当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。 介護・福祉

社会福祉士は【勝ち組】なのか?やめとけなんて噂もあるけど本当は?

  1. HOME >
  2. 介護・福祉 >

社会福祉士は【勝ち組】なのか?やめとけなんて噂もあるけど本当は?

社会福祉士は勝ち組なのか

社会福祉士と呼ばれる資格をご存じでしょうか。

福祉や介護の仕事をしている人たちならば聞いたことがある人も多いと思いますが、
社会福祉士は福祉系の資格の中で最難関と呼ばれる存在です。

そのため、社会福祉士を持っていれば「勝ち組」なんて表現されることもあります。

では、なぜ社会福祉士を持っていることが、そこまで良く言われるのでしょうか。

 

社会福祉士が勝ち組だと言われる理由

社会福祉士が勝ち組と言われる理由は主に以下のような理由が考えられます。

  • 就職先の多さ
  • 公務員としても活躍しやすい
  • 取得難易度の高さ
  • 他の資格とも組み合わせやすい

 

一つずつ解説していきます。

 

引く手あまた

社会福祉士の魅力は何と言っても、その就職先の多さです。

社会福祉士は高齢者・障がい者・児童・医療などのあらゆる分野で活躍することができます。
需要も高いため、自分の興味のある分野に進んで行くことも可能です。

また、社会福祉士は需要も高く、福祉関係の事業所であれば歓迎されることも多く、面接などの際は有利に進めることもできるでしょう。

就職先が見つからずに悩む人も増える中で、資格を持っていることで仕事に困ることの少なくなる社会福祉士は持っているだけで勝ち組と言われる理由の一つですね。

 

公務員としても活躍しやすい

市役所や自治体が運営する地域包括支援センターや各種福祉施設など、公務員として活躍する社会福祉士の方は非常に多いです。

社会福祉士と言う資格の性質が、公的な機関の仕事と相性が良く、地方公務員の場合は社会福祉士を取得していることが受験要件になったりすることもあります。

公務員として働くことができれば、安定した給料と地位を確保することができ、民間施設とは違う安定した環境で働くことができます。

近年、給料などの待遇面で福祉関係の仕事に就く人が減っていることが問題視されていますが、公務員ならばその点安心して働くことが可能です。

 

取得難易度が高い

社会福祉士は福祉関係の資格の中では最難関と呼ばれるほど取得の難易度が高い資格です。

それは国家試験自体の難易度が高いこともありますが、まず受験資格を得るためのハードルがかなり高いです。

受験資格を得るためには、指定された大学等を卒業するか、定められた職種で経験を積んだうえで養成機関を卒業する必要があります。

たとえば、経験も最も長い場合で4年以上の経験を積んだうえで、養成機関を卒業しなければならないと、社会福祉士を取ろうとしても、その道のりは長いです。

そのため、社会福祉士を取得していること自体が一つの強みと言えますね。

 

他の資格とも組み合わせやすい

社会福祉士は他の資格とのダブルライセンスで活躍する人も多いです。

児童の分野では保育士と組み合わせたり、介護の分野では介護福祉士と組み合わせて活躍の幅を広げることもできます。

 

社会福祉主事や、児童指導員、福祉用具専門相談員など、人気が高く取得を希望する人が多い資格も、社会福祉士を持っていれば自動的に付与されます。

また、保育士や精神保健福祉士など人気の資格試験の受験科目を一部免除を受けることもできます。

福祉業界で活躍していきたい人にとっては非常に使い勝手の良い資格と言えますね。

 

社会福祉士はやめとけなんて言われることもある

一方で社会福祉士はやめとけなんて言葉が上がることもあります。

ここまで解説した通りメリットも多い資格のはずですが、なぜそのように言われるのか、一つずつ解説していきましょう。

ブラックな職場も多い

社会福祉士として働ける職場が多いことは紹介した通りですが、なかにはブラックな職場も多くあります。

やりがい搾取とはよく言ったもので、福祉業界で利用者のことを一番に考える従業員を利用して、やりがいを強く押し付けてろくな待遇を用意しない悪質な事業所はまだまだたくさんあります。

もちろん、真逆のホワイトな環境もたくさんありますが、就職の際にどちらを選んでしまうかによって天と地の差があると言えます。

そのため、仕事を選ぶ際は慎重に選ぶことが大切です。

 

仕事内容がきつい

社会福祉士の仕事は様々な社会的な問題を抱えた人たちに対して支援を行うのが主な仕事です。

これだけ聞くと素晴らしい仕事内容に聞こえますが、対人間の仕事なので一筋縄では行かないケースもしょっちゅうです。

実際は非常に複雑な問題に向かい合ったり、仕事をしていく中で暴言を吐かれたりと決して綺麗ごとだけの仕事ではありません。

そのため仕事をしていく中で耐えきれずにメンタルを病む人も多い仕事です。

どうしても向き不向きもある仕事ですので、やはり社会福祉士の仕事はやめとけと言う声が一定数出るのは頷けるのかもしれません。

 

社会福祉士になれば年収1,000万円を目指せる?

さて、ここまで優れた資格であれば、気になるのはその収入ですよね。

それだけ優れた資格であるならば、「1,000万円くらい目指せるのでは?」なんて夢見る人もいるくらいですね。

 

ですが、残念ながら普通に働いていては社会福祉士では年収1000万を目指すことはまず不可能です。

 

まず社会福祉士の平均的な年収ですが、公益財団法人社会福祉振興・試験センターが公表した統計によると、社会福祉士の方の平均年収は403万円だとされています。

この統計データは年齢層・性別ごとに出した平均年収の全体平均から割り出された数字で、最も高給とされている50代男性でも564万円でした。

常勤と非常勤を併せた平均になるので、常勤の平均額よりも多少は低い数字だったことを加味したとしても1,000万円と言う数字には遠く及ばないことがよく分かると思います。

 

ちょっとガッカリしたなんて方もいるかもしれませんが、福祉業界全体を見るとこれでも他の福祉職と比べると高給取りな方で、
好待遇の求人も豊富にあります。

特に社会福祉士の資格を活かして公務員の職につくことができれば安定した待遇と、
年収1,000万とは言えませんが、十分な給料で働くことができるはずです。

 

民間企業で働く場合社会福祉士が活躍する施設の多くは国からの報酬で運営されており、
そこから給料が出ているため報酬額にはある程度上限があるため簡単に高待遇と言う訳にはいかないのが、社会福祉士の給料事情です

それでも社会福祉士があれば非常に豊富な選択肢から自分の興味のある分野に進んでいくこともできます。

 

また、それでもどうしても年収1000万円を目指したいというならば、民間企業に就職して役員クラスを目指すか、
社会福祉士の資格を活かして開業するという方法もあります。

私の知り合いに社会福祉士の資格に加えて行政書士の資格を取得し、ダブルライセンスで行政書士事務所を開業した人がいます。

社会福祉士と言う強みを活かして周りには真似ができない顧客層を開拓し、かなりの高給取りを達成したようです。

必ずしも社会福祉士の資格だけで頑張るのではなく、このように他の資格と組み合わせることで新しい道を開拓していくのも成功への一つの道ですね。

 

社会福祉士として年収を600万を目指す難易度は?

年収1,000万円よりは現実的な数字ですし、年収600万円を達成している社会福祉士の方も多くはないかもしれませんがある程度は間違いなく存在します。

ただ、600万と言っても決して簡単なことではありません。

どうしたら年収600万円を達成できるのかと言えば、やはり一番は公務員として働くことです。

先ほどの社会福祉士の平均年収403万と言う数字は社会福祉士全体の平均値でしたが、公務員に限定すれば平均年収は500万円程度だと言われることがあります。

500万円と600万円の違いというのは大きいですが、公務員として長年キャリアを積み、ある程度の役職に就けば十分目指すことができる数字と言えるでしょう。

ただし、公務員になるためには社会福祉士の国家試験だけではなく、公務員試験も突破しなければならないため、
決して簡単な道のりではないということだけは覚悟しておく必要がありますね。

-介護・福祉