「これからバイトを始めたいが、週一程度で入りたい」
「今働いているバイトの出勤を減らして週一程度で入りたい」
このように考えている人も多いのではないでしょうか。
ですが、それが迷惑ではないかと気にする人も多いのではないかと思います。
今回は採用を担当した経験のある私が、現場の担当者目線で解説していきます。
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バイトを週一で入るのは迷惑?
まず初めに、バイトに週一で働いたら迷惑かと悩んでいる方の多くは、このいずれかのパターンであることが多いです。
- これからバイトをしたいけど、週一で働きたいという人
- すでに働いているけれど、出勤日数を減らして週一にしたいという人
これら二つの場合に応じて、週一での勤務は迷惑なのかという点について解説していきます。
①これからバイトをしたいけど、週一で働きたいという人
まず、職種にもよりますが、基本的にはアルバイトの週一での募集というのはあまりありません。
バイトを採用する基準として、出勤日数は非常に重要視されます。
特にバイトとして人気のサービス業や飲食業は出勤日数は最重要ポイントとも言っても過言ではありません。
ですので、迷惑か迷惑でないか以前に週一では多くのバイトで雇われないというのが正直なところです。
一方で、人手不足の多い業種や、業務内容がそこまで難しくなく仕事を覚える必要が少ない業務などでは週一で歓迎してくれるところもあります。
下記にて週一でも歓迎されやすい職種を紹介しているので、週一で働きたいという人はそちらも参考にしてください。
②すでに働いているけれど、出勤日数を減らして週一にしたいという人
私生活の事情などにより、今の職場には残りたいけれど週一程度の出勤では迷惑なのではないかと悩んでいる方の話も多く聞きます。
これについては、バイトに入ってからの経験年数や、人間関係。
職場の環境など様々な要因があるため一概には言えませんが、必ずしも迷惑と言う訳ではありません。
そもそもなぜ週一のバイトを採用側が取りたがらないのか、その理由については以下のようなものがあります。
- 仕事を覚えるまでに時間がかかる
- 週一程度では本当に熱意をもって取り組んでくれるのか怪しい
- 事務手続きが増えて面倒
- 週一だとシフトの管理が大変
このような理由が考えられます。
しかし、これまでそのバイト先で十分経験を積んで戦力として活躍していた実績があるならば、上記の問題点はかなりクリアできます。
そのため店側も辞めてしまうくらいなら週一でも残ってくれた方が助かるという場合も多いです。
「仕事は辞めたくない、でも週一の出勤程度では迷惑になってしまうかも」
そんなふうに決めつけずに、一度管理職の方に相談してみてもいいかもしれませんね。
一方で、入社後すぐに出勤日数を減らして週一程度にしたいと言われる場合は正直迷惑と感じることもあります。
最初は週3か4程度入れるという話だったから採用したのに、まだ戦力になっている訳でもない内に出勤日数を減らして週一にしたいと言われれば、店側の予定を狂わすことにもなりかねません。
ダメ元でのお願いだったとしても、「話が違う」と悪印象を与えてしまう可能性もあるため、このあたりの見極めは注意しましょう。
バイトの週一から募集は嘘の可能性はある?
たまに「週1日3時間からOK」なんて求人があったから週一で応募したら落とされたということがあります。
「週一からOKなんて嘘じゃん!」と言う気持ちになりますよね。
まず、なぜ企業がこのように書くのかと言えば、はやはり週一からOKと書くと応募の敷居が下がりやすいというのもあります。
しかし、店側としてはこの文言は決して嘘で出している訳ではない場合が多いです。
(もちろん、悪質なところは嘘という可能性もあるかもしれませんが)
店側の意図としては「週一からでも応募はできるけれど、雇うかどうかは分からない」。
つまり週一でもどんどん雇うと言う訳ではなく、あくまで最低条件として打ち出している場合が多いです
やはり、基本的には多くバイトに入れる人を雇いたいと考える企業が多いため、週一希望の人と週4希望の人が同時に来れば週4の人を優先させる場合が多いです。
一方で、休日や繁忙日などにピンポイントで入れるならば週一でも雇うよ。
という意図で打ち出しているところもあります。
週一からOKが必ずしも嘘ではないかもしれませんが、週一で雇われる可能性は決して高くはないくらいに思っておくのがいいでしょう。
バイトを週一のみの勤務だと仕事が覚えられない?
仮に週一で大丈夫とバイト先に言われたとして、仕事を覚えられるかという不安もあると思います。
この点については正直なところかなり苦労するでしょう。
仕事を覚える際に大切なのは、何よりも現場に慣れることです。
どんなに要領の悪い人でも1週間続けて同じ業務をすれば、一通りの業務内容は覚えることができるようになるはずです。
仮にその後しばらく休みが続いたとしても、自転車の練習と同じで一度見についたならば少し間が空いても体が覚えています。
ですが、週一のバイトだと一度やった業務を次に行うのは1週間後になるため、なかなか現場にも慣れませんし、どれだけメモをしても忘れてしまうことも多いはずです。
業務の内容や覚えることの多さ次第ではありますが、ある程度の苦労をすることは覚悟しておきましょう。
週一でも歓迎されるバイト
ここまで、週一のバイトは雇われにくいと書きましたが、週一でも歓迎されやすいバイトというのもあります。
- 人手が足りてない
- 業務内容が難しくなく、仕事を覚えるのに時間がかからない
- 登録制だったり、固定して同じ場所で働き続ける訳ではない仕事
これらの特徴を踏まえたうえで、週一でも歓迎されやすい職種をご紹介していきます。
警備員
警備員のバイトは交通誘導や施設内の警備など様々な種類があります。
どれも業務内容はそこまで難しいものもなく、人手も不足している場所が多いため週一でも歓迎されやすいです。
夜勤に入れるならば週一でも雇われる可能性はかなり高くなるでしょう。
ただし、一回の拘束時間が長い場合があるので、その点については事前に確認が必要です。
塾講師・家庭教師
塾講師や家庭教師は、1日の中でコマを設けているため、比較的週一でも雇って貰いやすい傾向にあります。
給料も高額で設定されている場合も多く、大学生からも人気のバイトです。
学業が忙しくて週一程度で働きたいという人には最もおすすめしたいバイトです。
派遣バイト
派遣バイトは、派遣会社に登録して短期間で働くバイトです。
1日のみの募集も多く自分のライフスタイルに合わせやすく、職種も多くの種類のなかから選べるうえに時給も高く設定されていることが多いです。
職場が色々と変わることに問題がないならば週一程度で派遣バイトに登録してみるのもいいですね。
介護系
介護系の仕事は人手不足の場所も多く、週一での募集も多くあります。
特に訪問介護などは登録制を用いていることも多いため、週一でも歓迎しているところも多いです。
ただし、こちらは資格や経験が必要となる場合も多いため、2か月程度の研修などで取れる「初任者研修」などの資格を取得しておくと働ける場所や内容の幅も広がるでしょう。