清掃の仕事について調べていると「清掃の仕事は恥ずかしい」なんて意見を目にしました。
私たちの日常を支えてくれる重要な仕事のはずですがなぜこのような声が出て来るのでしょうか。
清掃の仕事は本当に恥ずかしい仕事なのか。なぜそのように思われてしまうのか。
実際に清掃の仕事を経験してみて感じたその辺りの理由をもとに解説していきますので、少しでも清掃業の素晴らしさを理解して頂けたら幸いです。
清掃の仕事は恥ずかしい?
結論から申しますと、清掃の仕事は恥ずかしいどころか誇るべき仕事です。
公共の施設や、普段何気なく歩いている歩道。
病院やホテルの客室。など私たちは清掃業の方の恩恵は日々いたるところで受けています。
当然ですが清掃業が上手に機能していなかったり、清掃の仕事をする人がいなければ、
ゴミは散らかり放題、汚れは積もっていくばかりの不衛生な中で生活しなければならず、日本全体がもっと荒んだものとなっているのは間違いありません。
そう言った意味でも、恥ずかしいどころか間違いなく人の役に立つ尊敬されるべき仕事のはずですよね。
ですが、なぜ「清掃の仕事は恥ずかしい」、「底辺だ」なんて心無い言葉が出てきてしまうのでしょうか。
色々な意見をもとに私なりに考えてみた結果、
清掃と言う仕事があまりに日常に溶け込みすぎていて尊敬されにくい立場になってしまっているからと言う理由が大きいのではないでしょうか。
清掃の仕事はなるべく人がいないタイミングを見計らって業務に取り掛かる裏方的な役割です。
利用している人が見るのは、どちらかと言えば清掃業の方が仕事を終えてキレイになった後の姿ですので、
清掃業の方の頑張りが目に見えづらく感謝を感じにくい。
それどころか綺麗であることが当たり前で、汚れていると「ちゃんと掃除しろよ」なんて思われてしまうこともあるくらいです。
本来は綺麗なことに対して清掃の方の丁寧な仕事に関心するべきであるのに、
日常的な出来事過ぎてそれがいつしか逆転してしまっているのが現状が、清掃という仕事への敬意を忘れさせてしまっているのではないでしょうか。
他にも、汚い場所を掃除すると言うイメージや、体力が必要そうで大変そうなイメージなどを抱く人も多いです。
そんな勝手な印象が清掃と言う仕事辞退に抵抗を抱かれてしまうことも一つの原因かもしれません。
このように、世間的なイメージや裏方的な役割でどうしてもネガティブに見られがちな清掃の仕事ですが、
ここまで解説してきたとおり、人の当たり前の生活を支えてくれる尊敬されるべき仕事です。
清掃の仕事は若い人が少ない?
清掃の仕事は若い人が少ないと言われています。
私も20代の頃にホテル清掃の仕事を何度かさせて頂きましたが、一番年齢が近い方で50代くらいの主婦の方でした。
私自身は清掃の仕事が好きだったこともあり積極的に求人に申し込みましたが、
やはり若い人から人気とは言い難い仕事ではあるのかもしれません。
なぜ、清掃のバイトに若い人が少ないのでしょうか。
カフェやコンビニなどの目につきやすく求人も多い人気の仕事に流れてしまうというのが大きい理由だと思いますが、
他にも学生の場合はやはり学校終わりに働ける仕事を希望する人が多いですが、
清掃の仕事は早朝や夜勤の募集も多いので、その辺りのニーズが噛み合わないというのも一つの要因かもしれませんね。