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愛玩動物飼養管理士とは?1級と2級の違いなど解説

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愛玩動物飼養管理士とは?1級と2級の違いなど解説

 

ペットの愛護や適正な飼養に関する知識や技能が求められる愛玩動物飼養管理士の資格をご存じでしょうか。
今回は愛玩動物飼養管理士の資格について、メリットや1級2級の違いなどの疑問について解説していきます。

1級 2級
資格取得までの期間 6~8カ月
認定までにかかる費用 受講受験料 34,000円 32,000円
認定登録料 20,000円 8,000円
取得の難易度

 

 

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愛玩動物飼養管理士とは

 

愛玩動物飼養管理士とは『動物の愛護及び管理に関する法律』に基づき日本愛玩動物協会が認定する民間資格で1級2級があります。

ペットに関する愛護や、養い育てることを意味する飼養の知識・スキルを修得して試験に合格した者が取得できる資格であるため、ペットを飼う人やペットショップ等で働く人にとっても有用な資格です。

ポイント

下記でも説明しますが、愛玩動物飼養管理士を手に入れることで多くの地域で動物取扱責任者になることもできるため、それを目的にして取得を目指す人も多いですね。

 

愛玩動物飼養管理士1級・2級の違い

愛玩動物管理士1級は2級の上位資格です。

そのため愛玩動物飼養管理士の1級と2級は修得に必要となる知識に大きな違いがあります

そのため、1級を取得するには2級の試験範囲である飼養管理に関する知識や関係法令など基礎的な知識を修得したうえで、1級の試験範囲である栄養学や疾病についても修得しなければならないため、2級の知識をさらに掘り下げたものを修得することができます。

 

さらに、上位資格である上級愛玩動物飼養管理士になるためには1級の取得が必須になります。
2級では受験資格を満たさないため、取得を目指すならば1級を取得する必要があります。

ポイント

それ以外は1級と2級でできることに違いが出る訳ではないため、動物管理責任者になることを目的に受験した人は2級以上は取らないという人も多く、2級を取得してさらに知識を深めたいと考えている人が1級を取るというパターンが多いようです。

 

注意ポイント

1級については2級取得後でないと受験資格が得れないため、1級を取得する場合も2級から受験することになります。

愛玩動物飼養管理士のメリット

愛玩動物飼養管理士を取得することで以下のようなメリットがあります。

①動物取扱責任者になることができる

ペットショップやペットホテルなど第一種動物取扱業と呼ばれる事業を開業する際は必ず動物取扱責任者を配置しなければなりません。

動物取扱責任者は誰でもなれる訳ではなく、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。

①獣医師免許を取得すること

愛玩動物看護師を取得すること(こちらは将来的に取得できる資格であり、現在はまだ取得ができないため、事実上不可能となっています)

③種別に係る半年以上の実務経験又は実務経験と同等の1年間以上の飼養経験、
かつ、種別に係る知識及び技術について 1 年間以上教育する学校等を卒業

④種別に係る半年以上の実務経験又は実務経験と同等の1年間以上の飼養経験、
かつ、公平性、専門性のある団体が行った試験により資格等を得ていること

 

①~③までは獣医師の取得や学校の卒業などハードルが高く要件を満たしにくいため、これから開業を目指す人は④の公平性、専門性のある団体が行った試験による資格を取得することで動物取扱責任者を目指すという場合が多いです。

そして、愛玩動物飼養管理士は多くの自治体においてこの資格として認められているため、比較的取得が容易な愛玩動物飼養管理士を取得することで動物取扱責任者を目指すこともできます。

「動物取扱責任者について詳しく知りたい」、「動物管理責任者になれる資格を知りたい」という方は以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。

動物取扱責任者になるには?研修や改正のポイントを詳しく解説

ペット
動物取扱責任者になるには?研修や改正のポイントを詳しく解説

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②ペット関係の仕事に就くために役に立つ

ペットショップやペットホテルなどで働くために必須の資格というのは基本的にはありません。

そのため就職活動の際は動物に関する民間資格を取得することで就職・転職活動の際はアピールするという人が多いです。

愛玩動物管理士もその一つであり、動物の習性や飼養の知識を有することが証明できる愛玩動物管理士はペットショップなどでの採用試験で強みになります。

また、近年のペットへの需要の高さからペット可の賃貸や老人ホームなども増えているため、ペットの飼養に関する知識が必要となる住宅設計や運営管理などに役立てようと不動産関係やマンション管理を担う人が取得するというケースもあります。

愛玩動物飼養管理士はペットシッターの仕事とも相性がいいため、ペットシッターの資格と併せて取得する方も多いです。

こちらの記事ではペットシッターの資格のおすすめも紹介しているため、参考にしてください。

ペットシッターにおすすめの資格を難易度ごとに紹介

ペット
ペットシッターにおすすめの資格を難易度ごとに紹介!独学でも取れる資格は?

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③ペット共生住宅管理士の受験資格になる

日本愛玩動物協会では、ペットと暮らしやすい住宅に関する専門知識を有すると証明する「ペット共生住宅管理士」の資格も認定しています。

ペットは室内で一緒に暮らすという価値観が高まってきている中で注目されている資格の1つです。

 

そんなペット共生住宅管理士のペット共生住宅管理士の受験資格として愛玩動物飼養管理士の取得が必要になります。

 

 

愛玩動物飼養管理士を取得するには

愛玩動物管理士は日本愛玩動物協会から認定を受ける必要があります。
主な流れは以下の通りです。

愛玩動物管理士取得までの流れ

  • 資料請求・受講料の振り込み
  • スクーリング・課題報告問題の提出
  • 認定試験

 

①資料請求・受講料の振り込み

日本愛玩動物協会の公式ホームページから資料の無料請求を行います。

郵送されて来る資料に申込用紙が入っているため、申し込みと受講受験料の払い込みを行います。
また、申込を行うことで愛玩動物飼養管理士のための教材が数回に分けて順次届き、学習の際はこの教材を参考にしながら進めて行くことになります。

資料請求は無料で受け取ることができ、その後の申し込みは資料を見てから決めることができるため、もしも少しでも気になるならばまずはお試しで資料請求をしてみましょう。

資料請求コチラ

②スクーリング・課題報告問題の提出

この後に行われる認定試験の受講のためにはスクーリングを1日受講する必要があります。

1級 2級
受験資格 2級愛玩動物飼育管理士の認定登録を受けた者 15歳以上であること
開催場所 全国主要都市 東京・愛知・大阪・福岡
スクーリング実施時間 10:00~17:00
講習内容 動物関係法令Ⅱ・人と動物の関係学Ⅱ
動物の行動と社会
犬と猫の栄養学
動物の疾病とその予防
動物の飼養管理と公衆衛生
愛玩動物飼養管理士、人と動物の関係学Ⅰ
動物関係法令Ⅰ
動物の飼養管理Ⅰ(総論、犬と猫の飼養管理)
動物の飼養管理Ⅱ(その他哺乳類・鳥類・爬虫類の飼養管理)
動物のしつけ
受講受験料 34,000円 32,000円

また、スクーリングが終わると課題報告問題が送られて来ます。
課題報告問題集には教本の重要ポイントがピックアップされているため、認定試験を受けるための知識の総まとめに役に立ちます。
この課題報告問題を提出しなければ次の認定試験を受験できないため、必然的に提出する必要があります。

 

③認定試験

最後に認定試験を合格することで愛玩動物管理士を取得することができます。
出題はマークシート方式で行われ試験時間は75分です。

試験後1か月程度で合否結果が送られて来ます。
合格の場合は1級が20,000円2級が8,000円の登録料を支払い、愛玩動物管理士に認定されます。

 

愛玩動物飼養管理士の難易度

愛玩動物管理士の認定試験の合格率は2級1級ともに80%近い合格率を毎回出しています。
それは課題報告問題の提出により重要なポイントのチェックができたり、ある程度の実力判定ができるため試験の対策を立てやすいというのも大きな原因でししょう
そのため比較的取得しやすい難易度の資格と言えます。

愛玩動物飼養管理士の取得までの期間

愛玩動物飼養管理士の取得までには6~8ヵ月がかかるとされています。

愛玩動物飼養管理士の試験は年2回実施されていますが、試験への申し込み期間は決められているため、そのタイミングを逃すと次の申し込みは数か月ごと大幅に遅れるため取得は計画的に行いましょう。

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