Aさんの体験談
登録販売者の試験になかなか受かりません。
もともと勉強が得意な方ではないこともあって、勉強のコツがいまいち掴めずにいます。
今はひたすらテキストを読み込んでノートに書きこむ方法で勉強しているのですが、どうしても合格点に毎回届かずギリギリ落ちてしまいます。
試験に合格するためのコツや勉強法などがあったらぜひ教えてください。
登録販売者の試験は、細かい知識や専門的な用語も多く扱われるため、挑戦してもなかなか合格できないという人も多いですね。
なかには合格まであと一歩なのに、届かなくて合格できないでいる人もいます。
そんな方は実は勉強法が間違っているだけかもしれません。
この記事では、得点力アップにつながる勉強のコツを解説していきます。
Table of Contents
登録販売者に受からない人の特徴
「何回挑戦しても登録販売者の試験に受からない」
こんな悩みを抱えている人は多いですが、実はこの悩みを持つ人には共通する特徴がある場合が多いです。
それをしっかりと見極めて対策をすることで、その悩みから抜け出すこともできるかもしれません。
その特徴をこれから対策法とあわせて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
①複数のテキストを使っている
登録販売者のテキストは様々な出版社から出されていますね。
載っている内容や構成がそれぞれ多少異なるため、情報量を求めてテキストを2冊3冊と同時に使ってしまう方がいますが、試験勉強においてこれはNGです。
なぜなら、テキストにかかれている内容は、構成や言い回しが出版社ごとに異なるため、同じ知識であっても複数の記憶が定着してしまい、混乱しやすくなってしまうのです。
人間の記憶力と言うのは意外と適当なもので、同じ内容でも言い回しなどが異なるとまったく別の知識として覚えてしまうことがあります。
いざ本番の試験の際に、答えは一つのはずなのに、色々なテキストで得た同じ言い回しの知識が同時に頭の中に浮かび大混乱を起こしてしまうなんてことは意外と多いです。
そのため、最初に選んだテキストをとことん信じ抜いて勉強するくらいの気持ちで使うことが大事になります。
ちなみに、下記でも解説しますが、一つのテキストを使い込むと言っても受験する年度が変わったらテキストを最新のものにアップデートするのは必要です。
その際もなるべく同じ会社から出版されているテキストを選びましょう。
②古いテキストを使い続けている
上述したように、試験ごとに様々な会社のテキストを購入するのはNGですが、いつまでも同じ古いテキストを使い続けるのもいけません。
なぜなら、登録販売者試験に出題される法律問題は、数年ごとに改正が入るためです。
よくある失敗として、フリマアプリや中古の本屋で何年も前のテキストを安いからという理由で買ってしまい、法改正前の知識で試験に挑戦してしまう方がいますが、これは絶対にいけません。
試験では法改正のポイントが問われることも多いため、その問題に関しては古いテキストでは絶対に対応できなくなります。
テキストだけは高く払ってでも最新版を購入しましょう。
③短期合格を目指している
登録販売者試験は受験資格もなく、落ちても特にペナルティーはないため何回だって挑戦できます。
都道府県を変えれば1年に何回も受験することだってできます。
そのため、落ちても次に挑戦すればいいやと、一夜漬けや試験1ヶ月前だけ集中して勉強しては落ちてを繰り返す人がいます。
登録販売者の試験はそこまで難易度は高くないと言われますが、対策や継続的な勉強による知識の定着がなくても受かるほど簡単な試験ではありません。
挑戦の度に受験料もかかりますし、モチベーションの維持も難しくなります。
運が良ければ受かればいいやという気持ちではなく、次の一回で合格しておしまいにするという気持ちで集中して勉強したほうが絶対にお得です。
④過去問をやっていない
登録販売者試験に落ちる人に最も多く共通するのが、過去問を全然やっていないことだと思います。
過去問は以前に出た問題だから同じ問題は出ないはずと疎かにしてしまう方がいますが、実は登録販売者の試験において勉強の最重要ポイントと言っても過言ではありません。
なぜなら、登録販売者は過去問からの出題も非常に多く、出題傾向の予測も立てやすい試験であるため、
過去問をマスターすることで確実に得点を伸ばすことができるのです。
逆に過去問を疎かにしてしまうと、どこから出題がされるのか予想しにくく、出題頻度の低い箇所の勉強にまで力を入れてしまいがちなため勉強効率が非常に下がってしまいます。
そのため得点がやってもやっても伸びずに合格点に届かないという人はとても多いです。
過去問は最低でも3往復はやっておくことをおすすめします。
登録販売者試験の勉強が頭に入らない・覚えられないという人はどうすればいい?
登録販売者の知識は細かい知識や専門的な用語が多く、頭に入らないと悩んでいる人も多いようです。
そんな方におすすめなのもやはり上述した過去問を解くことです。
登録販売者の試験は過去問が非常に重要なカギを握るというのは先ほど述べたとおりですが、
それは出題傾向を知るためや、過去問からの問題に対応するためでという理由だけでなく過去問を解くことで頭に知識を残しやすいためという理由があります。
勉強のコツはテキスト等で知識を頭に入れる「インプット」と、その知識を基に過去問を解いたりノートにまとめる「アウトプット」を繰り返すことだと言われています。
その理由はインプットとアウトプットを繰り返すことで、頭だけでなく経験として記憶に残るためとも言われています。
テキストを読んで過去問を解くという作業は勉強が頭に入らないという人にも非常におすすめの勉強法なので、ぜひ試してみてください。
登録販売者の勉強でノートは取らないのはアリ?
登録販売者の試験勉強に限らず、テキストや講義内容をノートに取らないと勉強した気にならない方がいますが、正直ノートを取らない勉強でも問題はありません。
むしろ、キレイなノート作りに力を入れすぎて肝心の勉強効率が落ちてしまうくらいなら取らない方がマシとさえ言えます。
ノートを取ることが苦痛で勉強効率やモチベーションが落ちてしまうくらいならば、ノートを取ることを辞めてしまうことも一つの方法です。
登録販売者の勉強がしんどいと感じたときは
登録販売者の勉強がやればやるほどしんどいと感じてきてしまい、諦めようかと考えてる人も少なくないと思います。
忙しい日々から勉強時間を捻出して毎日継続すると言うのは簡単なことではありませんよね。
勉強のしんどさから今まさに諦めてしまおうかと悩んでいる人もいることでしょう。
ですが、そこで諦めてしまうのは非常にもったいない話です。
登録販売者の試験の難易度は決して高くはありません。
どれだけ受からないと感じても、諦めなければきっといつか合格を手にすることができます。
ですが、そこで諦めてしまっては今まで頑張って来た勉強時間はすべて無駄になってしまいます。
難しい勉強内容にしんどさを感じる気持ちは非常に分かりますが、ぜひ苦しいと感じたときこそ合格後の自分をイメージしてもう一歩だけ頑張ってみましょう。
【登録販売者の試験に受からない】まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に登録販売者試験に受からない人の特徴をもう一度おさらいしていきます。
ポイント
- 複数のテキストを使っている
- 古いテキストを使い続けている
- 短期合格しようとしている
- 過去問をやっていない
これらの特徴に心当たりがある人は、上述した対策をぜひ試してみてください。
登録販売者の試験は独学でも努力次第で必ず合格できる試験です。
皆様の合格を心から応援しています。
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