細かい指示は栄養士の方や管理栄養士の方が行うので、
誰にでもできる食材の下ごしらえや、食器の準備などがメインの仕事です。
具体的な業務内容を例示するとこのようになります。
調理補助の仕事の具体例
- 食材の下ごしらえ(計量・分配・再加熱など)
- 食事の盛り付け
- 配膳車の運搬
- 食器の洗浄
職場などにより若干の業務の違いはありますが、主にこのような作業を行うところが多いです。
もちろん、老人ホームでの仕事とは言っても介護などの経験は必要なく、利用者の方々との接点は食事の提供時くらいのため、問題ありません。
ただし、料理を食べる利用者の方たちは高齢で、噛む力が弱かったり、様々な持病を抱えています。
そのため、調理の際は一人ひとりに合わせた調理を行う必要があるため、調理補助であってもこのあたりはしっかりと意識して、調理も介護の一部という考え方が大切になりますね。
老人ホームの調理補助の仕事を辞めたいと感じる理由は?
さて、冒頭の質問者のように今調理補助の仕事をしているけど辞めたいと思っている方や、
これから働いてみたいと言う方にとって、実際に働いていた方が辞めた理由というのは気になるところだと思います。
老人ホームの調理補助の仕事を辞める理由は人それぞれですが、実際に働いていた方の理由をまとめると以下のような理由が多いようでした。
- 仕事がきつい
- 人間関係がきつい
- 給料が安い
- 調理補助の仕事がなかなか覚えられない
- 子どもが大きくなって調理補助にこだわる必要がなくなった
1つずつ解説していきます。
①仕事が大変
調理補助の仕事は難しい技術やスキルは求められません。
しかし、何十人もの利用者の方の料理を用意するためには膨大な作業が必要であるため、単純でも過酷な作業になります。
準備する食材の数も洗う食器の数も日ごろ家事で扱う数とは桁違いのため、最初は驚く人も多いですね。
さらに、利用者の方は高齢で、噛む力が弱い方や、様々な持病により調理に工夫を加える必要などもあるため、1つ1つの調理にも細かく丁寧な配慮が求められることもあります。
それらを意識しつつ、料理の提供時間までにすべて調理して盛り付けまでしなければならないため、息つく暇もなく、仕事は多忙を極めるという職場も多いです。
何十もの食器や食材を運ぶため、力作業も多いため、想像以上の肉体労働に、腰を痛めたりと身体が音をあげて辞めて行く人も多いですね。
ちなみに、調理補助の仕事がきつい理由として、「恐ろしい程の室内の暑さ」を理由にあげる方も多いです。
なぜなら、火や熱湯を使う環境、そこまで広くない空間、衛生上の問題で密室になっていることなどから室内の温度が異常にこもりやすいためです。
そのため夏などはクーラーでは追いつかないくらいの灼熱となることもあります。
なかには熱中症でダウンしてしまった方も少なくありません。
上記の大変な業務内容に加えてこのような環境的な問題も重なりきついと感じる方も多いようです。
②人間関係がきつい
老人ホームで出す料理は提供時間が決まっているため、調理場は常に時間との戦いです。
とくに利用者の数が多い環境であれば、その分用意する数も増えるため作業量も多くなります。
そんな環境のため、どうしても作業中は空気がピリつきやすくなります。
そのうえ、狭い空間での作業になるため、意地悪な職員さんがいたりすると、逃げ場もなく非常に気が重い時間となりますね。
このような人間関係が辛くて辞めると言う方はおそらくかなり多いのではないかと思います。
③給料が安い
老人ホームでの調理補助のパートの時給は安い傾向にあり、最低賃金のところも多いです。
一方でコンビニやファミレスなどの時給は、都市部であれば200円~300円高いところも多くあります。
一回の出勤で2,000円近く差が出ると考えると、調理補助の大変な仕事をしているのが馬鹿らしく感じてしまうという方もいます。
資格などを取って手当が付く仕事でもないため、金銭面を追い求めるならば少々苦しいかもしれませんね。
介護施設や福祉施設の時給や給料は安く設定されることが多く、問題視されることもあります。
なぜ介護施設などでの給料が安く設定されるのかは以下の記事で解説しているため参考にしてください
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④調理補助の仕事がなかなか覚えられない
老人ホームなどの介護施設での調理補助の大変なところは、利用者の方々に合った調理を行う必要があることです。
咀嚼が弱い方や、持病を抱えている方など様々な方がいるため、保育園の給食のように一律で同じ調理を行う訳にはいかないのです。
そのため、調理補助のスタッフであっても、利用者の方に対してどのような調理をするべきかを把握していないと、柔軟な対応ができません。
このように調理補助の中ではかなり臨機応変さが求められるため、「なかなか仕事が覚えられない」「効率よく仕事ができない」と自信を失ってしまう方もいます。
それは次第に自分には向いていないのかもと自己嫌悪に陥ってしまい、辞めたいと感じてしまう人もいるようです。
⑤老人ホームの調理補助の仕事である必要がなくなった
上記のお悩みを持つ方が該当している理由ですね。
調理補助の仕事は、午前中から昼間にかけての時間で働くこともできるため、
家事の都合や家庭の事情などにより、子どもが保育園や小学校にいる間を使って働きたいと言う主婦の方にも人気です。
しかし、子どもが大きくなり、このような理由もなくなってくると、今まで限られていた働き場所の選択肢も広がっていきます。
周りのママ友から他の職場の良い話を聞いたりしていると、どうしても新たな環境や刺激を求めてしまうというのは誰にでもあるはずです。
老人ホームの調理補助の楽しいところ
さて、ここまでは老人ホームの調理補助の大変なところを解説してきました。
ですが、上記の理由に該当するからすぐに辞めようというのは、少々お待ちください。
辞めたいと考えているときはどうしてもデメリットばかりが目に付いてしまいがちですが、老人ホームの調理補助の仕事は楽しいことも多い仕事です。
ぜひ以下の理由を見ながら、一度メリットとデメリットを比較してみましょう。
楽しい理由①人間関係が楽しい
上記の理由と矛盾してしまいますが、調理補助の仕事の人間関係が楽しいという人も多いです。
正直なところこればかりは運です。
少人数で回せる分、良い人間関係に巡り合えればチームワークも生まれやすく、非常に楽しく仕事をすることができます。
また、働く方も地域の方であることが多いため、様々な情報交換や交流の場となることもあるため、人間関係がはまればとても楽しい職場です。
楽しい理由②仕事を終えたときの達成感が気持ちいい
調理補助の仕事は料理の提供時間が決まっている分、テキパキと仕事をこなさなければなりません。
その分、時間内に料理の提供ができたときの達成感はとても気持ちがいいものです。
また、次から次へと業務が来るため、手持ち無沙汰になるような時間はほとんどなく、ジッと座って行う事務よりも、身体を動かす仕事が良いという人にはまさにうってつけの仕事ですね。
他の職場では見出すことができない楽しさが調理補助の仕事にはあります。
老人ホームの調理補助の仕事はきついの?
ここまで老人ホームの調理補助の仕事について解説してきました。
しかし実際にところ老人ホームの調理補助の仕事はきついのか?というのが気になるという人も多いと思います。
検索すれば「老人ホーム 調理補助 きつい」なんて単語も出て来るくらいです。
これから働きたいと考えている人や、働いている人にとっても他の調理補助の仕事比べて老人ホームはきついのかと言うのは気になるのではないでしょうか。
これについては、老人ホームの調理補助の場合、朝・昼・晩と調理補助の仕事が必要となるため、人によっては8時間拘束となることもあるので、他の調理補助の仕事よりもきついと言う意見が出やすいのではないかと考えられます。
また、仕事自体も利用者の方々に合わせた臨機応変さも求められるため、仕事を覚えるのも大変だと言う話もよく聞きます。
この辺りについては老人ホーム特有のきつさがあるのかと思いますが、基本は同じ作業の繰り返しであるため、ある程度仕事に慣れてしまえばそこまで気にならなくなるという意見も多いです。
老人ホームの調理補助の体験談
Aさんの体験談
私の施設は職員さんの分を含めて60人分程度の料理を準備しています。
学生時代にファミレスでは働いたことがありましたが、調理補助の仕事は初めてだったので、勤務の初日ははこんなに量を作るのかと驚きました。
なにせ、こんな大量の材料や大きな鍋を見たことがなかったもので…。
ですが、慣れてしまえばそこまで難しい作業ではなく、よく重労働と言われますが、私にはそこまで大変な仕事には感じませんでした。
他の施設で働いている方のお話を聞くとウチとは作業内容も違って大変そうですが。
基本的には残業もなく、栄養士の方たちも丁寧に教えてくれたので、楽しく働くことができています。
Bさんの体験談
仕事がなかなか覚えられずにとても苦労しました。
私が勤めていた栄養士の方がとても厳しい方で、作業1つ取っても細かく指示され、注意される毎日で、
命のかかることなので、厳しいのは仕方ないと頑張りましたが、
覚えることも多いうえに、調理の提供時間も決まっているので、プレッシャーに弱い私にとってはかなりきつい仕事でした。
なので残念ながら半年ほどで辞めて、
今は保育園の調理補助の仕事に就いています。
人間関係などのこともありますが、私にとってはこちらの仕事の方が向いていたようです。
老人ホームの調理補助を辞めた後は?
「今の職場はもう辞めたい、けれど次のパートはどうしよう」と悩んでいませんか?
今の仕事で手一杯だとなかなか次の仕事にまで頭が回りませんよね。
ちなみに、調理補助の仕事を辞めた人の次の業種として最も多いのは「別の調理補助」だそうです。
少し意外と感じた方も多いのではないでしょうか。
これは、今の職場で続けていくのは辛いけれど、調理補助の仕事自体は楽しいと言う人が多いことを表しているのだと考えられます。
もし、このように調理補助の仕事自体が楽しい場合は、ぜひ職場を変えて調理補助を続けてみてはいかがでしょうか。
調理補助の仕事は老人ホーム以外にも「保育園」や「病院」、「学食・社食」、「給食センター」など様々な職場があります。
老人ホームは調理補助の中でも特に大変だと言う方も多いため、次は別の施設を選んでもいいかもしれませんね。
仕事を辞めたあとにすぐに新しい仕事を探すのではなく、一度仕事から離れて資格の取得を目指すという人もいるようです。
将来を見据えてこの選択肢を取ってみるのも良いですね。
主婦の方におすすめの資格を以下の記事でご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
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ちなみに、調理補助のパートを探すならば「マッハバイト」がおすすめです。
登録などは必要なく無料で検索できるため、一度調べてみる価値はありです。
マッハバイトの使い方はとても簡単で、
トップページにある職種から探すを押すと、職種の一覧が表示されます。
この中から「飲食・フード」のカテゴリーを選択し、以下の画像にある「調理補助」または「学校給食・学食」を選びましょう。
職種を選択すると、希望の地域一覧が出て来るためを、ご希望の地域の近くの調理補助のパートの一覧が見ることができます。
あとは求人の一覧が表示されるので、希望の条件に合った仕事を探すだけです。
マッハバイトは調理補助の求人が非常に豊富なため、ぜひ一度見てみることをおすすめします。
アプリバージョンもあり、特別な登録も必要なく使いやすさも抜群なので特におすすめです。
まとめ
ここまで解説したような理由で、退職を考えているという人もなかにはいると思います。
ですが、調理補助の仕事は他とは異なる楽しさがあり、ハマれば天職と感じる人も多い仕事です。
ぜひ一度辞めたい理由と、楽しいところを比較して考えてみてください。
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